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15年前にリストラという言葉がマスコミに踊って、大解雇が日本中に吹き荒れたが、そのときの日本人はリストラクチャーは経済再建だと思い込まされていた。
だれか、このリストラという言葉をはやらせた人を見つけて欲しいが、この言葉がなければ、誰も解雇を簡単に納得しなかったに違いない。
まさに「撃ちてし止まむ」や「贅沢は敵だ」、「一人はみんなのために」、「俺が囮になっているうちに逃げろ」的な空体語であったわけだが、今もそんな言葉が一杯ある。
ブラック企業というのは、今や餓鬼んちょでも知っているが、「過労死」同様にその意味するところは彼らにも感得できるだろう。
だが、サービス残業という言葉はどうだろうか。
労働法に詳しい方や、労働者意識が強い方々には、やってはいけないことだとわかるが、「サービス」という快い「お・も・て・なし」的な響き、「特別サービス」的なありがたい響きから、多くの労働者がタダ働きでいやだが、会社員としてはいいことのように錯覚して、「まっ、しょうがない、がんばるか」となっているのではないか。そして、それは経営者にとっては強欲な経済的利得以外の何者でもない。
しかし、これはまさしく違法行為であって、タダ残業をしている労働者は犠牲者であると同時に他者の雇用を奪う加害者の側面ももっている。
このような違法な慣行がまかり通るのは、ブラック企業を黙認する労基局のある日本にして当たり前なのかもしれない。朝礼とか打ち合わせとか自発的QC活動とか入場手続き、移動時間とかいろいろなくそ理屈を鵜呑みにする厚生労働省の部局のことはある。
そこで、提案です。
「サービス残業」のかわりにもっと、社会に違法意識を植え付けるいい名称はないだろうか。
一例として「違法残業」、「社蓄残り」「無賃残業」、「ブラック残業」、「隷従残業」、「圧力残業」、「タダ働き残業」、「パワハラ残業」等はどうだろう。
いい名称があったら、労働環境改善のために、みな拡散してくれ。
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