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地盤が固けりゃ言うことなし/(C)日刊ゲンダイ
新市場が起爆剤 1万3000人が移り住む「豊洲」の大激変
http://gendai.net/articles/view/life/145354
2013年10月19日 日刊ゲンダイ
<小中高等学校、病院もオープン>
工事車両と作業員が行き交うだけの殺風景な埠頭が、人口1万3000人のモダンな町に生まれ変わる――。市場移転を起爆剤に大胆な変貌を遂げるのが豊洲だ。
五輪開催は、恐らくブームが一段落したころになる。新市場の完成は2015年度。築地から南東に2.4キロ、晴海と有明に挟まれた豊洲埠頭に、40ヘクタールの新しい台所が誕生する。
「どの仲卸さんがどの場所に入るのか。指定の手続きやスケジュールを含めて、業界の方との協議はこれからです。開場の時期も決まっていません。ただ、もちろん東京五輪の前にはオープンしているはず。せっかくですから、多くの方に足を運んでもらいたいですね」(東京都中央卸売市場広報担当者)
現在は土壌汚染の対策工事が急ピッチで進められている。汚染が認められたのは771カ所。うち486カ所が8月末までに完了した。改善率は63%に達している。広さは築地の1.7倍。閉鎖型施設で温度管理が可能なこともあり、見学コースも整備される。民設民営の千客万来施設も併設される予定だ。
新たな観光名所が生まれれば、人の流れも変わる。最寄り駅「市場前」に停車する「ゆりかもめ」の運営会社は、詳細な調査こそ実施していないが、「昨年度はダイバーシティの開業で1日当たりの利用者は10万人を超えました。五輪開催と市場開場で伸びるのは間違いないでしょう」(同社営業係)と予想する。
風景に彩りを加えるのは市場だけではない。「市場前」から500メートルだけ離れた隣駅「新豊洲」の前には、17年4月に芝浦工大付属中学高校が移転してくる。その奥は44階建てのタワーマンション「スカイズ タワーズ&ガーデン」が建設中だ。地下鉄との乗換駅「豊洲」に向かって歩けば、来年3月オープンの昭和大学江東豊洲病院が見えてくる。近くには豊洲西小学校(仮称)も建てられる予定だ。
「小学校の隣や『新豊洲』の北側、『市場前』の北側、それと市場の奥で埠頭の先端に当たる区域は計画が未定です。タワーマンションやビルが開発されることで、人口は現在のゼロから1万3000人規模になると想定しています」(江東区都市整備部担当者)
豊洲エリアでは、数年前からタワーマンションが乱立している。需給のバランスは崩れ、いまだに分譲中というケースも少なくない。それでも「ららぽーとやイオン、ビバホームなど大きな商業施設が近くにあり、暮らしやすい場所。五輪や市場をきっかけに、利便性が再評価される可能性は高い」(東京カンテイ市場調査部上席研究員・中山登志朗氏)とみられている。
実際、豊洲に店舗を構える不動産会社によると、「海外投資家が物件を探していて、所有者へのアプローチもあったと聞いている」という。
これで地盤も固ければ文句なしだが……。
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