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半沢直樹はどこにいるのか?上場企業アンケートで判明! 銀行マンの著しいレベル低下 (週刊ダイヤモンド) 
http://www.asyura2.com/13/hasan82/msg/506.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 9 月 17 日 22:12:01: igsppGRN/E9PQ
 

半沢直樹はどこにいるのか?上場企業アンケートで判明! 銀行マンの著しいレベル低下
http://diamond.jp/articles/-/41718
2013年9月17日  週刊ダイヤモンド編集部


■銀行の存在感は低下していく一方 いったい何が起こっているのか?

「半沢直樹はどこにいるのか? いませんよ。銀行さんは最低限の仕事をこなしてくれさえすればいいです」──。

 ある大手製造業の財務担当者は淡々と言った。

 テレビドラマ『半沢直樹』が日本中を席巻している。その舞台となっているメガバンクもまた、近年ないほどに世間の注目を浴びている。しかし、その注目度の高まりとは裏腹に、この財務担当者は、「銀行の存在感はこの10年で低下していく一方です」と話す。

 いったい銀行に何が起こっているのか。『週刊ダイヤモンド』は今回、リスクを取って融資をする半沢直樹のように頼れる銀行はどこなのか、金融業を除く上場企業3359社を対象にアンケート調査を行い、362社から回答を得たところ、冒頭の証言を裏づける回答が多数寄せられている。

 具体的には、「近視眼的な提案ばかりではなく、少し先を見据えた提案もしてほしい」(製造業)、「数字だけの評価が多く、製品や技術のよさがわかる銀行員が少ない」(製造業)、「銀行は、『産業を育てる』という責任感を持ってほしい」(卸売業)と厳しい意見が少なくない。

 中には、「法人営業担当のミスが多く、上場企業との取引に求められるレベルを理解できていない」(流通)という苦情まで寄せられるありさまだ。

 どうしてそうなってしまったのか。三菱東京UFJ銀行の上席調査役は、「内部管理の仕事が悲劇的に増えている」ことを理由に挙げた。行内でのデスクワークに忙殺され、対顧客にかける時間は10年前の3分の1程度に減ったという。

「1日に回れる取引先は2件くらい。昔は多い日なら7件は回っていたけどね」。上席調査役はこう投げやりに語るが、内部管理にきゅうきゅうとして、本業がおろそかになっては主客転倒だ。

 銀行員として致命的ともいえる指摘もある。「メインバンクとしての意識が低下している」(サービス)というのだ。 かつて企業の主要取引銀行であるメインバンクといえば、常日頃からその企業に出入りし、財務状況もしっかりと把握していた。その企業がひとたび経営危機に陥れば、即座に金融支援に乗り出して再建に尽力する。そんな存在だったはずだ。

 実際、銀行融資による間接金融が主流だった1980年代前半まではこのシステムが機能したとされる。

 しかし、社債などを発行して市場から資金調達する直接金融が台頭した80年代後半以降、企業の銀行離れが始まり、メインバンクとしての機能は徐々に低下。さらに90年代後半からの銀行危機と不良債権問題で、銀行のリスク負担能力と情報収集能力が著しく落ち、機能不全に陥ったとされる。

 これは銀行員も理解し、自戒しているようで、金融業界経験者を対象にしたアンケートでは、「メインバンクの能力が低下した」と回答する割合が6割に上った。  

 一方、上場企業アンケートでは、遠慮もあってか、「メインバンクの能力が低下した」と回答したのは2割にとどまった。しかし、その2割の中身は深刻だ。一部の取引先には、「メインバンクといえども、自行に何らかのメリットのある提案しかしないわけで、メインバンクに頼らなくてもよい企業体力を持つことが肝要」(小売業)と、諦めにも似た雰囲気すら漂っている。

 こうして企業が“自立”を進めれば進めるほど、銀行との距離は離れていく。国内の大手企業と取引するみずほ銀行の法人担当者は、「そこそこの業績を挙げている企業なら、銀行に対する情報開示は圧倒的に少なくなっているし、銀行は企業に出入りする業者の1つにすぎなくなった」と打ち明ける。

■付き合いたくない銀行 ワースト1位はアクの強い三井住友

 次にアンケートの個別評価を見ていこう。「付き合いたい銀行」として、トップに立ったのは、103社から支持を得た三菱東京UFJ銀行だ。 「国内最大規模の銀行で、安定した融資力や、多岐にわたるニーズへの対応力がある」(不動産)、「これから事業をグローバルに展開、強化していく上で、海外全般にネットワークがある」(製造業)と、国内トップバンクとしての安定感、そして、充実した海外網が評価された格好だ。票数でも他行を圧倒した。

 みずほ銀行が66社で続いた。 「昔に比べて対応が軟化した。目先の小さな利益は追わず、ある程度のリスクを取り、大胆に行動するようになった」(製造業)など、最近の変化を前向きに評価する声があった。

 一方、「付き合いたくない銀行」のワースト1位に選ばれたのは、三井住友銀行だった。

「組織的な営業力は特筆すべきものがあるが、時に顧客のニーズからかけ離れた、銀行都合の営業活動をしてくる」(製造業)、「全般的に住友カラーが前面に出て、よきにつけあしきにつけ、銀行というよりは“商売”の感覚を強く感じる」(建設)などの意見が出た。

 アクの強さが不評を買ったかたちだが、見方を変えれば評価できる点もある。

 というのも、アンケートでは「ほとんどの銀行が融資に消極的で、教科書的な回答が多い。リスクを取らない銀行が非常に多い」(不動産)と、銀行の消極的な姿勢を問題視する意見が少なくなかったのだ。

 銀行都合による押しつけでは困るが、その積極性には見どころもあるといえよう。

 今、銀行界に横たわる最大の問題は、貸すのも貸さないのも銀行都合だと企業にみられているということだ。企業としっかりと向き合い、時に銀行のやり方に真っ向勝負を挑む半沢直樹のように、銀行自体が内向きなカルチャーから脱却できなければ、顧客から取引解消という手痛い倍返し≠食らうことになるだろう。

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■半沢直樹はどこにいる? 頼れる銀行、頼れない銀行

 テレビドラマ『半沢直樹』の快進撃が止まりません。視聴率の上昇とともに、現実の銀行に対する関心もまた、急速に高まっています。「上司の失敗は部下の責任」「銀行員は人事がすべて」「失敗すれば片道切符の出向」――。銀行とは本当にドラマのような厳しい世界なのか、『週刊ダイヤモンド』9月21日号では、銀行員の知られざる世界に踏み込みました。

 バブル崩壊後、経営危機に陥った銀行は、その後再編を繰り返し、現在の3メガバンクグループに集約されました。最近は業績も復活し、昨年度は3メガだけで実に2兆8000億円もの実質業務純益(本業の利益)をたたき出しました。

 また、かつてほどではないにしろ、銀行員が高給であることは変わりません。3メガの場合、順調に出世すれば30代前半で1000万円の大台を突破します。当然、学生からの人気は高く、最新の就職人気ランキングで3メガはいずれもトップ10入りしています。このように数字だけを見てみれば、銀行はまさに勝ち組業界のように思えます。

■ドラマ以上にエキサイティングな銀行の裏側を知ることができる!

 しかし、そこに身を置く銀行員の人生は決して楽ではありません。メガバンクのある40代行員が、銀行員として生きることの大変さを明かしてくれました。

「銀行という世界は徹底した減点主義で、ミスは許されないし、敗者復活戦もありません。一度でも失敗すれば、生涯はい上がることができない仕組みになっているんです。しかも、大量の同期との間で繰り広げられるトーナメント戦で、役員まで出世できなければ、たとえドラマのように大きなミスがなくても、50歳を過ぎると、容赦なく銀行を追い出されます」

 特集では、銀行員の出世レースをめぐるドラマをはじめ、銀行業界でいち早く始まる半沢たちバブル世代の定年退職問題、また3メガの頭取人事の最新事情にも切り込みました。さらに、激変するメガバンクの収益構造や、待ったなしの地方銀行の再編問題についても、銀行担当記者が徹底取材しています。

 この特集を読めば、ドラマ以上にエキサイティングな銀行の裏側を知ることができるはずです。

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 山口圭介)


 

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コメント
 
01. 2013年9月18日 02:00:33 : niiL5nr8dQ
第296回】 2013年9月18日 山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]
半沢直樹と週刊ダイヤモンドを見て「出向」を考える
『半沢直樹』を観ていて気になること
容赦ない銀行の「出向」は島流しか?

 人気ドラマ『半沢直樹』(TBS系・毎週日曜21時〜)を観ていて、どうにも気になることがある。それは、銀行からの「出向」がかつての「島流し」のように、まるでこの世の終わりのような処遇として描かれていることだ。

 ドラマとしてのデフォルメの故とは思うが、『半沢直樹』にあっては「出向=負け」と設定されている。

 世の中に、出向している人は多い。銀行から出向中という人も現役だけで何万人単位でいるはずだ。彼らは、あるいは彼らの家族は、あのドラマにおける「出向」の扱いを見て傷つかないのだろうか。ドラマを見ている子どもに「お父さんは出向なの?」と訊かれたら、どんな気持ちになるのだろうか。

 もっとも、多くの銀行員は出向しているとはいえ、自分が銀行の一員であることにプライドを持っている。また世間的にも、銀行員であることに対して、かつてほどではないにしても、まだ多少なりとも「エリート」のイメージがある。あのドラマの出向の扱いは、ぎりぎり許される範囲内なのだろう。

 今週の『週刊ダイヤモンド』(9月21日号)は、「半沢直樹はどこにいる? 頼れる銀行・頼れない銀行」というタイトルで銀行を特集している。この特集の42ページでは「メガバンクの出世レースは敗者復活戦なきトーナメント戦」という記事で、三菱東京UFJの出世レースの様子が図解されている。

 銀行志望の大学生は、この図をじっと眺めて、人生の先行きを考えるべきだ。図には、「50歳を過ぎると大半は出向」「50歳頃に最年少役員誕生」という記述がある。筆者の知る限り、他のメガバンクも事情は似たようなものだ。

 筆者は現在55歳で、大学は経済学部卒なので、同年代の友人には銀行に就職した者が多いが、確かに2〜3年前から、役員になった者以外の銀行員は、全て銀行にはいない。

 もっとも、どこかに出向先があり、銀行が人事を差配できる出向先・転籍先を十分な数持っていることが大銀行の底力であり、有り難みでもあって、個々の行員が上司や銀行そのものに逆らうことを難しくしている、という事情もある。

銀行の人事システムは人材の無駄使い
みんな銀行で「面白くない人」になる

 官庁のキャリア人事を模したかのような現在の銀行の人事システムは、一言で言えば「人材の無駄使い」だ。

 学歴と成績のグレードのいい人材を大量に集めて、若い頃に我慢をさせて自発性の芽を摘み、30代、40代前半くらいまでの十年少々の期間を競争させながらフルに使って、その後は人材としての柔軟性を失いつつある50歳に向けて、出向先に人材を廃棄していく。全ては、働き盛りの年代の競争の苛烈さを演出するためにある。

 しかし、こうした人事システムは経営体としての銀行のポテンシャルを十分発揮させていないように思うし、何よりも社会的に無駄が大きい。

 1つには、若手行員が十分に能力を伸ばしていないように見える。感覚的な感想で恐縮だが、銀行からの転職者は、銀行を早く辞めた人ほどよくできるし面白い。

 旧長信銀は少々異なるとしても、銀行は20代の行員に面白い仕事を経験させていないように思う。世間的には、銀行員は「面白味のない人」ということになっているが(ゴメンなさい!)、最初から面白くない人ばかりが銀行員になるわけではない。「銀行で」面白くない人になるのだ。

 もう1つには、経験も能力もまだある中年人材(特に45歳〜55歳くらいのゾーン)の能力を生かし切れていないと思われる。

 彼らは、これまでやってきた仕事ならまだまだできるはずだし、上手くモチベーションを持たせることができるなら、十分良い戦力になるはずだ。しかし、出向先で全く新しい仕事を覚えるには吸収力が衰えているし、銀行員の癖が付きすぎている。

 特に子会社以外の他企業に、出向する行員を高く買ってもらうため、今後も出向者を受け入れてもらうためには、銀行の側でももう少し工夫が要るのではないか。

 また、銀行の競争システムは、あまりにも厳しいトーナメント形式になっていて、全体として同期の上位1割くらいの集団を除くと、十分なモチベーション喚起につながっていないのではないかと心配だ。

 上位1割の人材は、もともと厳しく競争させなくても十分に働く人々だろう。残りの9割が早々に競争を諦めるようなゲームの設計には、改善の余地があるのではないか。

 たとえば、人材の上位2割を手厚く優遇し、下位1割をクビ候補として、結果的に中間の7割を大いに働かせる、かつてGEのCEOだったジャック・ウェルチ方式(ジャック・ウェルチ著『ウィニング 勝利の経営』/斉藤聖美訳、日本経済新聞社を参照)の方が、人材ポートフォリオ全体のポテンシャルを引き出せるのではないだろうか。

 いずれにせよ、今のところ銀行は、行内で育てなくても銀行員の仕事くらいなら十分にこなせる対応力を持った人材を採ることができているので、何とか仕事の辻褄が合っているように見える。決して、「経営が立派だから、上手く行っている」という様子には見えない。

メーカーで活用される他企業の社員
新しい「出向」のかたちを考えよう

『朝日新聞』(9月16日朝刊)の「派遣に代わり、増える出向」という記事によると、メーカーでは、他の企業の正社員の出向者を活用するケースが増えているという。

 記事に出ていたのは、人員に対して仕事が少ない佐世保重工から、日野自動車の製造ラインに社員を出向させるケースだった。出向の間の給料は日野自動車が持つので、佐世保重工は人件費負担を軽減できるし、日野自動車は正社員を雇わずに当面の需要に応じた増産ができる。

 記事によると、派遣社員よりも大手企業からの出向社員の方が、「身元がしっかりしていて、社会人としての基礎教育もできている」ので、使い勝手がいいのだという。

 余談だが、この記事を見ても、「正社員」と「非正規社員」とが画然と分かれた「階級」になりつつある状況がわかる。

 朝日の記事では、出向社員がいかにも大変であるように書かれているが、社員の側でも出向元企業の年金などが継続できるし、自分で転職先を探さなくとも行き場があるので、出向にも有利な面がある。

 もともと「正社員」の流動性が乏しい日本の労働制度に問題があるのだが、当面、これが変わらないとすると、人手不足の企業に人余りの企業の人材の「出向」をアレンジするビジネスには一定の合理性があるし、今後発展の余地があるのではないか。

銀行にも受け入れ側にもメリットが
若手行員を一般企業に出向させよ

 さて、次の日曜日には高視聴率が期待される最終回があることもあり、『半沢直樹』の世界に戻ろう。

 朝日の記事には、パナソニック子会社の中年社員がみずほ銀行の店頭で働いている話が出てくるが、逆方向の出向を増やすのはどうか。それも、中高年ではなく、若手行員を出向させるのだ。たとえば、銀行の20代の若手行員を一般企業に出向させるのは、どうだろうか。

 20代の銀行員であれば、事務処理能力は高いはずだし、頭もまだ柔らかいから、出向を受け入れる企業でも使いでがあるはずだ。出向者は銀行に本籍があるので、使う側から見た身元のしっかり具合は申し分ない。

 期間は様々でいいだろう。経験という意味では2年もあれば十分だろうが、仕事で一定の成果を出すという前提で5〜6年に及ぶケースもあり得るだろう。

 もちろん、働き盛りである30代の出向もあっていいだろう。

「品質改善」で出向者の需要を高める
出向先での功績によって本行内で抜擢も

 出向先の給与と銀行の給与の差は、当然銀行が補填しなければならないだろうし、出向者に目が届きにくくなることは、銀行の人事部にとって不安かもしれないが、実際に他企業で働くと、銀行にいるだけでは集まらない情報を銀行内に集めることができるのではないか。

 また、若い頃に一度他企業への出向を経験しておくと、中高年になってから出向する場合の適応力が大幅に改善するはずだ。銀行以外の企業にあって、銀行から出向してきた「銀行さん」がいかに「扱いにくい人」であるかということも、若い頃に一度以上他企業で働くと理解できるだろう。

 ひいては、中高年の出向者の質を改善して、将来の出向者に対する需要も高まるのではないだろうか。

 銀行と取引先企業との力関係は変化しつつあり、優良会社ほど銀行からの融資も人間もいらないと考える傾向にある。将来も人材を受け入れて貰うためには、商品としての出向者の「品質改善」が必要だ。

 また、銀行内部のモチベーション改善のためには、出向先での功績によって本行内で抜擢されるような、「出向の成功事例」をつくる必要があるだろうし、適度な「敗者復活戦」があることは、組織全体のやる気を高めるのではないだろうか。

 半沢直樹も若い頃に出向を経験していれば、もっと大きな人物になっていたのではないだろうか。


02. 2013年9月18日 04:58:36 : RufpgDo1AM
銀行と企業のかつての強いつながりが失われたのは
まさに日本がグローバルスタンダードと呼ばれる
欧米金融資本ルールを取り入れたことが原因だ。

そのきっかけを作ったのは小泉・竹中売国奴コンビである。
もちろん、この売国奴コンビも欧米金融資本のパシリにすぎないのだが。

おかげで、それまで耐えに耐えてきた日本の資本主義・金融資本は
完璧に欧米金融資本に負けてしまった。

日本の奴隷化の総仕上げ。


03. 2013年9月18日 21:03:49 : T1MHJELRbE
TBSにこのような打ラマを造れる底力に驚きました。

04. 2013年9月19日 03:05:37 : VBWjPz8AoY
何処に居るのか?

あえて言おう!

「そこだぁーーっ!!そこに〇〇〇がいるっ!!」

チャラチャチャァ〜〜〜、   
   チャラチャ〜チャ〜チャ〜チャチャ〜チャチャァ〜〜〜!

〇〇〇=マーマレードみたいな?

  電磁推進機研究者談


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