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インフラの劣化と人間の劣化
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4541659.html
2013年09月25日 NEVADAブログ
日本国中のインフラが劣化しており、新大阪ー博多間の新幹線でも、首都高速でも、都内の道路でも、地方の橋でも、都内の地下鉄でも、走行中に異常な音がしたり、セメントが落下したり、ひびが入ったりしており、このままいけば早晩大きな大事故が起こることが想定されていますが、国も地方も予算がないとして対処していません。
このような中、JR北海道では異常個所放置が260ヶ所にも上ることがわかり、もはや組織としての体をなしていない状況が明らかになっています。
電車の整備もなおざりにされてきており、いつ、大惨事が起こるか分からない状態になっていますが、経営幹部の危機意識は薄く、全面運行を停止して総点検して、経営幹部の給料を半減させて危機意識を高めるほかありません。
現場のスタッフは、過酷な条件下で日々日夜働いており、給料を引き上げ士気を高めながら、経営幹部は年収を500万円以下に引き下げ、それなりの責任を取らせながら、全てがうまくいけば、元の給料に戻すという、荒治療をしませんと、今のぬるま湯的な幹部ばかりでは異常事態はなおりません。
また、これは日本人全体に言えることですが、何でも何とかなると思っている日本人があまりにも多くいます。
物事に対処する力が落ちてきていると言えます。
政府に1,008兆円の借金がありましても、地方に200兆円の借金がありましても、年金も500兆円以上不足していましても、誰も真剣に考えません。
東電の福島原発も、今でも300トンから400トンの放射性物質に汚染された水が海に流れ出ている中、漁を再開するとか、原発跡地を観光地にするとか、普通の考えからすれば、あり得ない意見が出てきており、これもすべて
リスクを「見ない・聞かない・言わない」体質に日本人がなっているからだと言えます。
借金が1,008兆円を超えてきている中、子供たちがこの借金を負担しなくてはいけないことを誰も真剣に議論しない日本社会は異常だと言えます。
今が「えじゃないか」という、「えじゃないか」現象が蔓延している日本社会は恐ろしい社会とも言えますが、政治・官僚側からすれば、そのような社会は「願ってもない」社会となります。
鼻薬を嗅がせておけば、大方の日本人は「見ない・聞かない・言わない」人間となっているからです。
将来のこと?何とかなるさ、と思い込ませておけば、なんでもありの社会となるからです。
JR北海道の怠慢は、日本全体の現象ということを我々は忘れるべきではありません。
施設と人間の劣化は猛烈な勢いで進んでいます。
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