http://www.asyura2.com/13/hasan82/msg/690.html
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金融機関は「再稼働できないなら値上げを約束してほしい」と突き上げ、「申請なしでは説得力がない」(東電幹部)と自ら認めるほど追い込まれた・・・・
◆東電、柏崎6・7号機以外も申請準備 再稼働審査
2013/9/27 11:28 (2013/9/27 13:34更新)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD2701A_X20C13A9MM0000/
東京電力は27日午前、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)6、7号機の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請した。規制委は10月から審査に入る予定。東電は来春の稼働を目指す。広瀬直己社長は茂木敏充経済産業相に申請の経緯を報告し「これからがスタートという思いだ」と述べた。さらに記者団に対し、柏崎刈羽のほかの原子炉の審査申請についても「準備が整えば手続きしていく」と語った。東電の経営再建を左右する原発再稼働に向けた手続きが動き出した。
◆東電再建まず一歩 柏崎原発の再稼働審査を申請
当面の資金調達に道
http://www.nikkei.com/article/DGXDASDF2600X_W3A920C1EA2000/
東京電力の柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の再稼働に向けた手続きがようやく動き出した。再稼働を前提に収益の好転を訴えることで、銀行から融資を受ける道が開け、資金調達の危機はひとまず避けられる見通し。しばらく再値上げをしなくてもしのげそうだ。一方、原子力規制委員会は活断層の有無など慎重に審査する方針だ。
柏崎刈羽6、7号機の安全審査について東電は当初、7月中の申請を見込んでいた。しかし新潟県の泉田裕彦知事の反発や福島第1原発の汚染水問題の影響で、シナリオは白紙に戻った。
東電と政府が昨年まとめた「総合特別事業計画」(再建計画)によると柏崎刈羽は2013年4月から順次稼働するはずだった。動いている原発は今もなく、火力発電に頼った結果、12年度の燃料費は2.8兆円と10年度の1.9倍に膨らんだ。原発が1基動けば年1200億円の収支改善の効果をもたらす。
経営なお綱渡り
借り入れが必要な東電は再稼働の時期を仮置きした収支計画を説明してきた。不信を抱く一部の金融機関は「再稼働できないなら値上げを約束してほしい」と突き上げ、「申請なしでは説得力がない」(東電幹部)と自ら認めるほど追い込まれた。一方で昨年値上げの実施に苦しんだ広瀬社長は再値上げに動くことには後ろ向きだった。
綱渡りの経営は続く。規制委の審査を考慮すれば、今期中は再稼働を望めそうにない。コスト削減の強化が避けられないうえ、除染費用の負担はこれから増す。
除染やはぎとった土をためる中間貯蔵施設の費用は、国や自治体が東電に請求できる。特に中間貯蔵施設は計画が具体化した途端に東電が兆円単位で債務の認識を迫られ、債務超過に陥る恐れすらある。「被災者への賠償、廃炉、汚染水対策は限界までやるが、除染まではやりきれない」と東電幹部は語る。
東電は昨年11月から国に除染費用の追加支援を求めてきた。だが財務省は慎重なままだ。国は汚染水対策で約470億円の税金投入を決めた。さらに除染にも手をさしのべれば「東電の組織はいまのままでいいのか」と経営の体制を問い直す声が広がる見通しだ。
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※企業経済、貿易赤字
<参考リンク>
■三井住友銀など:東電向け融資借り換え承諾で調整、柏崎刈羽申請 (2)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MTPMHV6K50Z001.html
■貿易赤字14カ月連続、オイルショック後の過去最長と並ぶ| Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE98I00120130919
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