03. 2013年9月24日 13:50:35
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[年収500万円程度]で終わった男たちの金言集2013.09.13 R-30 上司, 仕事術, 失敗, 年収 このまま年収500万円程度で人生が終わってしまっていいのか――。確かに、今のご時勢から考えれば年収500万円あれば十分という見方もある。だが、決して贅沢はできないし、家族を持っていれば自由にできるお金は哀しいほど限られてしまう。そもそも、30〜40代の働き盛りの人からすれば、もっと上を目指したいものだ。そこで、9/10発売の週刊SPA!では「[年収500万円程度の人生]で終わる男の実像」という特集を組み、年収がピークをすぎた50代の年収500万円台以下の現役サラリーマンにアンケートを実施している。 その中で、週刊SPA!本誌では掲載できなかった「自分の経験を踏まえて、30〜40代現役サラリーマンに向けて仕事面でのアドバイスをひと言」という質問に対する回答をここに紹介しよう。年収500万円程度で終わってしまった先人たちのリアルな失敗だからこそ、学ぶことも多いはずだ。 ◆目の前の仕事以外にも目を向けろ! まずアドバイスとして多かったのが「良好な人間関係」の構築だ。 「目の前の仕事だけが仕事ではない。目に見えない人間関係を構築することも重要な仕事のひとつ。私は仕事に終われ、社内付き合いには無頓着だった」(53歳・運輸業) 目に見えない“仕事”とは上司の評価、部下への配慮などもある。年収500万円以上ということは管理職。マネジメント能力が問われる以上、人間関係の構築は必要不可欠ということか。 「忙しいときに仕事をするのは当たり前。暇なときに何をするかで他人との差が出る。俺は外回りの仕事を行くふりをしては公園のベンチや車内で昼寝。喫茶店でお茶をしていました」(56歳・小売業) こうした時間に「仕事関連の資格を取得しておけば」「売り上げ増のためにがむしゃらに働いていれば」と悔やんでも後の祭り。30代、40代で仕事と真摯に向き合わなかった結果、50代になってしまったら、もはや年収がアップする余地はない。 ほかにも、以下のような言葉が寄せられた。 「一人で仕事を抱えてはいけない。みなの評価を受けるには協力して仕事をすることも大切」(サービス業・52歳) 「自分に自信を持ちすぎるな。周りの人間をバカにしていると、いつか自分がバカにされる」(建築業・55歳) 「そんなことわかっている!」と思うかもしれないが、これらのことが実際にできている人は少ない。ここは真摯に自分と向き合い、先人たちからの重い言葉から学び取らなければ、本当に年収500万円程度で一生を終えてしまうかもしれない。 <取材・文・撮影/日刊SPA!取材班>
【7割が万年平社員という時代】年収500万円は夢のまた夢!? 2013.09.10 R-30 年収,サラリーマン 現在年収500万円の50代は、「上司の評価をあまり気にしない」「ランチは1000円以下」の項目で何%がYESと回答したか? 厚生労働省のデータによれば、大卒男性の年収は50歳のピーク時で平均535万2000円。普通に働いていれば、500万円程度は稼げるわけだが、今後の社会情勢いかんでは、それすら難しい。「安泰なのは40代後半のバブル世代まで。団塊ジュニア世代以降は、6〜7割が年収500万円の壁を越えられないでしょう」と語るのは、人事コンサルタントの城繁幸氏だ。「勝ち組3割+負け組7割」という構図が顕著になればなるほど、賃金カーブのピーク時の平均が500万円を越えないのは言うまでもない。 「生涯賃金は’90年代以降右肩下がり。大手企業ですら3.5億円から2.5億円と1億円も減っています。今後もグローバル化の下で回復する要素はなく、『全員貧乏になるより、一部でも勝ち組がいるだけマシ』という時代になります。出世街道も険しいものになり、7割は平社員で会社員生活を終えることになるでしょう」 勝ち組の後塵を拝し、500万円に届くか否かに一喜一憂しながら働き盛りが過ぎていく万年平社員。彼らには、どんな特徴が? 「まずは、言われたことしかやらない“指示待ち人間”。新プロジェクトに手を挙げない、ビジネスに役立つ飲み会にも参加しない、土日は寝るだけで趣味に没頭なんてもっての外。『社会人の土日=勉強する日』ですから。さらに、リーダーシップのない人間も出世の見込みはありません。文字どおり、管理職とは管理能力が問われる職。“窓際部長”のような無駄なポストは存在させる余力なんて日本の企業にはないですよ」 年功序列で将来は自分も課長・部長になんてのは、もはや夢のまた夢。このままだと年収500万円ですら御の字の時代が来そうだが、その程度の年収で終える人生はつまらない。不眠不休で働き続ける現役サラリーマンならば、「年収500万円程度の人生」で終わるという現実を直視すれば、それはあまりにも夢がなさすぎる話ではないか? 9/10発売の週刊SPA!の特集「[年収500万円程度の人生]で終わる男の実像」では、今後は年収が下がる一方の50代の年収500万円台以下の現役サラリーマン200人にアンケートを実施。彼らの仕事、生活、恋愛から見えた共通点を63個も網羅している。果たして、彼らはいかにして年収500万円になり、そのまま人生を終えようとしているのか? うだつの上がらなかった先人たちに学べ! <取材・文/週刊SPA!編集部> 【城繁幸氏】 人事コンサルタント、作家。人事・雇用問題のスペシャリストとして活躍。主な著書に『7割は課長にさえなれません』(PHP研究所)、『若者を殺すのは誰か?』(扶桑社)などがある
LCCキャビンアテンダントは年収250万円の低報酬 2013.04.03 R-30 井上雅之氏 かつてはスチュワーデスと呼ばれていたキャビンアテンダント、すなわち旅客機の客室乗務員は多くの女性が憧れる職業であり、待遇も非常に良く、年収が1000万円を超える人もざらにいたという。 しかし今の平均年収たるや、日本航空や全日空で400万円台、スターフライヤーやソラシドエアに至っては250万円程度という驚きの低さだ。その理由を『よくわかる航空業界』の著者であり、スカイマークの代表取締役社長でもあった井上雅之氏に聞いた。 「世界で成功しているLCCには共通する5つの特徴があります。1番目に航空機メーカーから特定機種を一括購入することでのコストダウン。2番目に2地点の短距離運航の数を増やして稼ぐ手法。3番目に機内サービスの簡略化。4番目に着陸料の安いサブ空港の利用。5番目がインターネットでの航空券直販です。日本の場合、この4番目と5番目がうまくいっていないんです。都市圏にサブ空港がなく、主要空港を利用。航空券と宿泊を合わせたパック料金が依然安くて人気があり、代理店の割合が減らずに直販が売れない」 結果、ローコストになりきれず、それでも格安を保つために、人件費にしわ寄せが来ているという。 「ひとり育成するのに10年以上、2億円かかると言われるパイロットは手放せませんから待遇を下げられません。整備士も国家資格や機種別のライセンスを取るために社内育成してますから価値が高い。結果、地上職員か客室乗務員にしわ寄せが行ってしまうわけです」 最近は清掃業者を入れないのが常識で客室掃除もさせられるCA。それでも人気というから驚きだ。 <取材・文/上野充昭> 【井上雅之氏】 外資系大手航空会社を経て、2003年、スカイマークの社長に41歳の若さで就任。以後、鉄道会社、投資ファンドのバス会社で社長。USCPA ※4/2発売の週刊SPA!「意外な高報酬/低報酬暴露リスト」特集より。
「評価が低い」と感じてる40代会社員の希望年収は661万円
2013.03.12 R-30 「俺は正当に評価されていない!」なんて青くさい叫びだが、今や40代こそ、こうした不満が溜りやすいという。企業向け研修で講師を務める濱田秀彦氏は、こう分析する。 「40代の深刻なテーマです。未経験での転職は不可能ですし、転職して給料を上げようとは考えられない年代ですから、社内価値を上げるしかなくなる。20〜30代なら『転職して給料を上げよう』とか『ほかへ行けばもっと評価されるはず』という外向きの幻想を抱けますが、40代はそれを持てない。そして、大概の人は会社でそこそこ真面目に一生懸命にやっていますが、大半の人は評価されていないわけです。一方で、同じようなのに妙に評価されているヤツがいる。これはメラメラきますよね」 では実際に、「評価が低い」と感じている全国の37〜49歳正社員111人にアンケートを実施した。評価を給料に換算すると、もらってしかるべきと思っている額と実際の給料との差額の平均は157万円(希望年収661万円に対し、実際の年収は504万円)となった。自分に見合うポストは、課長(28%)、主任(24%)、部長以上(21%)と続いたが、現在のポストで最も多かったのは平社員(32%)、次いで主任(31%)というのが現実であった。 ⇒グラフ【画像】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=402832 40代会社員 過去に会社の人事を担当していた濱田氏は言う。 「査定用の自己評価は、上司からの客観的評価より高くなる傾向がありました。ズレが1割程度ならまだしも、2割、3割にもなると『自分を客観的に見られてない』と、かえって評価を落としかねません」 3/12発売の週刊SPA!『40代「俺は会社で評価されていない」症候群』では、「評価されていない」と感じているアラフォー以上の会社員の現状と苦悩を取材。その傾向と対策を特集している。 <取材・文/週刊SPA!編集部> http://nikkan-spa.jp/402043/130319_cl1
正社員でも40歳年収280万円の絶望
2012.10.23 R-30 年収 大沢さんの家計簿 10/23発売の週刊SPA!「40代年収200万円台時代の衝撃」特集では、40代・年収200万円台の人々を取材したところ、正社員で勤続年数が長い場合でも例外ではなかった。 自動車産業一筋20年の大沢修さん(仮名)は、8年前から現在の工場で勤務。最初の数年は年収330万円前後だったが徐々にダウン。昨年は280万円とついに300万円を切ってしまった。 「今年も同じくらいです。社長には、『今は持ちこたえているが、5年後はわからない』と言われました。できれば別の仕事に転職したいけど、整備士以外の資格も技術も何も持っていないし……」 だが、肝心の車の整備もハイブリット車を整備できるスキルは持っていない。そのため、「同業他社への転職も難しい」と言う。 「10歳、8歳、2歳とまだ手のかかる子供が3人もいる。特に長男は『将来大学に行きたい』って言ってるけど、今の状況じゃ無理。私に似ないで頭のいい、自慢の息子なんだけどね」 あまりの困窮ぶりに現在末っ子の育児に専念中の大沢さんの奥さんも「来年からパートに出る」と宣言。だが、大沢さんがこの調子では大幅な改善は期待できない。 「妻の実家に援助を頼むつもりです。もともと折り合いが悪かったのですが、息子たちのことを可愛がってくれるので。子供をダシに使うのは心が痛みますけど」 援助を請うのもいいが、一家の大黒柱ならほかにもやることがあるはず。これでは家族も不安だ。 長引く不況、グローバル化とIT化のなかで、上場企業でもあっても年収200万円台――そんな40代が珍しくない時代が、すぐ近くにやってきている。 <取材・文/週刊SPA!編集部> |