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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MU9M7U6JIJUY01.html
2013/10/07 09:08 JST
10月7日(ブルームバーグ):7日からのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に先立ち、各国首脳は保護主義への警戒を呼び掛けた。域内の一部で経済成長が鈍化する中、12カ国が参加する環太平洋連携協定(TPP)交渉の妥結は一段と遅れるとの見通しが強まっている。
インドネシアのユドヨノ大統領は6日、バリ島での約1000人の財界幹部に向けたスピーチで、域内経済は貿易・投資の促進に向けてインフラ改良も必要だと指摘。マレーシアのナジブ首相はTPPの年内妥結について「非常に厳しいスケジュールだ」と発言。首脳会議で実現可能かどうかを議論するだろうと語った。
世界経済の回復が一様でなく、金融市場の変動で成長が抑えられる中で、政策当局者は自国製品・サービスの新たな輸出先を確保して景気の押し上げを目指している。シンガポールのリー・シェンロン首相は企業からの特定産業の保護要請など、保護主義に各国が警戒すべきだとの見解を示した。
リー首相は6日、バリ島で企業幹部を前に、「どんな産業も自らの利益に配慮を求めて政府に働き掛ける」が、「市場開放と統合への国民の支持を維持することが重要だ」と指摘。「それがなく自国に閉じこもったり、貿易や互いのビジネスのプロセスを妨げたりすれば、全ての国にとって状況が悪化するだけだからだ」と述べた。
APEC閣僚会議は今月5日の声明で、世界経済が弱過ぎ、リスクは「下向き」のままであるため、世界の成長が望ましい水準よりも鈍化し、バランスを欠く公算が大きいとの見通しを示していた。
中国やインドの景気減速は域内全般に影響が広がっている。アジア開発銀行によると、2013年成長率は4年ぶりの低水準となる見通しで、政策当局者は景気押し上げを迫られている。TPP参加国は各国が譲歩を求めて年内妥結への進展が妨げられる中、バリ島での首脳会合で交渉前進に弾みをつけたい考えだ。
日本経団連の米倉弘昌会長は6日のAPEC・CEOサミットで、日本はTPP交渉に参加するまでに時間がかかったものの、参加後に日本の交渉担当者がかなり良い仕事をしてきたと指摘。日本は遅れて参加したが、TPP交渉の進展にかなり貢献できるとの認識を示した。
原題:APEC Leaders Urge Vigilance Against Protectionism to SpurGrowth(抜粋)
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