02. 2013年9月25日 23:56:53
: pbGtlhns2o
レール検査で誤った基準を適用していたなどと弁明しているが、こんな言い分など誰も信用しない。国鉄一家が、国鉄の分割民営化に反対したのは、利益を生まない保線や電車の修理がおろそかになり、事故が多発すると分かっていたからだ。北海道は人口が少なく、鉄道の需要がもともと少ない。本土との旅客輸送は、9割以上が飛行機だ。北海道内でも高速バスとの競合が激しい。スピードを求めるなら、飛行機になる。旅客輸送の死守のために、在来線の高速化を進めてきた。これが130km/hで走る振り子式ディーゼル特急気動車列車である。しかし、そこに無理があった。 振り子式の高出力ディーゼル特急気動車は、カーブでも速度を落とさずに通過できることからJR四国でも広く使われているが、線路を傷めることはプロしか知らない事実だ。カーブの外側に大きな力がかかり、簡単にレールは変形する。 みなさん、鉄道用レールは鉄でできているから硬いと思っているでしょうが、実際は全然違う。ふにゃふにゃなのだ。うそだろと思うでしょ。でも本当です。JR貨物に、北九州の黒崎駅の新日鉄八幡製鉄所から西浜松の新幹線レールセンターまで新品レールを輸送する仕事がある。レール輸送貨車チキ5500形で50メートルのレールを輸送するのだが、途中の滋賀県〜岐阜県境の上り坂(近江長岡から柏原の間)は半径400メートルのカーブが連続する。ここを通過するとき、50メートルのレールは自然に曲がります。 JR東海313系5000番台 新快速 近江長岡〜柏原 カーブ http://www.youtube.com/watch?v=d5nRf_UkbO4 神戸駅通過の8866列車。レールがカーブに合わせて曲がっています。 http://www.youtube.com/watch?v=0FeC419iLX8 レールは道床が支えています。地震が起きると、簡単に曲がってしまう。鉄ですが、やわらかい炭素鋼ですから。 北海道の鉄道は、ぶっとばすのに向いていません。元々、線路等級が低いからです。よく函館本線にC62蒸気機関車の急行ニセコが走っていたことが引き合いに出されますが、あれは軽軸重形。それでも保線区は入線に反対していたとか。C62がカーブを通過すると線路が広がる。それに北海道は夏と冬の温度差が60℃もある。これも線路を傷める。条件が悪すぎるのです。それでも列車を走らせなくてはならない。大雪でも運休しない国鉄です。保線の苦労は並大抵のものではなかった。JRになって人員を大幅削減して、保線をおろそかにしたために事故が続発しているのです。 北海道に近い感じの鉄道と言えばニュージーランドですが、こちらでは貨物輸送ばかりで旅客輸送は限られた区間で行っているに過ぎません。南島を走る客車列車の風情をお楽しみください。 TranzCoastal Train from Picton to Christchurch, New Zealand http://www.youtube.com/watch?v=Gti2SSPltf0 KiwiRail*NZR*..DCP4790+Overlander&DXB5016+Capital Connection http://www.youtube.com/watch?v=Ru6LXapzWN8 ●きれいな道床に注目。再国有化で、保線に力を入れています。 KiwiRail DFT 7051 Powers up train 125 on Green Signal http://www.youtube.com/watch?v=bGgYx1iGktw ●木材を運んでいる貨物列車。日本では走っていません。 DC 4254 Passing New Railway Corridor Plantings http://www.youtube.com/watch?v=Dmi-es6ZR0I ●日本では見られない、プッシュプル方式の客車列車です。 ニュージーランドも北海道と同じく人口が少なく、鉄道もいったん民営になりましたが、これでは未来はないと分かり、再国有化されました。日本では国有化の議論すらタブーになっている雰囲気がありますが、今のままでは北海道のJRは確実に倒産します。あと、四国も危ない。ここは線路等級が低い線ばかりで、振り子式特急列車をガンガン走らせるには向いていない。最後に一言。自民党よ、お前ら本当に日本をダメにしてくれたな。国鉄を潰しやがったイルミナティ・ナカソネなど、元気ハツラツじゃないか ! 国鉄ぶっつぶしと原発つくりすぎで、最初から日本を破滅させるつもりだったんだろ ! |