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4年ぶりの減少に転じた生産(アメリカ)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4560743.html
2013年10月26日 NEVADAブログ
10月のアメリカの生産指数が9月の55.3から一気に49.5にまで落ち込み、拡大・縮小の分岐点である
50を割り込み縮小域に入り込んでおり、これは2009年以来の事態であり、今のアメリカ経済が猛烈な勢いで縮小しているのがわかります。
また、一般に知られています米国のPMI(購買担当者景気指数)は、9月の52.8から51.1に落ち込み、2012年10月以来の低水準に落ち込んでおり、専門家の予想である52.5より悪化しています。
アメリカ企業の経営者は、日々需要動向に目を光らせており、これは担当者よりはるかに厳しい目で数値を見つめていますので、購買担当者の指数の変化を敏感に感じ取り、消えゆく需要に対処するためにリストラ等を急ぎます。
今の株式市場を見る経営者なら、今はバラ色と思うでしょyが、そのような経営者は殆どおらず、今は自社の売上・受注動向・一般社会の動きを見て、大急ぎで既報の通りのリストラを行っているのです。
金融機関、製造業、飲食関係等々、あらゆる業種でリストラが進み始めており、これで不動産関連でリストラが始めれば、それは不動産バブルの崩壊が近いという「シグナル」になります。
生産が減れば、原材料も人も電気もいりません。
商品市況にも影響が及ぶのは避けられませんので、今後、米国はデフレに直面することになりますが、問題は金融緩和でインフレモードになっていることです。
これだけお金をばらまいてもインフレにならないとなれば、金融緩和を停止した途端、物凄いデフレが市場を襲い、企業はバタバタと倒産していくことになるからです。
デフレは続けば、FRBは永遠に金融緩和を続けることになり兼ねず、それはFRBの破たん、即ち、米国政府のデフォルトより更に悪い事態を引き起こします。
金融緩和で経済成長が加速したことは経済学史上なかったことで、今のFRBもECBも日銀も壮絶な実験を行っていることになりますが、今の経済を見る限り、失敗していると言え、この失敗のつけはとてつもなく大きなつけとなって我々に跳ね返ってきます。
このような事態を見て、アメリカの富裕層は先を競うように、現物資産に金融資産から移転させているのです。
最後まで残るのは「個人」となるのでしょうが、今後起こる破たんはリーマンショックを遥かに超えるとてつもない巨大な破たんであり、株や不動産で浮かれている個人は再起不能な状態に落ち込むことになるはずです。
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