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東京五輪はアベノミクスの「第4の矢」 開催決定で相場の景色は180度変わった!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130915-00041537-diamond-bus_all
ダイヤモンド・オンライン 9月15日(日)13時10分配信
2020年夏季オリンピックとパラリンピックの東京開催が決まりましたが、政府がここまで全面協力することは、過去のオリンピック招致ではあり得ませんでした。
そして、招致が決定したこと自体、経済再生を掲げる安倍政権にとって願ってもない「追い風」になったことは間違いありません。オリンピック開催に向けて実施されるインフラ整備や、より多くの観光客の誘致により、少なくとも今後7年間の日本の成長期待は高まったからです。
実際、安倍晋三首相はオリンピック開催を「アベノミクス」の「第4の矢」に位置付け、デフレ脱却と経済成長を強力に推進する方針です。
9月10日には、全閣僚を集めた会議を新設し、政府一体となった取り組み方針を指示するということです。そして、スポーツに関する行政を一元的に推進する体制を整える必要があるとして、文部科学省の下に「スポーツ庁」を設置し、所管大臣に下村文部科学大臣を充てる方向で調整に入ったとも伝わっています。このような政府の迅速、かつ、積極姿勢は株式市場にポジティブに作用することでしょう。
■五輪関連銘柄の物色はしばらく続く
当然のことながら、オリンピック開催までに、政府は、多くの観光客や選手を受け入れるための交通インフラの整備を急ぐことになります。
例えば、道路では、現在、建設が進められている環状二号線が混雑の緩和につながると期待されているようです。また、首都高の老朽化対策や、地下化なども見込まれます。このインフラ整備により、東京の不動産価格の上昇も期待されます。
また、政府は経済成長にも貢献するとして日本を訪れる外国人観光客を増やす「観光立国」を目指しています。当然、オリンピック開催決定は強烈な追い風になる見通しです。
ちなみに、観光庁はPRをより積極的に行って東京だけでなく日本のさまざまな観光地へ外国人を呼び込む方針だそうです。
足元では、アベノミクス効果による円安を受け、外国人観光客が急増し、今年は年間1000万人という目標を初めて達成する可能性が出ています。しかし、オリンピックの開催正式決定で次の目標の「年間2000万人」の実現確度が大幅に高まったとみてよいでしょう。
そして同時に、東京オリンピック開催が決定したため、「観光立国」を実現するためのカジノ法案の成立確度も高まりました。
ところで、安倍首相が、オリンピック招致プレゼンテーションで、福島第1原発の汚染水問題をめぐり、「完全にブロックされている」「コントロール下にある」と発言したことで、汚染水問題解決は国際公約になった感があります。
以上のことから、インフラ、東京地価上昇(含み資産)、観光、カジノ、除染などなど、オリンピック関連銘柄は多岐のセクターに渡ります。そして、東京株式市場では、同関連銘柄群の循環物色が今後展開されることになりそうです。
■日経平均の上値余地は大幅に拡大した
東京オリンピックが正式決定したことで、今後のシナリオを大幅に変更する必要が出てきたとみています。
従来は、5月23日の1万5942.60円が年内の天井で、6月13日の1万2415.85円が(5月23日以降の)安値で、この1万5942.60円と1万2415.85円とで挟まれた「三角保ち合い」を形成するというものでした。そして、保ち合い上放れは、5月23日の高値の絶対期日の11月22日明けとみていました。
しかし、オリンピックに向けて企業も家計もこれまでになく、ポジティブに変化することが見込めるため、日経平均の上値余地は、正式決定前から大幅に拡大したとみるべきでしょう。このため、チャート的には、7月19日の1万4953.29円を上回った場合、一気に5月23日の1万5942.60円を目指すことになると考えます。
投資で成り上がりたいあなたは、とにかく、状況の変化に応じて臨機応変にシナリオを躊躇なく変更するべきです。そして、先行きのビジョンと戦略を常にアップデートするべきです。当然、相場見通し、投資戦略が間違ったと認識したら、即座に損切りしないといけません。
東京オリンピック正式決定で景色が180度変わった。そう思います。今後の物色の柱は、先述のオリンピック関連や、政府の成長戦略(アベノミクス第3の矢)関連、TPP関連などとみています。
藤井 英敏
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