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8月経常収支は1615億円の黒字、前年比‐63.7%=財務省
2013年 10月 8日 09:18 JST
10月8日、財務省が発表した国際収支状況速報によると、8月の経常収支は1615億円の黒字となった。写真は2011年6月、都内で撮影(2013年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
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[東京 8日 ロイター] - 財務省が8日に発表した国際収支状況速報によると、8月の経常収支は1615億円の黒字となった。前年比では63.7%減。
ロイターが民間調査機関に行った事前調査では、予測中央値は5490億円程度の黒字だった。
貿易・サービス収支は1兆0392億円の赤字だった。所得収支は1兆2530億円の黒字で、前年比10.0%減だった。
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99700220131008
【第13回】 2013年10月8日 野地 慎 [SMBC日興証券為替ストラテジスト]
円安足踏み物価上昇予想減退で長期金利に低下圧力かかる
日本の10年国債利回りは、FRB(米連邦準備制度理事会)が量的緩和縮小を見送り、米国の長期金利が低下したことを受け、一気に0.6%台へと低下した。しかし、日米長期金利は両国の金融政策の相違からデカップリングが続いている。
唯一、日本の銀行の資金調達原価、つまり債券投資の損益分岐点と目される0.8%近辺においてのみ、両者の連動性が高まる動きが見られていた。日本の債券市場では、損益分岐点の0.8%を中心とした、10年債利回りの0.7〜0.9%程度のレンジ相場が定着し、利回りが0.7%に近づけば米国債との連動も薄れるはずだった。
今回、0.7%割れの水準で、米国債に連動して日本国債の利回りが低下した背景には、国内要因をよりどころとした投資家のレンジ感の変化があると考えられる。投資家心理を揺さぶったのは、円安基調が止まった為替市場と、それに伴う物価見通しの下方修正だろう。
7月の全国消費者物価上昇率(除く生鮮、総合)は前年比プラス0.7%となったが、昨今の物価上昇に寄与したのは円安を主因とする食料・エネルギーの価格上昇だ。今年前半の勢いで円安が進行すれば、今後、物価上昇は続き、日本銀行の掲げる物価目標達成が近づく可能性も高くなっただろう。
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しかし、ドル円は5月をピークに、100円をやや下回るレベルでのレンジ取引が続いている。為替レートの前年比に注目すれば、2014年以降はアベノミクス期待で円安が進み始めた13年初のレートとの対比となり、昨今の物価上昇に寄与した食料・エネルギーおよび一部の財の物価の前年比上昇率は伸び悩むと予想される。
今後の日本の物価上昇の鍵を握るのはサービス価格だが、賃金上昇率と同調するサービス価格は伸び悩んでいる。円安効果で賃金上昇が期待されるが、企業は賃上げを賞与増で対応し、ベースアップを行う意思を持っていないようだ。政府の所得拡大促進税制拡充や労働市場流動化への期待も考えれば、将来的には賃金上昇期待も高まろうが、少なくとも、サービス価格上昇で、日銀が目標達成のめどと考える15年に消費者物価上昇率が前年比2%に達する可能性は低いだろう。
債券市場では、15年以降も日銀の国債買い入れ政策が続くとの思惑が広がり、日銀の緩和政策完遂後に長期金利が緩やかに上昇するとの期待が薄れている。13年度前半に当座預金に振り替えた資金を再び債券投資に向けるインセンティブが高まり、その結果0.7%を割り込んだ水準でも債券を購入せざるを得なくなったと考えられる。
損益分岐点である0.8%を大きく下回る水準では債券投資は手控えられ、再度の金利上昇を期待した債券売りも出るだろう。ただし、債券市場参加者の10年国債利回りのレンジ感が下方に変わりつつあり、長期金利に低下圧力がかかっていることは間違いない。
(SMBC日興証券為替ストラテジスト 野地 慎)
http://diamond.jp/articles/print/42702
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