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<写真>偽装ブランド米に使用された米袋
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130927-00010000-takaraj-soci
宝島 9月27日(金)18時41分配信
■「混ぜる」が基本 コメの偽装法
世の中には「1文字で大違い」という似て非なるものの実例がゴマンとあるが、コメの世界でもそんな両者が存在する。 それが「ブランド米」と「ブレンド米」だ。
これが一緒になったら笑い話・・・だがその笑い話が最近、世の中を駆け巡った。
今年5月、豊島区の精米店社長が、「コシヒカリ」「あさひの夢」「朝の光」という3種類のコメを混ぜたブレンド米を、宮城県産のブランド米「ひとめぼれ」100%のシールを貼って販売した容疑で警視庁に書類送検された。
「この精米店社長は戦後60年に渡って続く老舗でしたが、社長は何十年も同様の手法を
使ったと告白し、業界に重苦しい雰囲気が漂っています。味が変わったことがバレないよう、半分以上は本当のブランド米を入れたり、出荷先をクレームの入りにくい老人ホームなど厳選。
工夫していたからこそこれだけ細く長く続いたのでしょう」(全国紙記者)
もっとも、それにはセンスも必要なようで、同じく今年4月に逮捕された大阪の米穀販売会社「ライスネットワーク」の場合、バレそうもないだろうと思った陸上自衛隊の大久保駐屯地(京都府)にニセブランド米を納入したところ、意外にもライスの味に敏感な隊員に通報され、めでたく御用となった。
コメの偽装の定番と言えば「混ぜる」だが、それにはさまざまな狙いがあって、少しだけでも得をしたいというセコイ動機から、売れない事故米を処理したいといった悪質なケースもある。
そして、全国にはこの「ニセブレンド米」をこっそりアシストする、暴力団とも親密な裏業者が存在する。
「彼らの仕事は偽装パッケージの製造と流通ルートの指南、確保。彼らのトレンドはいま、ネット販売です。ネットで業務用米穀を購入する層は、必ず価格比較をすることから、同じ条件で最安値の商品を用意すれば、そこに注文が集中する。しかも商品は配達されるまで確認されることはない。複数原料米なら安く販売できるわけで“ネットだからこそ実現した驚きの価格!”などと煽り、相当怪しいコメを捌いている業者が多数存在します」(同)
この世界、信用できたものではない。
取材・文/斎藤洋一 吉野浩太郎
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