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長期衰退を止めるには移民政策しかない 大前研一の日本のカラクリ(PRESIDENT) 
http://www.asyura2.com/13/hasan82/msg/554.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 9 月 20 日 00:05:01: igsppGRN/E9PQ
 

長期衰退を止めるには移民政策しかない 大前研一の日本のカラクリ
http://president.jp/articles/-/10601
PRESIDENT 2013年9月30日号 ビジネス・ブレークスルー大学学長 大前研一/小川 剛=構成 ライヴ・アート=図版


■毎年50万人ずつ労働力が減る

国立社会保障・人口問題研究所が発表した最新データによれば、約30年後の2040年、日本の人口は1億700万人で、現状よりも2100万人(約16%)減少するという。

デモグラフィ(人口動態)は、日本の未来を冷徹に映し出す。人口減社会の最大の問題は働き手がいなくなることだ。

団塊世代のリタイア時期に入って、今、日本の社会では毎年80万人ずつの労働力が減っている。新規に入ってくる労働力が約30万人だから、差し引き毎年50万人ずつ税金を払う人々が失われていることになる。

GDP(国内総生産)は国内で1年間につくりだす総付加価値のことであり、当然、これは働く人の数に比例する。つまり日本が現状のGDPを維持しようと思えば、50万人分ずつの労働力を補わなければならないのだ。

会社の働き手がいなくなるばかりではない。労働力が不足すれば、警察、消防、自衛隊など国の安全や治安を守るための組織すら機能しなくなる。また、今後はリタイアした人の面倒を見る労働力も大勢必要になるが、それも現時点では、まったく手当てできていない。つまり、今のデモグラフィのままなら、日本は長期衰退するしかない。

どんなに有効な少子化対策を打って出生率を高めても、間に合わない。とすれば50万人のギャップを埋めて、日本の長期衰退を回避する方法は1つしかない。「移民政策」である。

日本は1980年代後半、外国人労働者の受け入れを積極的に行ったことがある。建設現場や飲食店で働く外国人が急増したが、バブルによる人手不足の緩和を目的とした“なし崩し的な”政策だった。さらに単純労働に従事する外国人に対する評価が必ずしも高くなかったために、バブル崩壊後の不況で多くの外国人労働者が日本を去った。また居残った外国人によるトラブルも頻発した。

90年には、「日系」にこだわって、日本国籍を持たない日系外国人に定住者の在留資格を与えている。ブラジルやペルーなどから多くの日系人(パスポートを偽造したインチキ日系人を含めて)がやってきたが、廉価な労働力として扱われただけで、日本人に同化してもらうための移民政策には程遠いものだった。

その後、「失われた20年」を経て日本社会はすっかり内向きになり、移民政策をまともに論じなくなった。「移民を入れたら犯罪が急増する」「日本中を新大久保にする気か」と石原慎太郎前東京都知事に一喝されたら終わり。今日のようにネット右翼(ネトウヨ)が跋扈し、外国人に対してヘイトスピーチが垂れ流される時代には議論はさらに難しくなる。

しかしデモグラフィには10年後、30年後の未来図が映し出されているわけで、衰退が見えていて何もしないのは、行政府および立法府の怠慢でしかない。

■50万豪ドル以上で「永住ビザ」

図の「外国生まれの人口比率」を見ると、移民政策に積極的で国民1人当たりGDPが高い国が上位を占めている。日本はわずか1%だが、1位のルクセンブルクは人口の40%以上が外国出身者である。2位のシンガポールはいわずとしれた移民大国。私が同国政府のアドバイザーを務めた70年代は人口200万人程だったが、積極的な移民政策の結果、今は550万人近い。

3位のオーストラリアは、今でこそ多文化主義で知られているが、かつては白豪主義(白人優先主義とそれに伴う非白人の排除政策)の国だった。それが少子化や労働力不足の問題から72年に白豪主義を撤廃、以降、台湾、香港、シンガポール、中国本土から華僑を中心に約800万人の若い中国系移民が流入した。1000万人台にとどまっていた人口は今や2300万人を超えている。

オーストラリアの移民条件は非常にハッキリしていて、オーストラリアにとって役に立つ人材かどうか、そしてオーストラリア政府が面倒を見なくても生活できる資産があるかどうかである。地元のオーストラリア大使館に行って、自分の特殊技能を申告したうえで、HIV検査などを行い、現地の銀行口座に50万豪ドル以上あることを証明すれば、数カ月後にパーマネント・レジデンス(永住ビザ)がもらえる。パーマネント・レジデンスでの一定期間、学歴や犯罪歴などを評価されて問題がなければ、申請次第で市民権も付与される。

若くてお金のある中国系の移民が住み着いた先でじっとしているわけがない。商売上手だからすぐにビジネスを始める。教育熱心で優秀な子弟が多いから、彼らが入ってくると学校のレベルが上がる。移民先のコミュニティが活性化するのだ。

もしオーストラリアが白豪主義のままであれば、あるいは宗主国のイギリス系だけでやっていたら、あり余る資源にあぐらをかいて老大国として衰えていただろう。しかし中国系を中心に移民が増え、それにギリシャやイタリアから職を求めて渡ってくる移民が加わってオーストラリア経済は今や国や地方自治体の借金はほとんどない。

表ルートばかりではない。オーストラリアはインドネシアとの間にある自国領のクリスマス島などにボートピープルの収容施設をつくっている。オーストラリアにやってきた難民はそうした収容施設で保護され、英語やオーストラリアの歴史や文化を学ぶ。つまりオーストラリア化教育を施され、最後には市民権が与えられて国内各地に送られる。これも移民政策の1つだ。

オーストラリアというと資源国だから調子がいいと思われがちだが、ポイントはそこではない。移民政策によって新興国と同じようなデモグラフィになっている。それだけ若さとエネルギーに溢れているのだ。

■「グリーンカード制」を導入せよ

意外にも移民大国のアメリカと同じくらい「外国生まれ」が多い国がドイツだ。

ドイツも移民先進国の1つで、「ガストアルバイター(ゲスト労働者)」と称して、多くの移民を受け入れてきた。たとえば、第2次世界大戦後の労働力不足を補うために、トルコ系移民を大量に受け入れた。ドイツ語教育を徹底するなどの移民政策に国を挙げて取り組んできた結果、今やトルコ系は国会議員も輩出しているのだ。

暴力事件や排斥運動などドイツ社会が、移民に対して長らく葛藤を抱えてきたのも事実だが、もはやドイツ経済にとって移民は欠かせない存在になっている。トルコ経済の発展に伴ってトルコ系移民は減って、EUの統合や東欧拡大が進んだ90年代以降はポーランドやルーマニア、さらにブルガリア、ハンガリーなどの移民が増加してきた。

失業率4%台のドイツは、人手が足りない状態である。EU域内は人の移動が自由なので、最近は若年失業率が高いポルトガル、スペイン、イタリア、そして国が破綻しているギリシャからの移民も多い。ドイツ政府はそうした人材を専門学校に通わせてトレーニングを施し、労働市場に送り出すなどして、ヨーロッパの失業問題に一役買っているのだ。

失業率が低くても、足りない人手は移民で補うから労働コストは上がらない。だからドイツの国際競争力は高い。頑なに移民を拒み、モノづくりの基盤を海外に流出させている日本とは対照的だ。日本の場合、移民を入れる気もなければ、システムもない。私は『平成維新』を出版した25年前から「移民をしなければ日本の将来はない」と主張し続けてきたが、80年代のような泥縄式の移民政策ならやらないほうがいい。

私がかねてから提案しているのは「グリーンカード制」だ。それぞれの母国で優秀な成績で学校を卒業した人や、きちんと資格を持った人を積極的に受け入れて、日本語だけでなく、日本の社会習慣や生活の知恵、大まかな法律まで教えて、日本に適応できるようにする。2年間、無料で受け入れ教育を行って、成績が良かった人には永住と勤労を保証するグリーンカードを発行し、日本人と全く同じ条件で働けるようにする。グリーンカードで5年が経過して日本に残りたいなら、市民権を与えてもいい。

高校の授業料無償化よりも移民教育の無償化のほうがよっぽど意味がある。日本は少子化で学校施設も教師も余っているのだから、日本化教育(かつての植民地下における日本化教育ではない)に振り向ければいい。教師もやりがいが出てくる。

移民政策で重要となるのは、計画性とスペックである。景気がいいときだけ工場や工事現場に放り込んで、景気が悪くなれば解雇して知らんぷり。そうやって追い込んでおいてトラブルを起こせば「これだから外国人は信用できない」では、移民は定着しないし、移民に対する国民の理解も進まない。

たとえば年間30万人という目標を設定したら、そのために必要な仕掛けを割り出して、5年計画なり10年計画なりで、環境をしっかり整備する。

「どういう人材が必要か」というスペックも大事で、ドイツの場合、必要な350種の職種がハッキリ定義されている。

シンガポールやオーストラリアにしても、「わが国はこういうスキルを持った人材が欲しい」と世界にアピールして、人材獲得競争を展開している。のんびり待ち構えているだけで、良質な移民が集まるほど甘くない。世界の国は優秀な途上国の人材を奪い合っているのだ。

日本が抱えた問題を解決するためにどういう人材がどれくらい必要なのか、きちんと見定めて計画的に施策を打つ。

国家運営に支障をきたしてから、取ってつけたように移民を受け入れても、絶対にうまくいかないのは過去の苦い経験でもあり、世界各国の苦い経験でもあるのだ。


出典:

『平成維新』(講談社)


 

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コメント
 
01. 2013年9月20日 01:07:07 : cvtXWpCUFI
あいも変わらず大前は移民が経済成長を促すと繰り返してるが、
こういうのは移民による弊害も提示して検証しないと意味がないし、
労働力の余っている今の日本で移民を大量に受け入れればどうなるかも
全く考えていない。
しかもブラック企業の横行する今の日本で、母国で優秀な成績の人間が
日本人と同じ条件で働くためにわざわざ日本に来るだと・・・・?w
民族主義や純潔主義を主張する気はないが、GDPという数字を上げるためだけに
労働力として大量の移民を受け入れ続けることは長い目で見て
さまざまな問題を生じるし、移民に防衛や治安維持の役割を担わせることの
危険性も考慮していない。
こんな浅薄な理論を展開する人間が主催する講義が年間100万ほどだが
とてもそれだけの価値があるとはとても思えない。

02. 2013年9月20日 02:04:34 : L3oWjvNiyM

大前って馬鹿なんだよな。


03. 2013年9月20日 05:12:19 : ArLVW38Mhw
日本文化の閉鎖的特殊性を甘く見過ぎ。政府主導の押し付けトップダウンでは、取り返しのつかない社会文化的歪みを生み出すのが関の山。

04. 2013年9月20日 08:02:05 : 8rNCXQYiW2

 取り返しのつかない愚かな移民政策を言い立てる売国奴、大前研一のカラクリは?

05. 2013年9月20日 09:25:07 : FTIfaikkMc
> オーストラリアの移民条件は非常にハッキリしていて、オーストラリアにとって役に立つ人材かどうか、そしてオーストラリア政府が面倒を見なくても生活できる資産があるかどうかである。地元のオーストラリア大使館に行って、自分の特殊技能を申告したうえで、HIV検査などを行い、現地の銀行口座に50万豪ドル以上あることを証明すれば、数カ月後にパーマネント・レジデンス(永住ビザ)がもらえる。

在日へ生活保護費を支給する現状は言語道断。
日本もオーストラリアの移民条件を見習って、政府が面倒を見なくても生活できる資産があるかどうかを調べ、生活の出来ない在日は本国へ強制送還をすべきである。

> もしオーストラリアが白豪主義のままであれば、あるいは宗主国のイギリス系だけでやっていたら、あり余る資源にあぐらをかいて老大国として衰えていただろう。

日本には、「あり余る資源」が無いどころか、食料の自給率は僅かに40%。
それなのに、「あり余る資源」を持つオーストラリアの真似して移民を受け入れよと主張する変な大前研一。

> 2位のシンガポールはいわずとしれた移民大国。私が同国政府のアドバイザーを務めた70年代は人口200万人程だったが、積極的な移民政策の結果、今は550万人近い。

NHKの番組で見たが、シンガポールは外国人の女性労働者が妊娠すると直ちに本国へ強制送還している。
大前研一がシンガポールを見習えと言うのならば、日本も妊娠した外国人女性労働者は本国へ強制送還せねばならない。
それよりも、大前研一を本国へ強制送還する方が弊害を減らせる。


06. 2013年9月20日 11:12:11 : lqOPOFnyLE
人口減を問題視する人が多いが、労働力過剰ぎみの現状をどうみているのだろう。確かに、生産力が大きくて消費人口が少なくなってると、設備稼働率が低くなってコストが高くなり、不動産も需要減で価格が下がる。しかし、より良い生活のためには、賃金を上げるのにふさわしいサービスを開発し、労働時間を低減し、より新しいサービス需要を増大させることが望ましいのではないか。文化的に高度にしていくことに移民政策は逆行するものと思える。

 


07. 2013年9月20日 11:31:35 : niiL5nr8dQ
大前研一ニュースの視点〜
┃1┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┗━┛『東芝・サントリー・マクドナルド・セブン-イレブン・アマゾン〜プラットフォーム戦略を考える』
 ――――――――――――――――――――――――――――――――――

 東芝 印ヴィジャイの変圧器事業を買収
 サントリー食品 英グラクソと飲料事業買収で合意
 日本マクドナルドHD 立地特性に応じて価格を9段階に設定
 セブン-イレブン・ジャパン 2014年度に1600店を出店へ
 アマゾンジャパン 新設物流センターを稼働

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 ▼ 立地で価格を変えるマクドナルドの経営姿勢に問題あり
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 東芝は10日、インドの重電メーカー、ヴィジャイエレクトリカルの
 変圧器事業などを買収すると発表しました。

 買収額は200億円で、ヴィジャイの変電所向け変圧器の工場や
 販売網を活用し、経済成長が続くインドの送配電機器事業に
 本格参入するとのことです。

 日立や東芝などは、大胆に鉄道を始めとした欧州のインフラ投資に
 乗り出しています。

 経営力が伴っていけば、これらの海外投資はかなり良い成績を
 上げてくれると期待できます。

 またサントリー食品インターナショナルは9日、飲料事業の
 買収交渉をしていた英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)
 と基本合意しています。買収金額は2000億円超とのことです。

 サントリーとしては上場によって得た資金の使い途として
 考えたのでしょう。

 悪くはありませんが、この程度の会社しかなかったのかとも思います。

 一方日本国内では、これまで圧倒的な成績を上げてきた
 マクドナルドが動きを見せています。

 日本マクドナルドホールディングスは13日から価格を立地の特性に
 応じて9段階に分けると発表しました。

 従来は都道府県別の6段階でしたが、同じ自治体内でも観光名所や
 空港など需要が旺盛な場所を最も高くします。

 全国一律を基本としてきた日本の外食産業の価格戦略に影響すると
 見られています。

 私は最近のマクドナルドの戦略について、牛丼チェーン店や
 コンビニエンスストアなど惣菜市場を考慮していない点に
 問題があると指摘してきました。

 しかし、今回の方針はこれまでの何にも増して
 「お粗末な決定」だと思います。

 このようなことを平気で実行するということは、今マクドナルドは
 「お客さんに向いていない」ということです。

 そんな不道徳な経営は許しがたいと思います。

 海外では実施されているということを言い訳にして、客の弱みに
 付け込むような方針には、正直言って辟易してしまいます。

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 ▼ アマゾン一人勝ち。勝因はプラットフォーム戦略にあり
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 セブン-イレブン・ジャパンは2014年度、過去最高となる
 1600店のコンビニエンスストアを開く見通しです。

 大都市圏を中心に店舗網を広げ、日常の買い物に不便を感じている
 シニア層や働く女性の需要を取り込む狙いとのことです。

 10年ほど前までは、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート
 の出店数は6,000から9,000の範囲で拮抗していましたが、
 ここに来て完全に出店スピードに差がついて、セブン-イレブンの
 一人勝ちの様相を呈してきました。

 昨年四国に初めてのセブン-イレブンが出店したというのですから、
 まだまだ出店できる場所はあると言えると思います。

 一方で、人口密集地ではすでに過当競争になっていますから、
 既存店舗の整理も必要になるでしょう。

 いずれにせよ、過去最高の出店数を目指すというのは、
 かなりリスクの高い戦略です。

 おそらく半径300メートルという近距離でカバーすることになるので、
 コンビニを超えてコンシェルジュ機能を備えるなど、
 従来のコンセプトを変えることが必要だと思います。

 さらに順調に日本国内で一人勝ち状態になっているのが、
 アマゾンジャパンです。

 アマゾンジャパンは神奈川県小田原市に物流センターを新設し、
 3日、稼働を始めました。

 同社の物流拠点としては国内最大で、約1千人の雇用を創出します。

 また、出版業界の9団体は9月中に、海外から電子書籍を配信する
 事業者へ公平に消費税を課す要望書を政府の税制調査会に
 提出するとのこと。

 海外にサーバーを置く企業が配信する電子書籍には消費税が
 課税されないことを問題視したものです。

 アマゾンが脅威になるというのは、以前から分かりきっていたこと
 ですが、東日販の存在があるので大丈夫だと高をくくっていたので、
 このような事態になってしまったのです。

 私は十数年前から「アマゾンは利益を出す企業になる」と
 指摘していました。

 その理由は明白で、次の3つを備えたプラットフォーム戦略に
 則っていたからです。

 すなわち、「ポータル機能」「帳合(決済)機能」
 「配送(物流)機能」の3つです。

 ポータルサイトを保有し、その場でクレジットカードを使って
 決済が可能で、その後の配送も請け負えるというのは
 「プラットフォーム」として大きな強みになります。

 日本では東日販が価格統制をして値引きができませんが、
 その分、物流機能の充実に努めて、今では午前中に注文したら
 午後には配送される仕組みを作り上げてしまいました。

 米国にも巨大な配送センターをいくつも保有していますが、
 日本でも巨大なものを小田原に新設するということです。

 物流が強くなることで、アマゾンは当初の書籍だけではなく、
 アパレルから食品までありとあらゆる商品を扱えるように
 なりました。

 靴や洋服などは、「試着して返品も自由にできる」という
 仕組みまで作っています。まさに、物流機能の勝利です。

 日本の出版社や電子書籍関連企業にも期待していましたが、
 結局のところ全てアマゾンに持っていかれるという
 状況になっています。

 アマゾンのプラットフォーム戦略に、
 その勝因があると私は思います。


08. 2013年9月20日 11:51:32 : nJF6kGWndY

富裕層や高技能の移民に対する促進策は良いだろう

ただ中低レベル移民の場合、景気低迷時に社会保障コストが逆にかかるから、国籍の有無での差別的な取扱いや

失業したら滞在できないようにする、子供に日本国籍を与えないなどの処置が必要だが、人道的には難しいだろう

それに日本人は隠れて陰湿な差別を行うから、期待したほど進まず、社会分裂など、マイナス効果も大きいだろう


ただし、労働規制緩和や法人税軽減などと併用すれば、劇的な経済効果をもたらすことは間違いない

米国やシンガポールなどと同じく格差国家を目指すなら、発展していくだろう

しかし、無理して発展しなくても、どんどん衰退して、最後は中国に侵略されて文化的に滅亡するというのも日本らしくて悪くは無いな



09. 2013年9月20日 18:44:12 : nTm10EWWGs
GDP(国内総生産=総付加価値)は、生産と消費で成り立ち、そのGDPの拡大こそが発展であり進歩であり、それを達成するには移民政策で生産人口と消費人口を増やせば、税収が増え延いては国家運営が安定し、かつ社会が安定するという意見であろうと思うが、

問題とされている付加価値はそれを消費する人がいてこそ生まれるもので、
これは働く人の数に関係無く、物に関する消費とバランスする生産はオートメ生産の進展によっても補えるので、無理に生産人口を増やし消費を必用以上に促し自然環境に付加を与える必用があるとは思えない。

問題は、産み出される付加価値に対して、より大きな分け前にあずかろうとして、利息つき預金通貨を民間銀行が裁量によって発行する権利を持っていることにあるように思う。

民間銀行が発行する預金通貨は、貸し出しによって生まれるのであるが、日々増え続ける利息分の通貨は借り入れ者の責任で産み出した付加価値のなかから調達しなけねばならない、
ごく当然のように思うが、世間に流通している通貨は、貸し出しによって産まれた通貨しかないのである。
それに伴う利息分は存在していないのであるから、新たな貸し出しによって生まれる通貨で補うことになる。
しかし、新たな貸し出しに伴う利息もまた新たに消費されうる付加価値で賄わねばならないのでイタチゴッコとなり永遠に新たな付加価値とその消費を求めなけねばならない。

つまり、新たな付加価値とその消費が停滞し通貨発行だけを優先すればインフレになるし、
消費と生産がバランスよく成り立っていたとしても、利息分は日々増殖するのでその分通貨は不足しデフレになる。
無理に労働者を受け入れたところで経済運営は安定するとは思えないのである。

政府も硬貨を除いた通貨は、こうした銀行まかせのネガティブ通貨で国家を運営しているので、そこを変更しなけねば永遠に社会は安定はしないだろうと思う。


10. 2013年9月21日 14:36:56 : pQcNpLKKKk
大前さんは頭がおかしい民主党連合の日本の北欧化ですか。

11. 2013年9月22日 08:59:32 : pbGtlhns2o
大前某は新自由主義の売国奴だ。大阪維新の会のバックにいるのが、こいつ。

北欧が中東イスラム教徒の増加で、レイプなど犯罪が激増して治安が大幅に悪化している。オーストラリアでも飲食店の置き引きは後を絶たず。停めていた自動車のガラスが割られて中においていたものが盗まれたなど、よく起こる。カーナビなど、日本だと大抵、自動車に組みつけているが、こちらではグルミンとか安いメーカーのものを、使うときだけ取り付けて使用する。欧米に比べてましだと言うが、治安は日本より確実に悪い。警察に行っても、自己防衛の必要性を説明されるだけ。

あと、移民に対する住民感情もある。日本は同じ国民の間でも村八分などと言う悪い傾向がある。バブル時代に労働力不足を補うためにブラジル日系人を大量に受け入れたが、彼らの入っているアパートでいさかいが起きていた。突然、本国に帰国して自動車を放置したままなんて多かったみたいだし。日本とブラジルとの間には犯罪人引渡し協定がないから、窃盗がばれそうになって突然いなくなるケースがよくあった。


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