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アングル:中国への依存度高い欧州企業、株価調整局面入りか
2013年 10月 19日 02:00 JST
[ロンドン 18日 ロイター] - 中国で事業を展開する欧州企業は、経済の鈍化で業績が打撃を受けているものの、多くは株価の下落を免れている。そのため株価は今後調整する可能性がある。
世界中の企業は、長期にわたって成長を続ける中国に投資し、いずれ中産階級の消費が爆発的に拡大すると期待してきたが、そのような飛躍的な状況にはまだ至っていない。成長率は今年に入って鈍化し、第3・四半期は若干拡大したものの、今後また下押しするとみられている。
ソシエテジェネラル・プライベートバンキングのグローバル株式ストラテジスト、クラウディア・パンセリ氏は、「これらの株式は過去に高く評価されていたが、現在は中国の鈍化に悪影響を受けている」と指摘したうえで、第4・四半期以降も弱い展開が続く可能性があるとした。
英高級ファッションブランド、バーバリー(BRBY.L)、仏食品大手ダノン(DANO.PA)、仏高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)(LVMH.PA)、仏広告大手のピュブリシス・グループ(PUBP.PA)や英蘭系日用品大手ユニリーバ(ULVR.L) (UNc.AS)は、中国事業の第3・四半期の業績見通しに対する警告を発したため、株価は最大で10%下げている。
ただ、株価の下落は今のところ局部的に過ぎない。
一部の企業による警告を受けて、ロイター・スターマインの業績予想の正確さのランキングで上位のアナリストらは中国需要への依存度が高い欧州企業の業績見通しを引き下げた。ただ、ランキング下位のアナリストの多くはまだ追随していない。
また、中国関連株価について長期的に下落するというポジションはほとんど増えていない。
JPモルガンのストラテジスト、エマニュエル・コー氏は、化学、資本財、ぜいたく品や生活必需品などのセクターについて株価と業績が過大に評価されているようだと指摘する。
「こういったセクターは過去と比較しても依然株価が高く、コンセンサスでは引き続き、今後数年にわたり比較的高水準の業績とマージンを見込んでいるようだ。ただ、過去数年の業績の伸びが今後もずっと続くという期待で株式を買うことはできないと私は考える」と述べた。
この30日間で、中国や他の新興国へのエクスポージャーが大きい欧州の大企業20社から成る株式バスケットは、STOXX欧州600指数.STOXXを2%だけ下回っている。
<投資判断引き下げ加速>
また、バーバリーやLVMHなど中国との関係が深い株式についても空売りポジションにほとんど変化は見られない。サンガードのアステック・アナリティクスの貸し株データに基づくと、LVMHの借り入れは9月初めの低い水準から増加しているが、バーバリーの借り入れは80%減少している。
サンガードのアナリスト、カール・ルームズ氏は、「株価が下落している時に借り入れが減少する場合は、空売りポジションを持つ投資家が株価を適正と判断し、空売りで利益を上げるには下落の余地があまりないと考えていることを示す場合が多い」と分析した。
ただ、スターマインのデータによると、業績予想の正確さで上位のアナリストは、欧州のアジア関連銘柄について、2014年の売上高と利益がコンセンサス予想をそれぞれ1.4%、2.8%下回るとみている。
こういったアナリストはここ90日間に投資判断の引き下げを加速させており、アジア関連銘柄についての下方修正の総数は36と、上方修正の数を45%上回っている。
(David Brett記者)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE99H01220131018
EU貿易担当相、中国と投資協定交渉開始で合意
2013年 10月 19日 08:46 JST
[ルクセンブルク 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟28カ国の貿易担当相は18日、中国と投資協定締結に向け交渉を開始することで合意した。
11月21日に北京で行われるEUと中国の首脳会議で交渉が開始される可能性がある。交渉開始から2年半以内の妥結を目指すとしている。
同投資協定はこれまでにEU加盟各国がそれぞれ中国と独自に締結した2国間合意を補強するもので、EUはすべての投資家が公平に扱われ、補償なしに資産が没収されないよう保証を求める。
EUはまた、中国市場へのアクセス改善のほか、銀行部門を含む特定の業種に対する規制や、中国企業との合弁義務付けなどの撤廃も要請する。
欧州委員会のデフフト委員(通商担当)は記者会見で、「EUにとり、投資の保護が協定の条件となるが、このほかにも市場アクセスも求めており、この点も大きな争点となる」と述べた。
中国との投資協定は、EUにとり自由貿易協定(FTA)に関連付けられていない初の投資協定となる。
デフフト委員は、政府助成、輸出信用、低金利融資など中国との間には多くの懸案が存在しており、公平な競争の場が整備されていない限り、FTA締結交渉は開始できないとの考えを示し、「中国が劇的に変わらない限り、同国とのFTA締結交渉を近く開始することは理にかなわない」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99H07N20131018
ドルが対ユーロで8カ月半ぶり安値、米緩和縮小遅れるとの見方=NY市場
2013年 10月 19日 08:20 JST
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 18日終盤のニューヨーク外国為替市場では、ドルが対ユーロで一時8カ月半ぶりの安値をつけたほか、対円でも前日記録した3週間ぶり高値から下落した。米連邦準備理事会(FRB)は資産買い入れ縮小開始を遅らせるとの見方がドルを圧迫した。
米政府機関が閉鎖中に延期されていた経済指標の公表が来週から始まるのを前に、取引は低調だった。
政府機関閉鎖の経済への影響をめぐる懸念や、FRBが資産買い入れ規模を来年に入っても当面維持するとの観測がドルを圧迫するとの指摘がアナリストから聞かれ、ユーロ/ドルは1.40ドルに向けて上昇するとの見方が出ている。
ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は、米与野党が期限ぎりぎりでようやく暫定予算と債務上限引き上げで合意したことを受け、「年明けに再び(財政協議が)こう着する可能性があるとの見方が高まり、ドルに対する信頼が低下した」と指摘した。
ユーロ/ドルは一時1.3703ドルまで上昇し2月上旬以来の高値をつけた。終盤は0.1%高の1.3686ドル。
ドル指数.DXYも79.478と2月上旬以来の安値をつけた後、終盤は横ばいの79.625。
米国債利回りの低下を受けてドルは対円でも97.80円と小幅下落した。前日は3週間ぶり高値となる99円をつけていた。
豪ドル/米ドルは一時4カ月ぶりの高値をつけ、終盤は0.4%高の0.9672米ドル。中国の第3・四半期の国内総生産(GDP)伸び率が前年同期比7.8%と堅調な結果となったことが材料となった。
9月の米雇用統計については、ロイター調査によれば非農業部門の雇用者数が18万人増と予想されている。ただ「FRBは情報が十分でないため行動を起こさないとの見方が大勢で、影響は限られる公算が大きい」(UBS)という。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99H06W20131018
EUがカナダとFTA交渉で合意、米との協定締結に弾み
2013年 10月 19日 00:00 JST
[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)とカナダは18日、自由貿易協定(FTA)交渉で合意に達した。EUにとっては、米国との同様の協定締結に向け弾みとなった。
カナダのハーパー首相と、EU執行機関、欧州委員会のバローゾ委員長が交渉を妥結させた。
交渉は2009年5月に始まったが、カナダ産牛肉やEU産チーズの割り当てをめぐり数カ月間紛糾する場面もあった。
バローゾ氏は記者会見で「環大西洋市場にとって今回の合意は歴史的な偉業」と指摘。「政治的な意思を持ち、努力を積み重ねれば、大西洋の両岸に住む人々に利益をもたらす結果を出す道がある」と述べた。
EUと8カ国(G8)メンバーの間で合意に達したのはカナダが初めて。
最新のEU試算によると、合意で両者間の財・サービスの貿易額は2割増え、年間257億ユーロ(350億ドル)に拡大するという。
ハーパー氏は、カナダが結んだ同種協定で最大規模とし、米国やメキシコとの北米自由貿易協定(NAFTA)を上回ると指摘した。
EUと米国間では今月、米政府機関の一部閉鎖に伴い2回目の会合が延期となった。
カナダとの協定は、関税削減にとどまらず事業障壁を無くそうとする米国との合意の手本になるとの見方も出ている。農業などの難題を抱える点も似ているとされる。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE99H00S20131018
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