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2013年09月21日 08:55 JST
【ニューヨーク・ロイターES=時事】20日の金現物相場は、約2.5%下落した。米セントルイス連銀のブラード総裁が10月にも量的緩和を縮小する可能性があると述べたことを受け、機関投資家が積極的に売りを出した。
銀相場が5%急落したほか、白金も2%超下落した。
金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和の現状維持を決めた18日に記録した4.5%の上昇分をほぼ消した。18日は予想外のFRB決定を受けた大量の買いが入り、1日の上げ幅としては1年超ぶりの大きさとなった。
ブラード総裁発言を受けて20日の金相場は、産業用の商品や株価よりも大幅な下げとなった。
HSBCの主任貴金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「量的緩和縮小の可能性が取り払われたことを受けて金相場はかなり上昇した。今度はブラード総裁の発言が目先の不透明感を幾分注入したことで、金や貴金属への売りをもたらした」と説明した。
金現物は米東部時間午後3時32分(1932GMT)時点で、33.19ドル(2.4%)安の1オンス=1331.20ドル。
金は今週、約0.5%高となっている。18日の4.2%上昇は2012年6月以来の高い上昇率だったが、それをおおむね帳消しにしている。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは36.80ドル(2.7%)安の1332.50ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日平均を約10%上回る水準。
COMEXの金オプションフロアトレーダーのジョナサン・ジョセン氏は、オプション絡みの売りが金相場の下落を加速させたと指摘。18日の上昇を受けて安いプット・オプションが大量に買われた後で、多くの市場参加者がプット・オプションの権利を行使したと説明した。また今週の金相場上昇時に出来高が比較的少なかったため、上昇が短命に終わる可能性があったという。
アナリストらは、COMEX金先物の建玉が18日に減少したことは、量的緩和維持決定後の金相場上昇が、新たな資金の流入によるものというよりは、ショートカバー主導だったことを示していると述べた。金相場は、50日と100日の移動平均が収束する1345ドルのテクニカル的に主要なサポート水準を割り込んでから、下げ足を速めたという。(了)
[時事通信社]
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