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再度売られ始めた中国国債
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4561373.html
2013年10月27日 NEVADAブログ
ウオールストリートジャーナル紙は、一面トップで中国国債の利回りがジャンプしたと報じています。
10年物国債利回りは、4.20%と2007年11月に4.6%をつけて以来の高利回りとなっています(価格は下落)。
統計上は、中国経済の成長が加速しているためですが、この成長計算の基礎になっているのは「不動産」です。
中国、特に、北京・上海・海南島などの不動産は、中国共産党幹部が支配していると言われ、価格は上がりこそすれ、下がることは統計上あり得ず(いくらでも操作できるからです)、このような操作された価格をベースにするGDP統計など、いくらでも操作できます。
問題は、このままいけば中国の国債発行額がGDP100%を超えて、日本につぐ世界最悪の事態になりつつあることであり、国債市場がこのまま売られ続ければ、金融機関が保有する国債に膨大な含み損が発生することと、理財商品との金利差がなくなることです。
理財商品は利回りが銀行預金・国債利回りよりはるかに良いとして、300兆円とも500兆円とも言われる膨大な額を集めたものですが、国債利回りが4%を超えて、5%を超えてくれば、一部の理財商品と同じ程度の利回りになり、これなら何も理財商品に投資する意味がなくなります。
このためもあり、今や理財商品では利回りが10%を超えるものも出てきていると言われており、これで長期の不動産投資に回している訳であり、破たんしない方がおかしいと言えます。
国債が売られている中国の金融市場は、警戒警報が鳴っていると言えますが、先ほど、到着しましたニューヨークは、今まで以上に車のクラクションがうるさく、運転手を見ていますと、イライラしているのがわかります。
売上が上がっていないのです。
ニューヨーク・マンハッタンのショップも今月末で閉まる店もあちらこちらに見られ、景気の悪化が進んでいるのがわかりますし、パークアベニューの金融機関が入居します一等地のオフィスビルを見ますと、空いている階が10階建て3階もあるビルがあったりしており、次第に金融市場が不況を乗り切るために、手を打っているのがわかります。
一般報道ではアメリカの景気はよいとされていますが、地面を歩けば、また違って姿が見えてきます。
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