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NYダウ、1万5千ドル割れ=財政問題を警戒 日米一蓮托生の構図
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/85478deded7336401dc359a748295027
2013-10-04 05:44:31 ひょう吉の疑問
ヤフーニュース より
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20131004-00000031-jijf-market
NYダウ、1万5千ドル割れ=1カ月ぶり安値、財政問題を警戒〔米株式〕(3日)
5時14分配信 時事通信
【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク株式相場は、政府機関の閉鎖の長期化や債務上限問題への警戒感から続落した。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比136.66ドル安の1万4996.48ドルと、
9月6日以来、約1カ月ぶりの安値で終了した。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は同40.68ポイント安の3774.34で終わった。(了)
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【私のコメント】
米国共和党によるオバマ政権に対する抵抗は強硬だ。
いまあめりかでは2014年度の暫定予算さえ成立しないまま、政府機関の閉鎖が行われている。
暫定予算成立の期限は、現地時間の9月30日深夜であった。これは日本時間の10月1日の午後1時頃にあたるが、この日のNHKニュースではこのことは大きくは取り上げられなかった。
もちろんネット上ではその直後から暫定予算不成立のニュースは流れていたが、そのことに日本の相場は反応しなかった。
この日は安倍晋三による消費税引き上げの発表が行われた日でもあり、そのことに注目が集まり、アメリカの暫定予算不成立のニュースはかき消された形になった。
アベノミクスにとってはアメリカの暫定予算が不成立になったことは、いかにも都合の悪いことであり、なるべく隠したかったのだろう。
日本の相場が反応したのは翌日の10月2日からである。
新聞の扱いは一面トップ記事ではなかったが、それにもかかわらず市場は素直に反応した。こういうところはニュースよりも市場のほうが信用できる。
アメリカはさらに10月17日に債務上限問題の期限を迎える。政府がうまく機能していない中で、また最大の山場を迎える。
アメリカの景気は思ったほどよくない。
9月18日にFRBのバーナンキが量的金融緩和の縮小を先送りしたのもその表れだ。
アメリカの債務問題は台風の目玉だ。昨年までは『財政の崖』問題と言われていたが、最近はこの言葉はあえて使わないようだ。しかし事態は一向に改善していない。
アメリカはデフォルトの危機にある。
もちろん下院を制する共和党がそこまで政府に反対するとは思わないが、アメリカの財政は事実上は破たんしている。
要は世界の基軸通貨ドルをどこまで輪転機で刷り続けるかの問題だ。
ドルの増刷が際限なく続く世界は危ない。
しかしそれ以外にアメリカがデフォルトを免れる方法はない。
アメリカの株価下落はその不安の表れである。
そんな中で果たして日本の景気だけが回復するのか。そんな甘いものではあるまい。
ただし景気回復を演出することはできる。しかしそれはアメリカ経済をファイナンスするためだ。
アメリカの暫定予算不成立以来、外国人投資家による日本株買いが減っている。アメリカのヘッジファンドの連中に資金が回らなくなっているためだ。
日米関係は、民主党時代の呉越同舟から、一蓮托生へと変化している。
アベノミクスの本音はいかにアメリカをファイナンスするかにかかっている。
そのためにはどんな労も厭わない。
ただアメリカがここまで混乱してくると、アベノミクスの柱である株高の演出も、相当な犠牲を払わないと維持できなくなる。消費税増税はそういうことのために使われる。
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