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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MUH5406JTSF001.html
2013/10/11 08:11 JST
10月10日(ブルームバーグ):世界の金融当局者は米国の政治的行き詰まりを批判し、世界の経済と金融市場に最大のリスクを突き付けていると指摘した。
国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次総会に出席のためワシントン入りした各国当局者らは、米議会が政府機関の一部閉鎖や債務上限引き上げ問題を解決できなければ、デフォルト(債務不履行)やリセッション(景気後退)の引き金となり、既に伸び悩んでいる世界経済を危険にさらすとの懸念を示した。
ラガルドIMF専務理事は10日にブルームバーグテレビジョンのインタビューで、解決がなければ「米経済に非常に悪い影響が出る上、それが波及して世界に悪影響が及ぶことになる」と指摘。「長引けば新たな危機を引き起こしかねない」と警鐘を鳴らした。
米政府機関の一部閉鎖は10日目に入った。議会が1週間以内に16兆7000億ドル(約1640兆円)の債務上限を引き上げなければ、米国はデフォルトに陥る恐れがあり、2008年のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破綻のような衝撃が広がる可能性がある。10日の米国市場では議会が合意する可能性を示す兆候を受けて、株とドルは上昇、財務省短期証券のレートは低下した。
チリのラライン財務相はインタビューで「ワシントンで政治家が火遊びし、経済の信頼性を景気回復の持続性をもてあそんでいる」と指摘。「米国市場と世界市場に大きな影響がある」と述べた。
ラガルド専務理事とルー米財務長官は、政治的行き詰まりが米国資産のセーフヘーブン(安全な避難先)としての地位を損ないかねないと警告した。
ルー長官は上院財政委員会で「世界は米国が責任ある行動をとることを期待している」と述べ、政治対立が「金融市場を圧迫し始めている」と指摘した。
ラガルド専務理事は、セーフヘーブンの立場が「今起きていることの結果として損なわれない」よう米国は警戒すべきだと述べた。
原題:Shutdown Raises Global Recession Risk as Lagarde LambastesU.S.(抜粋)
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