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IMFが世界経済見通し下方修正−米国デフォルトの影響警告 (ブルームバーグ) 
http://www.asyura2.com/13/hasan82/msg/909.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 10 月 09 日 01:41:01: igsppGRN/E9PQ
 

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MUCANK6JIJV501.html
2013/10/08 22:00 JST


 10月8日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)は8日公表した最新の世界経済見通し(WEO)で、2013年と14年の世界成長率予想を下方修正した。資本流出で新興国の景気の勢いが一段と弱まると指摘し、米国がデフォルト(債務不履行)に陥れば世界経済に「深刻な打撃」を与える恐れがあると警告した。

IMFは今年の世界経済の成長率を2.9%、来年を3.6%と予想。7月時点では今年が3.1%、来年は3.8%と見込んでいた。新興国の今年の成長率は4.5%と、3カ月前よりも0.5ポイント下方修正。中国とメキシコ、インド、ロシアの見通しを引き下げた。

オリビエ・ブランシャール調査局長はWEOの序文で、「先進国は徐々に景気の勢いが強くなりつつある」としながらも、「新興国の経済成長は減速している」と指摘。「このような状況が重なることが緊張を招き、新興国は成長鈍化と世界的な金融情勢の引き締まりという2つ難題に直面する」と懸念を示した。

IMFの経済見通しは、短期間の米政府機関閉鎖と、連邦債務上限の引き上げ問題が10月17日の期限前に決着することを前提としている。IMFは、協議が行き詰まりデフォルトを招けば「世界経済に深刻な打撃を与えかねない」とした上で、「政府機関閉鎖が長期化すれば、成長に大きな悪影響を与える恐れがあり、債務上限を速やかに引き上げなければ金融市場や経済活動にも悪影響が及び、世界経済に波及しかねない」と警告した。

世界への波及

欧州が債務危機を克服しつつあることや米住宅市場の回復を受けて、世界各国の政策担当者の懸念は、異例の金融刺激策の解除という未知の領域に移っている。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が5月22日に向こう数回の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入の縮小に着手する可能性を示唆した後、債券相場は世界的に下落し、新興市場株も急落した。

米当局が9月に債券購入の縮小を見送ったため、相場は回復したものの、IMFは新興国の国債利回りが年初よりも0.8ポイント高いと指摘。「このような変化は、経済活動が鈍り資産の質が低下している新興国にとってリスクになる恐れがある。米連邦準備制度は慎重な政策の実行と明確な意思伝達が不可欠になる」と強調した。

IMFはまた、米当局が08年12月以降ゼロ近くで据え置いている政策金利を16年よりも前に引き上げることはなく、債券購入の縮小を年内に開始すると予想した。さらに、米国は中期的な財政計画の改善が必要だとした上で、今年の強制的な歳出削減がIMFの想定よりも大きな経済の足かせになる可能性があると分析。米国の成長率を13年が1.6%、14年は2.6%と、7月時点の予測よりもそれぞれ0.1ポイントずつ下方修正した。

日本の刺激策

日本については、13年の成長率を2%、14年を1.2%に据え置く一方、今後数年について健全な財政計画が必要だと指摘。現行の財政・金融刺激策は効果的であることが示されているものの、日銀はインフレ期待を2%の目標まで押し上げることができない場合、新たな金融刺激策を準備すべきだと主張した。

ユーロ圏の13年成長率予想はマイナス0.4%と、7月時点の予測(マイナス0.6%)から上方修正した。14年成長率見通しはプラス1%とし、3カ月前のプラス0.9%から引き上げた。イタリアとスペインは今年、マイナス成長となる見込みだが、スペインの成長率予想はマイナス1.3%と、3カ月前の予測(マイナス1.6%)から上向き修正された。

IMFはユーロ圏の金融業界がなお脆弱(ぜいじゃく)との認識を示し、来年予定される欧州中央銀行(ECB)による銀行バランスシート審査が「金融システムの基盤を健全化する重要な機会になる」との見解を表明した。

原題:IMF Cuts Global Outlook While Warning of U.S. DefaultThreat(抜粋)


 

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コメント
 
01. 2013年10月09日 01:49:14 : Ij4kTAbnOg
IMF、今年の世界成長率を下方修正し3%割れ 新興国減速、日本も2.0%に
SankeiBiz 2013/10/9 01:27

 【ワシントン=柿内公輔】国際通貨基金(IMF)は8日に発表した最新の世界経済見通しで、2013年の世界全体の実質成長率を、前回7月の予想時より0.3ポイント低い2.9%に下方修正した。新興国の減速で世界経済が「踊り場にさしかかった」とし、米国の財政不安も新たなリスクと警告している。

 IMFは14年の成長率も3.6%(従来予測3.8%)に引き下げた。先進国の景気は「徐々に力強さを増している」半面、新興国は「潜在成長率の鈍化と国際的な金融環境の引き締め」という2つの試練に直面しているとした。日本は13年は2.0%(同2.1%)で2%成長を保つが、14年は消費税の引き上げなどで1.2%(同1.1%)にとどまる見込みだ。

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131009-00000500-biz_san-nb


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