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危機に直面するアベノミクス
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4545871.html
2013年10月02日 NEVADAブログ
ブルンバーグは、以下のような記事を掲載しています。
日本のマスコミではまず見られない論説です。
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アベノミクスがアベマゲドンになる日−Wペセック
世界最大規模の債務の圧縮を目指して消費税引き上げを決断した安倍晋三首相に後世の人々が下す判断は、1997年の消費増税で景気回復の芽を摘んだ橋本龍太郎首相(当時)に対する評価同様に厳しいものとなるかもしれない。
今はそのように心配している人は少ない。
市場は、日本銀行の企業短期経済観測調査(短観、9月調査)の力強い改善に盛り上がっている。
1日発表された四半期ごとの同調査で、大企業・製造業の景況感は金融危機より前の2007年12月の調査以来の高水準に達した。
これを追い風に安倍首相は同日、消費税率(現行5%)を来年4月から8%に引き上げると表明した。
消費税は15年にさらに2ポイント引き上げられる方針となっている。
しかし安倍首相は、自身の日本再生プログラム、アベノミクスに対する2つのリスクに気付いているだろうか。
橋本元首相の前例と、インフレの影だ。
橋本氏は97年の消費増税で、日本経済に10年ぶりに訪れた力強い成長の機会をつぶしてしまった。
98年に首相を退任するころには、大恐慌からの米経済の脱却を緊縮で妨げた第31代米大統領、ハーバート・フーバー氏になぞらえるようになっていた。
インフレが安倍首相にとってのリスクをさらに高める。先週発表された8月の日本の消費者物価指数(生鮮食品を除いたコアCPI)は前年同月比0.8%上昇と、2008年以来の高水準。
政府はこれを歓迎したが、上昇の主因はエネルギーの値上がりだ。
燃料の輸入価格急上昇が響いている。
8月までの1年間で円はドルに対して20%下落。しかし、11年3月の大震災と原発事故を受けた安全懸念から原子炉の全てが停止している日本は、ガスと原油、石炭を輸入しなければならない。
インフレより怖い
このような物価上昇はインフレよりも怖いスタグフレーションをもたらす恐れがあると、UBSのアレクサンダー・フリードマン最高投資責任者(CIO)は指摘。
「アベノミクス」が「アベマゲドン」になりかねないという。
フリードマン氏は9月27日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「数カ月前に私は、『アベノミクス』が『アベマゲドン』に代わってしまうことが日本にとっての大きなリスクだと指摘した。成長なきインフレというシナリオ、つまりスタグフレーションだ。日本の債務の大きさを考えると、これは悲劇だ」と語った。
消費増税が日本の債務を圧縮させるどころか、増大させてしまうリスクもある。
増税は消費の足かせになる上に、その悪影響を相殺するための景気刺激策を必要とする。それでは財政健全化にはつながらない。
財政再建のために首相はむしろ、アベノミクスの最重要要素、日本が1990年以来避けてきた規制緩和・経済改革こそを進めるべきではないか。
10年前にこれをやっていれば、消費者の負担を今になって増やさなくて済んだだろう。残念なことに、政治家たちは過去2年を、日本の競争力を高める方法ではなく増税する方法ばかり話し合ってきた。
安倍首相が日本の明るい未来を望むなら、過去の過ちを繰り返さないことだ。
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最後の部分の指摘ですは、全く逆方向に進んでおり、規制緩和どころか規制強化に動き、民間活力どころか、土建国家へまい進する姿そのものであり、経済対策と言いながらばらまき、利権温存と、過去の「過ち」をそのまま踏襲している姿が今ここにあります。
この記事の通りの【アベマゲドン】になれば、日本は終わります。
また、世界の金融専門家が、金融危機対応を一段と強化しています。
一体何が起こって、何が起ころうとしているのか。
現在執筆中の【ワールドレポート】で詳しく解説させて頂きます。
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