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公共の銀行を (もうすぐ北風が強くなる) 
http://www.asyura2.com/13/hasan82/msg/859.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 10 月 06 日 20:35:00: igsppGRN/E9PQ
 

民営の通貨発券組織である「中央銀行」を束ねて、世界の金融を操作する国際決済銀行(BIS)


公共の銀行を
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-1968.html
2013-10-06 もうすぐ北風が強くなる


 通貨を発行する発券銀行(普通中央銀行と呼ばれる)は米国が最も極端な私的資本のスタイルをとっている。
 欧州、あるいは欧米の支配下にある中欧、ラテンアメリカなども一応政府から独立した民営銀行のスタイルをとっている中央銀行が通貨を発行している。

 表向きの根拠は政府が通貨を発行すると、政治的動機で発行量を増大させて通貨価値が不安定になり、その国はともかくとしても世界の国際決済にダメージを与えるから、ということのようである。
 ところがこの理屈はまさしく「表向き」であり、「勤労者、中小企業騙し」の理屈である。世の金融資本家や大企業家はそんなことは誰も思っていない。

 なぜなら、資本主義の市場経済では勤労家計の可処分所得は労使の労働力市場で決まる。
 そこで、消費需要の増減が決まり、経済成長と物価に反映するので、通貨価値もその中で決まるのである。
 通貨の信用創造が増えすぎれば金利を抑制し、減少したら消費需要を増やすべく勤労者賃金を上げる方向に政策付けする。
 余程のいびつな輸出依存国でない限りはこのコントロールで制御できるからである。

 ところが、現代帝国主義とか新植民地主義という先進国大企業の現実があり、彼らの利益は国際金融資本の利益に直結するわけである。
 基本的には国家間つまりもっぱら通貨間の物の流通と資本の流通。
 資本は生産供給で利益を最大化するのではなく、通貨の異なる(金利の異なる)地域間の流通で利益を最大化するのである。
 物と資本の流通の増大が国際金融資本の最大の資本蓄積につながる。

 つまり、国民経済にとっては、元来さほどに重要ではない輸出入、それも資本を含めた経常収支として現れる通貨価値の流通が大企業家にとっての利益であり、国際金融資本にとっては国別の赤字黒字など関係なく、流通量の増大が利益なのだが、そのためその時々により通貨価値の安定あるいは変動を望むことになる。
 信用供与のためである。
 過剰な信用創造(過剰負債)による恐慌を覆い隠すためにも重要なことは言うまでもないだろう。

 民営化した各国中央銀行を束ねて信用供与する「組織」がある。IMFはその下請けと言って良いだろう。
 国際決済銀行(BIS)とは、よくいったものである。

 ーーーーーーーーーーーー

   公共の銀行を  10/1  耕助のブログから
http://kamogawakosuke.info/2013/10/01/no-1048-%E5%85%AC%E5%85%B1%E3%81%AE%E9%8A%80%E8%A1%8C%E3%82%92/

北海道の夕張市が負債総額632億円で財政破綻したのは2006年のことだったが、さる7月、アメリカではミシガン州デトロイト市が1兆8千億円を超す負債総額で財政破綻した。

アメリカでは過去にはカリフォルニア州ストックトン市やアラバマ州ジェファーソン郡などが破産法を申請しているが、デトロイトの負債額はそれらを大きく上回る。
夕張市は炭鉱、デトロイト市は自動車と、特定の産業に財政の比重が集中していたことが原因だが、ストックトン市は不動産バブルで投資に走り、それが暴落して立ち上がれなくなった例である。
アメリカにはこのような破綻寸前の自治体が数多く存在する。

今デトロイト市が行っている破綻処理は、今後同じような自治体の処理のひな型となるだろう。
それは3月にキプロスで破綻した銀行を救済するために預金者のお金が使われたように、市の債権者である銀行を救済するために、公務員の年金が奪われるというスキームである。
キプロスもデトロイトも銀行は保護され、その他大勢の人々が犠牲となるのだ。

金融危機の多発する欧米諸国は70年代後半から民営化と規制緩和を推し進め、それによって少数の人がいかがわしいほどの利益を手にするようになり、特に金融分野で顕著である。
銀行業務と証券業務の分離を定めたグラス・スティーガル法を廃止し、銀行が預金と貸し出しだけでなく、株やデリバティブなどの売買も行えるようになり、規制が緩和される一方で銀行の救済保護は強化された。

興味深いことに、ブラジル、ロシア、インド、中国などではこれほどの金融危機は起きていない。
パブリック・バンキング・インスティテュートのエレン・ブラウンによれば、なぜならそれらの国では銀行は国営で、厳しく規制されているからだという。
たしかに、銀行が国営ならウォール街からお金を借りたりデリバティブ商品を買うこともない。

民間銀行からお金を借りる代わりに政府が銀行を作り、そこからお金を借りる。
その公共の銀行は政府の資本を信用とし、その信用を税収などで裏打ちして配当として政府に利子を返す。
これは中国やロシアの話ではなく、すでにアメリカのノースダコタ州で州有のバンク・オブ・ノースダコタという銀行が州の人々のためにやっていることだ。
民間銀行との大きな違いは、利子は銀行の利益として取られるのではなく州に入る。
カナダのアルバータにも州政府が設立したATBと呼ばれる金融機関が州民に銀行と同じサービスを提供している。

公共の銀行はとっぴなアイデアではないのだ。
日本もゆうちょ銀行を国営のまま残すべきであり、それ以外にも国営銀行を作り、政府はその銀行では株やデリバティブなどは禁じ、預金を100%保証するようにすればよいと思う。

エレン・ブラウンによると、世界の4割の銀行は公共であり、さらに今、アメリカの20の州が公共銀行法案の通過を待っているという。
デトロイトに続かないためにも、地方政府が自分自身を守るために自分の銀行を作ることを検討しているという動きがあることを、日本国民も知っておくべきである。


 

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コメント
 
01. 2013年10月06日 22:11:37 : mHY843J0vA

残念ながら利益どころでは無かったようですが、
東京都も、以前、出資して銀行を作りましたね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E9%8A%80%E8%A1%8C%E6%9D%B1%E4%BA%AC


02. 2013年10月07日 00:08:40 : eLove72WLI
さてはて日本銀行以下ははどういうことになっているのでしょうか?誰が大元締めなんでしょうか?そして原資は?大量の金の裏づけがあったはずだけれど、それははどこからもたらされたもの?知りたいところですね。
易しく解説して下さっているので、転・転載して紹介させて下さい。
http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/571.html

腐敗した銀行制度 U

http://yoshiaki-watanabe.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-6230.html

ビクトリアさんの話は、続きます。

今日の銀行制度は、どうなっているか?

今日、民間銀行と政府が、どのように機能しているかを説明させて下さい。まず最初に、カナダ政府は、お金を民間銀行から借ります。

彼らは、”借金として”、複利の利子付きで、カナダに貸すのです。

それから、政府は、驚異的に増大する財政赤字への利息の支払いのために、毎年、カナダ国民への課税額を増やし続けています。

その結果は、インフレーションで、カナダ国民にとっては、私たちの経済へ費やすべき本当のお金が減少し、本当のお金は、銀行のポケットに詰め込まれるのです。

その上、政府は、貸付金の形で、”存在しないお金”を貸し出す能力を、銀行に与えました。

銀行が、あなたに住宅ローンを提供する時、文字通り「死の誓約」、”貸付”という意味で、銀行は、あなたにお金を渡すわけではないのです。

彼らは、コンピューターのキーをクリックして、空気から、”偽のお金”を創り出すのです。

お金は、実際には、彼らの金庫には無いのです。

現在、銀行は、40億ドルの預金しか持っていませんが、1.5兆ドルも貸し付けているのです。

グラハム タワーズ(Graham Towers)さん(1897〜1975,〔第一代カナダ中央銀行総裁〕:在職期間1934〜1954、*写真の人物 )の言葉を引用します。

「毎回、必ず、銀行が貸付を行う度に、新しく預金されたお金として、新しい”信用”が創り出される。

大まかに言えば、銀行からのすべてのGrahamtowers新しいお金は、”貸付”という形態である。

貸付とは借金のことだから、現在の制度では、すべてのお金は借金である。」

私が興味を持ったことに、マタイ伝の福 音書第21章があります。

キリストですら、寺院から、両替商を 追い払ったのです。

なぜなら、彼らは、通貨を操作して、人々から、 お金を盗んでいたからです。

民間銀行は、マタイの福音書第21章の「両替商」の ようなものです。

彼らは、カナダ国民のお金、そして自由を横領し、略奪しているのです。

彼らの行動を止める必要があります。  【つづく】

(後記: ビクトリアさんが、マタイの福音書第21章を引き合いに 出したのは、非常に深い洞察に基づくものだと思います。

実は、同章の第12節と第13節には、こうあります。

”それから、イエスは宮に入って、宮の中で売り買いを する者たちを追い出し、両替人の台や、鳩を売る者たちの 腰掛けを倒された。そして、彼らに言われた。

『わたしの家は、祈りの家と呼ばれる』と書いてある。 それなのに、あなたがたは、それを強盗の巣にしている」と。”

上記のイエスの言葉こそ、深く噛み締めるべき言葉です。

ビクトリアさんは、この「意識や精神の差」が、現代にも存在 していることを明確にしています。

この喩えは、かつて宇野正美氏も、或る著作で明らかに しておられました。

金融業者の強欲さ、傲慢さは、古代の今も、全く変わら ないようです。

むしろ、益々、強まっていると言えましょう。)

管理人注:もっとわかりやすく説明すると.....以下略。
http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/571.html



03. 2013年10月07日 04:24:26 : weoASZQm6g

 税金は納めたくない、代わりに貸すのならいいよ、ただし利子もつけてね、

 これが国債ってものだな。

   もっと増税しなくてはイカンのだ本来。

 問題は、どこに増税するかだな。消費税みたいな安易な増税じゃ困る。

 増税して大きい政府にしなきゃ駄目。愚民は愚かだから、小さい政府が愚民の
 為になるぐらいにももっておる。愚かだ。大木政府こそ愚民の味方。


04. 2013年10月07日 10:49:32 : nJF6kGWndY

>>02

腐敗しているのは銀行ではなく、人間だ


05. 2013年10月07日 16:15:26 : nJF6kGWndY

ちなみに公共の銀行が無意味であるのは、石原銀行を例に出さずとも

例えば、夕張市やデトロイト市が銀行を作って貸し出した場合を考えれば明らかだろう

つまり、まともな産業(生産力)が域内に無ければ、小手先の金融政策で、破綻が誤魔化せるわけはないということだ


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