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2013/10/18 「日本は裏切り者」TPPでアジアから注がれる厳しい視線〜岩上安身による首藤信彦氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/107308
IWJのインタビュー記事です。是非IWJを視聴下さい。
以下、要点纏め
(1)安倍自民党政権の立場が、「聖域は守る」⇒「参加します」⇒「推進側で協議中」と態度を豹変させ、アメリカの要求の丸呑み状態になり、アジア各国から裏切り行為として非難されている。←日本政府はアメリカの利益を守るために隷属的な作業をしている。
(2)アメリカ本国はUSTRが閉鎖され、TPPは休業中←本国では不要不急な存在でしかない。
(3)日本は「軽自動車優遇措置の廃止、アメ車の輸入割合を20%以上にする」などアメリカ側の関税撤廃条件を鵜呑みにする日本国内の政策の変更に邁進中。
(4)アメリカは自動車のサプライチェーンでの部品供給をアメリカ企業にやらせないと、関税を引き下げないと言っている。これは日本の中小企業の職を奪ってアメリカに渡す政策である。このような条件はベトナムの繊維でも遣っている。糸をアメリカから飼わないと織物の輸入を認めないなど、全く自由貿易の思想とかけ離れた条件を出している。
(4)消費税の戻り税問題がある。日本国内消費税相当分を税務署から輸出企業へ還付される仕組みになっていて、年間2兆円の実績がある。この還付の恩恵は日本国内の下請けには廻らずに、大企業のみ丸儲けの仕組みである。日本国内の下請けの中小企業は消費税分の値下げを要求され赤字が増えるだけである。←経団連が消費税増税賛成に廻るからくりは此所にある。
(5)アフラックのガン保険は、日本国内での商品開発を認めず、独占状態にある。保険料が安いのは、支給条件が沢山あってほとんどが支給資格なしになってしまう現実がある。つまり日本人は実際には給付が無いのに、給付されると思って保険料を払い続けている。
(6)米の関税を守るといっても加工品にすれば関税無しで輸入出来る抜け道が一杯出来ている。謳い文句だけで米は実質海外から入ってくるようになる。窓口規制でこれを押さえるとISD条項で日本政府が訴えられる。日本政府は行政権限さえTPPで喪失する恐れがある。
(7)ドラキュラ作戦(内容を日に晒すと自然に消えていく)が有効である。マレーシアなどTPPから離脱する動きがある。
(8)アメリカはTPP成立は諦めて二国間平行協議で実質を取りに来る作戦に切り替えている。
(9)安倍自民政権がこれほどアメリカに従属して売国行為を行うのは、日本の軍事国家化を認めて貰いたいという一途な思いがあるからだろう。当のアメリカではTPPと安全保障は全く別な課題でバーター取引する物ではないと言っている。
(10)自民党は結党の歴史からいって占領軍の植民地支配のためにアメリカの資金で作られた政党である。先祖帰りしている。
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