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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130926-00010000-shincho-cn
Book Cafe 矢来町ぐるり 9月26日(木)18時27分配信
オリンピック開催地選考の最終局面、スペインのマドリードが必死に経済回復をアピールしていたが、南欧を広く見回せば、まだまだ状況は芳しくない。中でもギリシャは身売り、切売りの日々である。
外信部記者が言う。
「不景気で家賃の不払いが恒常化しており、不動産相場は下落の一途です。そのためギリシャでは今年の4月、投資移民促進法案というものが可決されました。その国に投資すると、一定の居住権を得られるというのは、世界各国で見られるものですが、ギリシャについては25万ユーロ(約3300万円)以上の不動産を購入するだけなのです」
米国のグリーンカードなどは、居住実態がないと、即取り上げになってしまうが、ギリシャの場合は定住も語学力も必要ない。ただ買うだけ。そこにつく「特典」に“あの国”が、当然食いついて来るのである。
「EUのほぼ全域を自由に動けるビザが付与されるのです。そのため中国人から注目されている。何しろ、中国人のパスポートはいまだに審査が厳しい。また億ションひしめく上海の不動産事情と比べれば、安い買い物でもある。欧州ビジネスを展開する中国人には、実にお得な投資です」(同)
となれば、ギリシャも必死に売り込む。北京特派員が最近の動きを追う。
「5月にはギリシャの首相が経済団体を引き連れて、港湾、空港などへの投資の呼びかけに北京を訪問しています。また7月にはギリシャ軍の参謀長がアテネの中国大使館を訪れ軍への投資も呼びかけています。そして9月8日には福建省アモイのコンベンションセンターで大規模なギリシャ投資の説明会が開かれた」(同)
中国の投資に詳しいビジネス・ブレークスルー大学教授の田代秀敏氏が言う。
「リーマンショック、欧州危機以降、世界各国がギリシャから引き揚げる中、中国だけは商機と見て、積極投資を進めた。すでにギリシャ最大のピレウス港は中国資本の支配下です。中国は欧州に確たる拠点を築いて、市場とともに欧州ブランドを手に入れようとしている。ギリシャがその入り口になろうとしています」
新・ギリシャ神話――
『トロイの木馬』の中には中国人が入っていた……。
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