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米カリフォルニア州で開かれたドッグ・サーフィン大会に出場したペット犬。米国内でペットの謎の病死への不安が広がっている=9月30日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(ロイター)
謎のペット大量死を追え! 共通点は中国産…全米に飼い主の不安広がる
http://www.sankeibiz.jp/express/news/131025/exd1310250900000-n1.htm
2013.10.25 10:02 SankeiBiz
米国内で、ペットの犬や猫がおやつ用のジャーキーを食べた後、病気になり死亡する事例が多発していることが判明し、飼い主たちに不安が広がっている。米食品医薬品局(FDA)が24日までに公表したもので、2007年以降に約3600匹が病気になり、うち約600匹が死亡した。ジャーキーの大半には中国産の原材料が使用されていたとしているが、原因は特定できていない。FDAは飼い主に注意を呼びかけるとともに、獣医師らに協力を要請。中国当局とも連絡を取り、大切なペットの命を奪う謎の病気の解明に全力を挙げている。
「われわれが遭遇した疾患の大発生事例の中でも、最も難しく謎が多い症例の一つだ」。FDA獣医学センターのバーナデット・ダナム所長は22日に公式サイトで公表した「ペット用ジャッキーに関連する疾患」情報の中で、こう指摘した。
ロイター通信や米CBSニュースなどによると、疾患は犬が3600匹、猫は10匹の報告がありうち計約580匹が死亡した。ジャーキーを食べた後、食欲の減退や下痢、嘔(おう)吐(と)の症状がみられた。さらに詳しく調べたところ、6割の症例で胃に、3割で肝臓や泌尿器に異常をきたし、重篤(じゅうとく)なケースでは腎不全や胃腸内の出血、けいれんなどを起こし死に至る。
サンプルとして入手したジャーキーを検査したが、原因物質は検出されていない。被害は特定のブランドに集中しているわけではなく、「多数で報告されている」という。
共通点は鶏肉や鴨(かも)肉、さつまいも、ドライフルーツなどが使われていたことで、その原材料のほとんどが中国産だった。しかし、米国ではペットフードメーカーに対し、法律で原材料の生産国の表示を義務付けておらず、消費者はそれを知ることができないのが実情だ。
今年1月には、FDAがニューヨーク州の試験所で行っているサンプル調査で、2社のペット用ジャーキーの鶏肉成分から米国で未承認の抗生物質など6種類の薬物が検出された。いずれも中国産の原材料が使用されていたという。薬物は低レベルで今回の大量死との関係は不明だが、回収措置が取られた。さらに07年にはペットフードに使われていた中国産原材料に化学物質が含まれており、4000匹のペットが死亡する事態も起きている。
ダナム所長は「動物を愛する者として、早急に原因を突き止め、被害の拡大をストップさせたいと願っている」と述べ、各方面に協力を求めた。具体的には獣医師らに発症したペットの血液や尿などの提供を要請。飼い主には、発症したペットに与えたジャーキーを保管するよう呼びかけている。また、原材料を生産した中国の工場の調査も進めているという。
これに対し、CBSニュースは、全米に広がる飼い主たちの不安を伝えた。「私は最近、飼い猫を腎不全で亡くしたが、これが原因だったかもしれない」「ペットは家族の一員。ペットフードの原材料の産地や製造過程などを開示させる法律が必要だ」。中国産に対する不信に加え、メーカーの製品表示への不満も高まっている。(SANKEI EXPRESS)
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