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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131021/dms1310211811009-n1.htm
2013.10.21
破綻リスクが高い国・地域
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/photos/20131021/dms1310211811009-p2.htm
世界各国・地域の財政リスクを示す「破綻確率ランキング」の最新版(9月末時点)が発表された。日本は破綻確率の改善が続き、低リスクの上位から数えて19位をキープした。一方、中国と韓国は、破綻確率が急上昇した前回からは持ち直したものの、市場における日本との信頼度の差は歴然としている。
いわゆる「破綻確率」は、国債の債務不履行(デフォルト)リスクを示す「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」の数値に基づき、5年以内にデフォルトする確率をはじき出したもの。一般に、その国のデフォルトを意識する投資家が多いほど、破綻確率やCDSは上昇する。
金融情報サービスの米S&PキャピタルIQが世界72カ国・地域の9月末時点の破綻確率とCDSをまとめたところ、日本の破綻確率は5・21%と、6月末時点の6・2%からさらに改善。破綻確率ランクもリスクが低い方から数えて前回と同じく19位と、トップ20圏内を維持した。
昨年3月末時点で8・0%だった日本の破綻確率は、安倍政権誕生後の昨年12月末時点で6・6%、今年3月末時点が6・0%まで改善し、今回はついに5%台まで危険度が低下した。
CDSも64・29ベーシス・ポイント(bp)と、前回の77・23bpから改善が目立つ。
一方、前回のランキングで最大の悪化を記録した中国の破綻確率は、前回の10・2%から7%台後半まで改善したが、ランキングは26位にとどまった。
「9月は中国の影の銀行(シャドーバンキング)問題がいったん落ち着き、経済指標も改善傾向にあったため、CDSも低下したのだろう。ただ、直近では9月の輸出がマイナスに転じるなど先行きは不透明感を増している」と国内大手シンクタンクのエコノミストは指摘する。
韓国の破綻確率も前回の7・9%から6・9%まで改善したが、ランキングは前回に続き25位と日本に水を開けられている。こちらも「政策効果で一時的に改善はしたが、最近は息切れが目立っている」(別のエコノミスト)のが実情で、2014年の成長率見通しは下方修正された。
低リスクの上位ランキングでは、前回に続いてノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北欧勢が占めた。米国は債務上限の引き上げ問題を受けて、前回の4位から9位へと大幅にランクダウンした。
一方、高リスクの方をみると、1位は前回に続いてアルゼンチン、そして2位には5ランク悪化したウクライナが入った。
ソブリン(国債)リスクは世界的に一息ついた形だが、依然、火種はくすぶっている。
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