http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/323.html
Tweet |
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131020-00043253-diamond-nb&p=1
ダイヤモンド・オンライン 2013/10/20 13:05 ザイ編集部
なぜ数億〜数十億円も稼ぐスポーツ選手や芸能人が、時に破産してしまうのか? その理由は「富を維持するには、お金だけでなく、相応の資質が必要だから」。長く稼ぎ続ける投資家になるために必要な3資本、知的資本を支える5つの資質について解説する。
◎お話を聞いたのは
伊藤邦生さん 国内大手金融機関勤務を経て、不動産投資のコンサルタントに。多数の成功者を輩出した経験を踏まえた著書『年収1000万円の貧乏人 年収300万円のお金持ち』(中経出版)がベストセラーに!
● 儲かった途端、それ以上の損失を被ってしまう理由
さて、先の2つの法則をひとまずクリアし、「ゴールドリバー」から相応の利益を手にできたとしても、実はさらなる関門が待っている。
それはどんな投資環境下であっても、「ゴールドリバー」の水を絶やすことなく、投資を継続すること。実はコレが意外にも難しいのだ。
たとえば、相続や宝くじでたまたま大金持ちになった人、数億〜数十億を稼いだスポーツ選手や芸能人が破産するような話は決して珍しくない。
「富を維持するには、お金があるだけではダメで見合った能力が必要だからです」と伊藤さんはその理由を解説する。同様に、たまたま相場の波に乗って儲けた人が、調子に乗ってリスクを取り過ぎると、ひとたび環境が変わった途端、大損失を被るリスクがあるというのだ。
「資産家が次世代に資産を残していくには、財的資本に加えて、知的、人的資本が肝要だと言われますが、これは投資家にも通じる話なのです」(伊藤さん)
● お金を稼ぎ出す源泉は“自分の内”にある
ではどんな資質が必要なのか。次ページに5つのポイントを挙げた。なかでも伊藤さんが重要視するのが「自分の強みを活かし、得意な分野に特化すること」。1の「優位性」、2の「得意分野に徹する」が該当する。
「たとえば私自身、証券会社に勤務していた経験から、債券投資に関してはプロですし、当然、株の知識もあります。ですが、あれこれ手を出していては百戦錬磨のライバルを凌駕することは難しい。よって、現在、私の金融資産は現金と不動産投資に特化しています」と伊藤さんは言う。分散投資は資産防衛法であって、資産を増やすためには「これぞと思った分野に集中投資をするべき」というのが伊藤さん流だ。
ただし、集中投資で成功するには、安易に投資をスタートするべきではない。これが3に挙げた「誘惑に打ち克つ」だ。とくに、相場が好調で“いい儲け話”がちらほら耳に入ってくるようになると、欲にかられ、よく理解できない投資商品にお金を投じたくなるもの。そうではなく、「たとえば、安定的に資産を増やしたいならば配当利回りの高い大型株を徹底して研究し、新興市場の小型株に賭けると決めたら、他の銘柄にはツラれない。自信が持てないときは、“投資を休む”勇気も必要です」と伊藤さんはアドバイスする。
また、4の「取れる範囲内でリスクを取る」こと、5の「最悪のケースをあらかじめ想定し、その損失を受け入れる覚悟を決める」ことが大事なのは言うまでもない。
そう。実はお金を稼ぐ源泉は、“自分の内”にこそある。ゴールドスワンのステージを目指すなら、まずは自身のお金にまつわる習慣の見直しからスタートしよう。
● 「長期的」に稼げる投資家になるための5つの資質
1 競合よりも優位に立つ
[優位性]誰にも絶対に負けない突出した武器を手にせよ
投資の本質はゼロサムゲーム(あなたの儲け=他人の損)。自分が得意とする分野や手法、つまり小型株なら誰にも負けない、不動産なら徹底してリサーチした、といった他の投資家よりも優れていることが重要。
「優位性」がゼロサムゲームの世界で利益をもたらす。
2 得意分野に徹する
[規律]他人の投資法、意見に惑わされるべからず
優位性を確立したら、その得意分野に徹し、自分の投資ルールに従うという“規律”が大事。
他人の投資法や意見に惑わされると、自分の優位性とは関係ないところに資金を投じることになり、遅かれ早かれカモにされる。わからないものには投資をしないのが鉄則。
3 誘惑に打ち克つ
[忍耐]あえて投資を休むのも立派な投資法となりえる
投資の勉強を始めると、まずは実践したくなる誘惑にかられるものだが、「優位性を築くまでは我慢が必要」と伊藤さん。
得意なトレード手法が見つかっても、自信がない時は取引しない勇気を持とう。
「休むも相場」(投資をしないことも立派な投資法)と心得るべし。
4 取れる範囲でリスクを取る
[リスク管理力]儲かっている時ほどリスク過多に要注意
「取引にどれだけ自信があるのか」「最悪の場合、どれぐらいの損失まで許容できるのか」を考えて、トレードごとにリスク量や損切りポイントを決めよう。
また、儲かっている時ほど投資額を増やしがちだが、正解は逆。追加するリスク量は減らしていくべし。
5 最悪を想定し受け入れる
[覚悟]スッパリ損切りをする覚悟を決めておくべし
投資で稼ぎ続ける最後の要が、最悪の事態を想定し、損失を受け入れる覚悟を決めておくこと。ウォーレン・バフェットもジョージ・ソロスも100%勝ち続けているわけではない。投資を続けるうえで、負けトレードをコントロールし乗り越えていくことが大事。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。