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2013/10/24 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「ダマされた!」と思った人もいるだろう。阪急阪神ホテルズが運営する8ホテルの計23店舗で“ニセ食材”を使っていた問題だ。「鮮魚のムニエル」とうたいながら実は冷凍保存の魚を使ったり、「九条ネギ」の正体が普通の青ネギだったりと、表示と異なる食材の提供例は47件。06年3月から13年9月までの利用客は7万8775人に上るというから、凄い数字だ。
食材のニセ表示は少なくない。11年8月には宮崎県のシーガイアがホルスタインを「宮崎産和牛」として出すなど計45メニューの不正表示が発覚。消費者庁によると、12年度に全国から寄せられた食品表示に関する苦情などは625件。51の業者が行政指導を受けた。
「消費者問題研究所」代表の垣田達哉氏によると、現行のJAS法も景品表示法も、ホテルやレストランを取り締まる条文はないという。スーパーなどでは農水省や厚労省のGメンがニセ表示をチェックしているが、飲食店は“治外法権”なのだ。
「そのため店側は“内部告発がないかぎりバレない”と高をくくっています。しかもニセ表示は簡単に見破られるものではない。たとえば、阪急阪神ホテルズもやっていた牛肉に牛脂を注入する方法。安い肉を重ね合わせた成型肉でも和肉の牛脂が入ると、焼くときに和肉特有の香ばしい香りが漂う。和牛のことを知っている人ほどこの匂いにダマされてしまいます。無農薬の野菜や産地をごまかした地鶏など、食品の多くは見分けるのが困難です」(垣田達哉氏)
阪急阪神ホテルズが出していた「キャビア」は本物の20分の1の値段で買えるとびこ(トビウオの卵)だった。
経費を浮かせようとしたと勘ぐられても仕方がない。
「偽装表示のほとんどはコストダウンが目的。原因のひとつが中国、韓国からの観光客です」と言うのは旅行関係者だ。
「中韓の観光客は日本のブランド牛を食べたことがないので、“これが○○牛です”とニセ物を出されても気づかず、ブランド牛と信じてしまいます。しかも彼らは“たくさん食べたい”という気持ちが強いので、ホテルやレストランはニセ物でコストダウンを図ります。有名ホテルでは料理の最高責任者であるシェフが経営陣から“もっと利益を出せ”とせっつかれ、業者にニセ物を搬入させているという話も聞きます。徒弟制度の風潮が強いので、部下の料理人は文句を言えません」
料理はウソだらけと覚悟して食べたほうがいい。
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