http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/431.html
Tweet |
旧会社同士の壁が…/(C)日刊ゲンダイ
カネボウ、みずほ銀、阪急阪神H…合併企業で不祥事が続くワケ
http://gendai.net/articles/view/news/145443
2013年10月24日 日刊ゲンダイ
暴力団融資に揺れる、みずほ銀行と、食材偽装が発覚した阪急阪神ホテルズ。両社の共通点は、どちらも合併企業だということ。みずほは旧一勧、旧富士、旧興業が、阪急阪神は旧阪急ホテル、旧第一ホテル、旧ホテル阪神が、それぞれ合併して誕生した。
白斑被害を引き起こしたカネボウ化粧品も、06年に花王の完全子会社として、事実上の合併を遂げた企業だ。今年は合併企業による不祥事が多発している。別表に、21世紀に入ってからの合併企業の不祥事をまとめたが、その数の多さに改めて気付かされる。どうして、合併企業の不祥事が後を絶たないのか。
「一番の理由は、日本の合併企業内では旧会社同士に壁が生じて、情報の共有化がはかどらないこと。旧会社ごとに社風も違えば、仕事の進め方も違う。経営陣の『いずれ給与体系を一本化する』という言葉も口先だけで、出身企業によって月給に差が出ることもある。旧会社同士で主導権を争っていれば、なおさらのこと。ネガティブ情報を相手に隠そうとする意識が働き、皆が気付いた頃には傷が広がり、すでに手遅れ。そんなケースが目立ちます」(経済ジャーナリスト・重道武司氏)
危機管理コンサルタントの田中辰巳氏は「合併企業の不祥事は『みずほ型』と『カネボウ型』に分かれる」と、こう続ける。
「みずほはトップのたすきがけ人事が象徴するように、まだ派閥争いができるほど、出身母体同士に勢力差が生じていません。こうした企業はいざ不祥事が表面化しても、出身母体ごとに責任をなすりつけ合って、対応が遅れがち。今回の暴力団融資でも興銀出身の佐藤社長は『旧一勧の不祥事なのに』という態度がありありで、墓穴を掘りました。これがカネボウのように吸収合併のケースだと、事情が異なる。救済してくれた企業に迷惑をかけられないという意識が強く、吸収した側にも、旧企業の独立性を尊重しなければという意識がある。双方の遠慮が不祥事への対応を遅らせるのです」
この国では企業が合併してもロクな結果にならない。寄せ集め集団の民主党政権が失敗に終わったのも当然か。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。