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ロンドン外為:円全面高、米債務上限問題解決せず-ユーロ高い
10月14日(ブルームバーグ):ロンドン時間14日の外国為替市場で円は全面高。債務上限の引き上げと政府機関の全面再開に向けた米議会協議の膠着(こうちゃく)で、安全資産の需要が増した。
米上院での4時間近くの協議は合意なしに終わった。ユーロは鉱工業生産指数が欧州の景気改善を示すとの観測などで、米ドルに対して上昇。
ロンドン時間午前8時41分現在、円は対ドルで0.3%高の1ドル=98円28銭。対ユーロは0.2%高の1ユーロ=133円29銭。ドルは対ユーロで0.1%安の1ユーロ=1.3562ドル。東京市場は祝日で休場。
原題:Yen Rises as U.S. Impasse Stokes Safety Demand; EuroAdvances(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Emma Charlton echarlton1@bloomberg.net;シドニー Candice Zachariahs czachariahs2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Paul Dobson pdobson2@bloomberg.net
更新日時: 2013/10/14 17:06 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MUNAMO6JTSEV01.html
アングル:「州分離運動」じわり拡大、米政治対立が地方でも激化
2013年 10月 14日 16:47 JST
[ウェストミンスター(米メリーランド州) 12日 ロイター] - 米メリーランド州のスコット・ストゼルジック氏(49)は同州の政治状況に嫌気がさし、自らそう呼ぶ「政治的奴隷制度」から抜け出そうと、ある計画を目論んでいる。それは、南北戦争以降の米国では例がない、新たな州の創設だ。
メリーランド州は全米で最もリベラルで、民主党支持者の多い州の1つ。ストゼルジック氏は全米に広がる反政府機運に乗って、同州から保守派住民の多い西部5郡を分離させるという大胆な挑戦に打って出た。
草の根保守運動「ティーパーティー」(茶会)系団体に州分離計画を提案したストゼルジック氏は、「われわれには妥協できない違いがあり、協議の上で離婚を望んでいるだけだ」と語った。
ストゼルジック氏の運動がメリーランド州にとって深刻な問題になるとは考えにくい。州分離には乗り越えることがほぼ不可能な手続きが必要だからだ。しかし、同じような考えを持つ人は他にも見られ、同氏の運動は全米で湧き起りつつある動きの1つにすぎない。
例えば、コロラド州の10数郡では11月に行われる投票に、州分離の是非を問う拘束力のない住民投票が盛り込まれた。また、フロリダ州でも分離についての提案が出されている。
さらに、カリフォルニア州北部では、一部住民がオレゴン州南部の郡と共に新州を創設しようとしている。アリゾナ州トゥーソンでも、保守派の知事と議員に我慢できなくなったリベラル派の住民が、同様の計画を練っている。
こうした試みは米国史上何度も繰り返されているが、南北戦争時の1863年にウェストバージニア州が誕生してからは、州の分離は実現していない。
しかし、分離を求める動きが増加している要因として、今回の政府機関閉鎖を引き起こした議会の行き詰まりなど、行政運営への不満が大きくなっていることを指摘する専門家もいる。
<ゲリマンダー>
メリーランド州のセントメリーズ・カレッジで政治科学を教えるトッド・エバリー准教授によると、同州では分離の動きが農村部の保守派住民と都市部のリベラル派住民の対立意識を増幅させている。
またエバリー氏は、共和党のみならず民主党も、議会で多数を占める州で選挙区の区割りを自分たちに有利になるよう変更する「ゲリマンダー」を強行し、それが全米各地で州分離運動を助長していると指摘する。
変更される選挙区の市民は、自分たちの考えを代表しない政治家を押し付けられていると感じることが多く、エバリー氏は「こうした州で少数意見を持つ人たちは、自分たちの居場所がどこにもないと考えるようになっている」と話す。
合衆国憲法では、州からの分離独立は州議会と連邦議会の承認がなければ認められず、越えることがほぼ不可能なハードルとして立ちふさがっている。
メリーランド州にある小さな町ニューウィンザーの出身で、5人の子どもを持つITコンサルタントのストゼルジック氏は、ティーパーティー系団体に対して、民主党によるゲリマンダーを理由に州分離への闘いが不可欠だと主張。「われわれは基本的に1つの政党の奴隷となっている。そこから逃れる簡単な道はない」と訴えた。
さまざまな料金や税金の引き上げ、州政府の土地利用計画にもうんざりしていたストゼルジック氏だが、州議会が今年、全米一厳しいとされる銃規制法を採択したことで、ついに我慢の限界を超えたという。
アレゲーニー山脈の東に広がるギャレット、アルガニーなどの州西部5郡は、ボルティモアやワシントン近郊を中心とした都市部とは対照的な地域と言える。国勢調査によると、同地域には州人口590万人の11%が暮らし、その多くの所得は州平均より大幅に低い。一方、住民は白人が多く、州全体の58%よりも比率ははるかに高い。
ギャレット郡のグレガン・クロフォード郡政委員は、州政府や連邦政府とは良好な関係にあり、教育やスポーツイベント向けに州から特別費を受けていると説明。ストゼルジック氏の運動については、「分離すればどうなるかという現実を見れば、本当にばかげた考えだと思う」と話した。マーティン・オマリー州知事(民主党)のスポークスマンはコメントしなかった。
ストゼルジック氏の運動は数カ月前に始まったばかりで、活動は今のところ、7000人が「いいね」を押すフェイスブックのページが中心だ。
60歳になるボブ・カーランド氏も州分離を支持する1人だが、民主党が多数を占める州議会が承認しないだろうと見ている。同氏は「そう遠くないうちにワイオミングに移ろうかと考えている。メリーランドはもう元には戻れない」と漏らした。
(Ian Simpson記者、翻訳:橋本俊樹、編集:本田ももこ)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99D01V20131014
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