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日本は安倍政権になってから外交が停滞してます。しかし世界は大きく動いています。
中国、ロシア、欧州を中心に、また、韓国なども、外交が活発のようです。
●台湾の馬総統、中国との政治対話に前向き発言
●11月5日に加盟交渉再開 EUとトルコ
●韓国、豪州など資源国との通貨スワップ推進
中国は先週、イギリスに人民元適格外国機関投資家(RQFII)制度の適用を認めました。
ロンドンで資格を有する機関投資家はオフショアの人民元を中国の株式や債券に投資することが可能になります。
また、ドルを介せず、人民元とポンドの直接取引を許可することでも合意しています。
そして、今後はシンガポールともRQFII制度を認める合意をしています。
●中国、RQFII制度をシンガポールにも適用 82億ドルの投資枠付与
ロシアのメドベージェフ首相が中国を訪問しています。
原油共同生産で合意しています。
メドベージェフとの会談後の記者会見で、中国の李首相は、2015年までに中ロ間の貿易総額を1000億ドル(約9兆8000億円)に増やす目標に触れ「1000億ドルと言わず、2000億ドルにも3000億ドルにも増やしたい」と強調したそうです。
●ロシア首相、中国首脳と会談 原油共同生産で合意
中国を公式訪問するインドのシン首相は出発前、「中国と共に努力し、全面的な関係発展を維持したい」、「国境地帯の安定を維持し、対立を避けて協力したい」、「両国にとって経済発展と国民生活の改善が最重要課題であり、両国にとって安定が非常に重要だとして、今回の訪中を通じて両国の未来志向の関係を強化したいとの考えを示しています。
●インド首相が訪中、「中国と共に努力し全面的な関係発展を」 国境問題は安定維持の考え―中国メディア
また、話題になっていたブラジル巨大油田は結局、中国が落札しました。
日本も一応名乗りを上げていたようですが、アメリカ・メジャーは盗聴問題で関係が悪化しているので入札に参加しなかったようです。アメリカの盗聴問題は、メキシコ、フランスに拡大しているようです。
●ブラジル巨大油田、中国企業など落札 大幅増産の可能性
ロシア、インドのトップが矢継ぎ早に中国を公式訪問していますが、南アフリカの大統領も続くようです。
●南アフリカ大統領、訪中予定
ロシアのセルゲイ・ストルチャク財務次官は、2015年にBRICS開発銀行の設置が可能だと発言しています
貿易決算でドルやユーロを介せず、直接自国通貨を決済通貨とすることが、BRICS開発銀行構想の重要な目的です。
ノーベル経済学賞のマンデル教授や周小川・中国人民銀行総裁らは、IMFのSDRを拡張し人民元や金を組み入れてバスケット通貨とし、それを不安定なドルの代わりに基軸通貨にする案を提唱しています。
その案が更に拡大されて、BRICS通貨が組み入れる動きがでてきそうです。
基軸通貨のシニョレッジの特権を失うことになるアメリカが反対することは明らかですから、ドルや円やポンドを除外した、バスケット通貨になる可能性があります。そうなると、基軸通貨は二極化します。
主導権争いになってもドルに勝ち目はないと思われます。
基軸通貨を支えるのは信用です。今現在の市場とか、流通量、流動性などは二の次です。信用があればすぐ解決します。
その信用を支えるのは経済力と軍事力と金保有量です。
アメリカは経済的に凋落していますが、軍事面でも防御兵器の技術革新によりこれから優位性が保てなくなります。中国は、A2AD(接近阻止・領域拒否)戦略をとっており、対艦ミサイルを強化しているのでアメリカの空母打撃群は中国に接近できません、
これに対向するアメリカのエアシーバトル構想は、物量作戦、人海戦術の飽和攻撃の前には無力です。空軍力を決めるのはパイロットの数です。パイロットを養成するのは金と時間がかかります。日本は戦時中パイロット養成をエリートに絞る方針をとったため、パイロット不足に悩みます。飛行機は余っていました。その時の反省がないのか、今の自衛隊のパイロットは優秀ですが数が少なすぎます。
中国は圧倒的な数のパイロットを毎年養成しています。自衛隊は、アメリカのお下がりの性能をダウングレードされたモンキーモデルの機体を使っています。それをぼったくり価格で買わされています。中国の空軍に機体の質や数ではすでに逆転されていますが、パイロットの面でもすぐ追いぬかれそうです。結局、アメリカは制海権を得られない以上、遠方からの空軍の攻撃になりますが、中国の圧倒的な数の空軍から制空権を奪うことはできないと思われます。
。●世界最強の戦闘機F-22ラプターがドッグファイトでEF2000ユーロファイターにボロ負け
また、アメリカは公称8000トン以上の金を保有していることになっています。岩本沙弓氏などは、アメリカは最終的な切り札として金本位制度を復活させドルを支えると予想しています。金を少しも売らず持ち続けたのはそのためということです。ニクソンショックに際しても金兌換が「廃止」ではなく「停止」とされたこともその理由としています。
しかし、仮にアメリカが額面どおりに金をまだ持っているとして、金本位に移行すれば、アメリカ国内の金は全て国外に流出してドルは暴落すると思います。
一方、人民元を中心にしたBRICSのバスケット通貨なら、経済と軍事両方の裏付けがあるので、そこに金の信用が加わると、なし崩し的に、基軸通貨の王座が交替すると思います。バスケット通貨構成通貨を発行する中国、ロシア、南アフリカは産金国であり、安定して金の供給が可能です。
日本は、このままアメリカ泥船と一緒に沈んでいくのでしょうか。
マスコミを総動員して、経済成長をアピールしていますが、外交政策が停滞している安倍政権の今後は、不安定なことは確かです。
http://hellow42.blog.fc2.com/blog-entry-219.html
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