http://www.asyura2.com/13/hasan82/msg/457.html
Tweet |
「車を買う」と「一生レンタル」どちらが得なのか?
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130914/bsa1309141901001-n1.htm
2013.9.14 19:00 SankeiBiz
レンタカーやカーリース、カーシェアリングなど、買わなくても、必要に応じて車を利用できる手段が増えている。とくにカーシェアリングは、2011年頃から貸し出しステーションや車両が増えたこともあり、会員数が急増。交通エコロジー・モビリティ財団の調査では、今年1月時点で約29万人が利用するほどだ。
車を所有しないで、借りて済ませる人が増えている背景には、ガソリン価格の高騰や長引く不況も無関係ではないだろう。
1999年6月に1リットルあたり91円だったレギュラーガソリンの小売価格は年々上昇、今年6月以降は150円以上が続く。そのためか車を乗り控える傾向で、99年に480キロメートルだった月間走行距離は、2011年には410キロメートルと15%ほど短くなっている(日本自動車工業会「乗用車市場動向調査」)。
車を持てば、税金、保険料、駐車場代などのランニングコストもかかる。使用頻度が低いなら、車は持たずに借りて済ますというのも合理的な判断だろう。
では、車を所有するのと、車を一生買わずにカーシェアリングやカーリースなどを利用するのでは、どれくらい差が出るのだろうか。30〜80歳までの50年間で、両者の費用を比較してみよう(インフレ率を考慮せず、諸費用、税金等は現在のもので試算)。
所有派のAさんは、10年ごとに車を買い替えて50年間所有する。子どもが独立するまでは家族で移動することも多いので、最初の10年間はSUV(多目的車)、次の10年間はワンボックスを購入。その後は、10年ごとに、セダン、コンパクトカー、軽自動車に乗り換えていくことにした。
Aさんが50年間に使う車両費の総額は、ガソリン代、車検費用、メンテナンス代、税金、保険などの諸経費も含めて2131万円となった。
一方、レンタル派のBさんの車両費はどうなるか。
カーリースは、特定の車を一定期間借りる契約だ。たとえば5年間車を借りるなら、新車購入費に契約期間中の整備費、税金、保険、リース手数料などを加えた合計額から、5年後の下取り予定額を差し引いた金額を毎月分割で支払っていく。
カーシェアリングは、複数の人が1台の車を共同使用するもので、会員登録すれば使いたいときに15分単位など短い時間でも利用できる。車の所有・維持にかかる税金、保険料、メンテナンス代、ガソリン代、駐車場代などの諸経費がすべて利用料に含まれている。
レンタカーは必要なときだけ借りられるが、こちらは数日単位などで利用するときに便利。使用料には保険料や税金が含まれており、ランニングコストを抑えて車が利用できる。
Bさんはこの3つをフル活用して、子どもの送り迎えなどで頻繁に車を使う最初の5年間はカーリースを利用。その後の45年間は、カーシェアリングとレンタカーを必要に応じて利用する。利用頻度は、普段の買い物などに週2回、3時間ずつカーシェアリングを利用(15分200円で計算)。家族旅行などでレンタカーは年3回利用する。その結果、50年間の費用は1792万円となった。
この試算に駐車場代は含まれていないので、Aさんには駐車場代月1万5000円として、50年間で約900万円が上乗せされる。だが、これを除けば、所有派とレンタルの差は339万円だ。
この差を大きいと見るか、小さいと見るかは判断が分かれるが、子どもの成長やライフスタイルに合わせてコンパクトカーや軽自動車などを購入すれば、所有派でもレンタル派とさほど違いは出ないようだ。
ただし、使う頻度が少なければ、レンタル派の出費はもっと低くなる。やはり車を買うときは、利用頻度や駐車場代なども含めて判断するのが賢明だ。(ファイナンシャルプランナー 山口京子 構成=早川幸子)(PRESIDENT Online)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。