http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/132.html
Tweet |
米債務上限引き上げ問題でオバマ大統領「デフォルトに準備に入った」
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar364317
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-10017.html
2013/10/10 日刊ゲンダイ
政府機関の一部閉鎖が続いている米国。連邦債務の上限引き上げ期限が来週17日と緊迫するが、与野党の対立は収束する気配がなく、デフォルト危機が現実味を帯びてきた。そんな中、オバマ大統領が「準備に入った」と発言して物議を醸している。
8日の記者会見でオバマは「上限引き上げが間に合わない事態を想定して、政権として準備に取りかかっている」と明らかにした。「デフォルト準備」となると穏やかではないが、具体的には何が始まっているのか。1兆3000億ドル分の米国債を保有する日本にはどんな影響があるのか。
「まずは支払いの優先順位を考えているはずです。政府関連機関にある資金を集めて利払いなどに充て、10月分の支払いをしのげば、時間稼ぎができます。一時的にでもデフォルト状態になれば、日本市場もパニック売りになるかもしれませんが、日本政府が保有している米国債はもともと動かせる資産ではないし、利払いが少し遅れるだけの話でしょう。日本への影響は限定的とみています。オバマ大統領は法律の専門家ですから、連邦法を拡大解釈して大統領の権限でやれることを検討しているという話もあります」(東海東京証券チーフエコノミスト・斎藤満氏)
そのひとつが、超高額硬貨の発行だ。96年に成立した「記念硬貨の発行に関する連邦法」によれば、「財務長官は適切な指示に従って任意の額面、デザイン、量のプラチナコインを法定通貨として鋳造・発行することができる」とある。
本来は記念硬貨を発行するための法律だが、これを利用して、例えば額面1兆ドル(約97兆円)のプラチナ硬貨を発行する。借金ではないから、このコインをFRBに預ければ、預金口座から1兆ドルの資金調達ができるのだ。荒唐無稽に思えるが、ノーベル経済学賞を受賞したクルーグマン博士もABCテレビで「いいんじゃない?」と言っていた。
オバマがどんな奥の手を出してくるか分からないが、今回の危機は、かえってドルの評価を上げる可能性もあるという。
「日本のように際限なく赤字国債を発行して放漫財政を続けている国と違って、米国は財政規律がしっかりしていると世界に示した。それに、仮にデフォルトに陥ったとしても、法律上のテクニカルな問題に過ぎません。新たな借金ができなくなるだけで、支払い能力はある。ギリシャのように本当に払えなくなる国とは違います。逆に言えば、財政状況がさほど悪くないから、こんなチキンレースができるということです」(斎藤満氏=前出)
米国債への信頼度が高まれば、ドルの基軸通貨体制はますます強くなる。
危機で焼け太りのシナリオもあるのだ。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。