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日本国債の格付け維持、成長率向上が重要=ムーディーズ
2013年 10月 22日 18:33 JST
[東京 22日 ロイター] - 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのシニア・バイス・プレジデント、トム・バーン氏は22日、日本国債の格付けを維持するためには、歳出削減だけでなく、成長率を高めることが重要との認識を示した。
また、消費税を10%に引き上げることができるかは、2015年の景気次第とみている。同氏は22日、ロイターなど複数メディアの取材に応じた。
ムーディーズの日本国債の格付けは2011年8月にAa3(安定的)に引き下げられて以降、変更はない。
発言要旨は以下の通り。
「日本のソブリン格付けの見通しが「安定的」に維持されているのは、政府が国債を低金利で安定的に発行し、資金を調達できると見越しているためだ。日本の金利は日銀の大胆な金融緩和により低水準で維持されており、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が今年5月に量的緩和の縮小を示唆し、米国やドイツの金利が上昇したときでも、それは変わらなかった」
「もちろん、将来的には政府の公的債務を減らすことが重要なのは当然だが、今の格付けの<安定的>という見通しを維持するためには、成長率を今後高めることが必要になる。アベノミクスの金融緩和によって、円安が進行し、輸出企業の競争力は高まっている。今後、労働人口が増えないな中で、GDP(国内総生産)を高めるには、いかに生産性を高めるかにかかっている」
「歳出削減については、社会保障費の伸び率を低くするような政策が期待される一方、消費増税自体は財政健全化に必要な政策であり、格付け上、プラス要因と考えている」
「今後は消費税を8%に引き上げたことによる景気への影響が、どの程度出てくるかを見極めたい。消費税を10%に引き上げることができるかは、2015年の景気次第だとみている」
「足元は、日本国債の金利が大胆な金融緩和によって低位に抑えられているが、国債市場への資金の流入が滞る可能性などもあり、中長期的には不確実性があるのは否めない。また、米国債の金利上昇による影響を受けることもあり得る。こうした可能性は今後1─2年内は小さいとみているが、多額の政府債務を抱える中で、中期的な持続可能性には疑問符が付く」
「いずれにせよ、格付けを評価する上では、基礎的財政収支を目標通りに、赤字を削減させ均衡させることができるかを注目している」
(伊賀 大記 編集;田巻 一彦)
日本債券:20年利付国債の過去の入札結果(表) (12:46)
財務省:20年国債入札、最低落札価格103円40銭(表) (12:45)
http://jp.reuters.com/articlePrint?articleId=JPTYE99L07D20131022
日生:国内債は最大6000億円増の可能性、低金利続けば外債に配分も
10月22日(ブルームバーグ):日本生命保険 は2013年度下半期の運用計画では、国内債券を最大で6000億円積み増す可能性がある。今後の国内景気の回復や緩やかな物価上昇基調により年度末にかけて、国内金利は緩やかに上昇するとみている。
日本生命の大関洋・運用企画部長は同日の記者説明で、国内債券について「足元は積極的に積み増す水準ではなく、金利水準を踏まえて、投入タイミングや金額は慎重に判断する」と述べた。国内債券の残高は引き続き増やす計画だが、低金利が続く場合には抑制し、外国債券に配分する可能性もあるという。上半期は残高を4200億円増やした。
外国債券の残高は、金利・為替水準を勘案しつつ配分を調整する。ヘッジ付き外資は、円金利代替資産の位置づけで、国内金利 との兼ね合い、海外金利の動向や為替動向を見ながら取り組む。オープン外債については為替リスク量に留意しつつ、機動的に為替リスクをコントロールする。
内外株式の残高は横ばいから減少。個別銘柄ごとに成長性や株主還元状況に着目し、中長期的な収益性向上の観点から取り組む。国内株式 は減少方向の計画としている。
貸付の残高は横ばいから減少の見込み。企業の資金需要に応じつつ、金利水準など条件を勘案する。成長分野に加え、海外展開支援融資ファシリティを活用した融資など、日本企業の外貨建ての資金需要についても積極的に取り組む考えだ。
不動産の残高は横ばいを維持する。リニューアル中心に投資しつつ、新規優良物件にも柔軟に対応する。「不動産市況は回復の兆しがあるが、まだまだ賃料上昇までの状況にはなっていない」と指摘。優良物件が出てくれば、投資する姿勢で臨む。
同社の13年9月末の一般勘定資産は53兆4800億円。内訳は一般貸付14%、国内債券が46%、ヘッジ外債12%、国内株式14%、オープン外債4%、外国株式3%、不動産3%となっている。
2013年度下半期運用計画一覧
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資産 国内株 国内債 外株 外債
残高 オープン ヘッジ
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日生 横ばい 増加 横ばい 金利・為替水準を勘案
〜減少 〜減少 しつつ配分を調整
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予想 10年国債 日経平均 米国10年債 NYダウ
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日生 0.85 15000 N/A 15500
0.55-1.15 13500−17000 N/A 14000-17000
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予想 円/ドル 円/ユーロ
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日生 98 127
93-103 117-137
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※表内の予想は上段が年度末中心値、下段が年度末見通し
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 伊藤小巻 kito@bloomberg.net;東京 野沢茂樹 snozawa1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Andreea Papuc apapuc1@bloomberg.net
更新日時: 2013/10/22 17:00 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MV27VB6K50YU01.html
ロンドン外為:ドル小動き−半月遅れの雇用統計発表控え
10月22日(ブルームバーグ):ロンドン時間22日午前の外国為替市場で、ドルは対ユーロで小動き。9月の米雇用統計の発表を控えて円に対しては0.2%高と前日に続き強含んでいる。
4日の予定だった雇用統計の発表は16日間にわたる米政府機関の一部閉鎖によって遅れていた。シカゴ連銀のエバンス総裁は21日、政府閉鎖が金融緩和縮小の遅れにつながるだろうと発言した。
ロンドン時間午前9時31分(日本時間午後5時31分)現在、ドルは対ユーロでほぼ変わらずの1ユーロ=1.3672ドル。対円では0.2%高の1ドル=98円37銭。円は対ユーロでは小動きの1ユーロ=134円47銭。一時は134円50銭と9月23日以来の円安水準となった。
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査では9月の米雇用者数は18万人増と4月以来の大幅増加が見込まれている。
原題:Dollar Holds Advance Before U.S. Jobs Data; VolatilitySlides(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Emma Charlton echarlton1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Rocky Swift rswift5@bloomberg.net
更新日時: 2013/10/22 18:05 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MV2B5D6TTDSW01.html
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