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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE98K00F20130921
2013年 09月 21日 09:29 JST
[ロンドン 20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が17─18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想に反して緩和縮小を見送ったことについて、FRBが今回のFOMCに先立つ数カ月間、政策に対する立場を明確に伝達することができなかったとの見方がエコノミストの間で大勢となっていることがロイター調査で明らかになった。
ロイターは主要銀行や調査機関などのエコノミストを対象に調査を実施。48人中33人がFRBのコミュニケーションは「不明瞭」だったと回答した。残りの15人はFRBは明確だった回答、このうち5人はFRBが9月のFOMCで資産買い入れ規模を維持すると正確に予想していた。
バーナンキFRB議長は5月に月額850億ドルの資産買い入れ規模の縮小を年内に開始する可能性に言及。ロイターがそれ以降に投資家やアナリストなど対象に実施した10回を超える調査では、9月のFOMCでFRBが緩和縮小に着手するとの予想が示されていた。
今回のFOMC以降にロイターが実施した調査では、FRB緩和縮小を開始するのは12月のFOMCとの予想が示されている。
ただ、9月のFOMCに関する市場との対話が混乱したことで、12月の縮小開始観測にも懐疑感は払しょくできない。ウェルス・ファーゴのシニアエコノミスト、サム・ブラード氏は、「FRBは市場の信頼を失ったと見られる。市場とのコミュニケーションを図ったとしても、当然疑問は残る」と述べた。
バーナンキ議長の任期切れが来年1月に迫っていることも、今回のコミュニケーションの混乱の要因の1つとして挙げられる。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのグローバル・エコノミスト、イーサン・ハリス氏は、「バーナンキ議長は死に体だ。本人も目立たないようにしているようだ」とし、「FRB指導部が力強い姿勢を打ち出すには、良い時期ではなかった」と述べた。
ロイター調査では、FRBが緩和縮小開始を決定する時期の予想は、42人が12月17─18日のFOMC、11人が来年初旬と回答。
12月のFOMC後にはバーナンキ議長の記者会見が予定されているが、10月29─30日のFOMCでは記者会見の予定はないことから、10月のFOMCで緩和縮小が決定されると予想を示したのは6人にとどまっている。
縮小規模の予想は月額150億ドル。内訳は国債が100億ドル、モーゲージ担保証券(MBS)が50億ドル。
量的緩和第3弾(QE3)の最終的な規模の予想は1兆4000億ドル超と、9月FOMC前の調査の1兆3000億ドルを上回った。
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