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金融の肥大化が経済を破壊、世界では「米国後」が話題になっている中、日本はTPPに熱中する愚
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2013.10.15 櫻井ジャーナル
このところ、「アメリカ後」が話題になっている。政府機関が閉鎖された時点で政府が約束していた義務を果たさなかったことになり、すでに「債務不履行」だという意見もあるのだが、事態はそこに止まらない。資本主義は富の滞留を「是」とする経済システムではあるが、1970年代の後半から導入された新自由主義は投機を盛んにして金融を肥大化させ、富の集中を加速度的に早めた。必然的に経済の破綻も早まり、アメリカは身動きがとれない状態になっている。
富を蓄積した人びと、つまり巨大資本やそうした資本と結びついた富豪たちは破綻した国の私有化を目論んでいる。そのために進めているプロジェクトのひとつがTPPだ。その先に「新世界秩序」はあるが、その醜悪な姿は広く知られるようになり、抵抗は強まっている。
最近、話題になっているのはBRICSを中心とする国々。BRICSが新たな通貨を作ったら大きな力を持つことは間違いない。バスケット方式が噂になっている。
2000年にはイラクのサダム・フセインが石油取引をドルからユーロに変更する姿勢を見せ、リビアのムアンマル・アル・カダフィは新たな通貨(金貨ディナール)の導入を計画していたが、両国とも軍事侵略を受けて体制は崩壊してしまった。
それに対し、BRICSは強力。メンバー国はブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカだが、イランやベネズエラなどとも関係は深く、SCO(上海協力機構)も連動する可能性が高い。何しろ、SCOも中心は中国とロシアだからだ。さらに、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタンが加わる。オブザーバー国としてインド、イラン、モンゴル、パキスタンも参加している。こうした国々を軍事的に制圧することは無理だろう。
欧米の富豪とは、過去に世界中から財宝を盗んだ連中。十字軍で西アジアを荒らし回って富と知識を奪い、ラテン・アメリカでは先住民が保有していた貴金属や財宝を強奪、ポトシ銀山などの鉱山から膨大な量の金銀が持ち去っている。近代ヨーロッパは、そうした金銀財宝の上に成立している。
それだけでなく、アメリカの一部支配層は第2次世界大戦でドイツや日本が占領地で盗んだ財宝を世界支配のために使っているとも言われている。いわゆる「ナチ・ゴールド」や「金の百合」だ。金本位制に戻すという話も、この辺から出てきているのだろう。
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