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2013年10月12日22時35分 朝日新聞
【北京=斎藤徳彦】中国の税関総署が12日発表した9月の貿易統計は、輸出が前年同月比0・3%減となり、3カ月ぶりに前年水準を下回った。中国では夏以降、経済指標の好転が続いてきたが、景気を引っ張る輸出が不安定な状態が続くと、回復が息切れする懸念もつきまとう。
輸出額は1856億ドル(約18兆円)で、前年同月から6%前後伸びるとの市場の予想を大きく下回った。これについて、税関総署の鄭躍声報道官は「昨年の実績が大きかった」と説明する。
中国では昨秋から、業者が実際より輸出を多く見せかける「水増し」が増えたとされ、昨年9月の輸出額が過大だった可能性もある。一方、輸入は1704億ドル(約17兆円)で同7・4%増えた。
中国商務省の梅新育研究員は、中国のニュースサイトの取材に「経済の変調に見舞われた新興国が輸入を減らし始めた」と指摘。米国の金融緩和縮小の観測が高まり、新興国の動揺が続き中国の輸出も押し下げているとの見方を示した。
7月以降、中国政府が鉄道建設の加速などの景気刺激策を打ち出し、鉱工業生産や製造業の景況感などの指標が大きく改善した。
今月18日に発表される7〜9月の国内総生産(GDP)は、7・5%まで減速した4〜6月期の成長率を上回り、7・7%前後になるとの見方が強い。
ただ、景気刺激策に頼った回復は、政策の効果がなくなれば途端に息切れする恐れもある。野村ホールディングスは、中国の回復が一時的なものに終わり、来年の成長率は7%を割り込むとの予想を立てている。輸出の不振が続くようだと、悲観論が現実味を増しそうだ。
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