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売上高1兆円達成 ユニクロ柳井社長の次なる野望
http://gendai.net/articles/view/news/145186
2013年10月11日 日刊ゲンダイ
「65歳引退」「世襲否定」は撤回?
「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングが2013年8月期決算で売上高1兆円を超えた。柳井正社長(64)が2001年から掲げてきた大目標。本来2010年の実現を目指していたが、3年遅れでの達成である。
10日発表された決算は好調で、売上高1兆1430億円(前期比23.1%増)、経常利益1489億円(19.0%増)、最終利益903億円(26.1%増)。8月末現在で446店舗まで拡大した海外事業が大きく貢献した。
ただ、柳井社長にとって1兆円は単なる“通過点”らしい。既に次なる大目標を掲げている。「2020年の売上高5兆円、経常利益1兆円」というとてつもない数字だ。
「3兆円ならリアリティーがあります。あえて5兆円というチャレンジングな数字を出すところが、常に困難な目標を立てる『柳井流経営』」(流通アナリストのプリモリサーチジャパン代表・鈴木孝之氏)
柳井氏はかねて「65歳で引退する」と宣言していた。来年2月に65歳になるが、10日の会見では「グローバル化の真っ最中なので、社長は継続しないといけない」とあっさり前言撤回。鼻息が荒かった。
そうなると、目標の7年後も自ら社長として迎えるつもりなのか。
「グループ全体の方向性は、オーナーである柳井氏じゃないと出せない。5兆円という新しいスローガンを掲げた以上、引退なんて言ったら、株主が不安視する。ただ、子会社リンク・セオリーの会長をやっている長男・一海氏(39)が、昨年グループ執行役員に就いていますから、いずれは創業家から後継者が生まれる可能性は出てきました」(鈴木孝之氏=前出)
柳井氏はずっと「世襲はしない」と公言してきた。こちらも前言撤回があり得るのか。経済ジャーナリストの松崎隆司氏はこう言う。
「実力本位ならば単なる世襲ではなくなる。それに、現在ナンバー2のポジションにいるグループ上席執行役員の大笘直樹氏(53)や堂前宣夫氏(44)にショートリリーフをやってもらい、その後に、その時の社長が長男を選ぶということなら、『世襲ではない』と言える」
長男や次男、夫人の持ち株も合わせると、柳井一族のファストリ株保有比率は32.88%。時価総額(10日株価)で実に1兆2047億円になる。簡単に他人に経営を渡せないか。
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