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2013年09月09日 NEVADAブログ
川重は、中国がのどから手が出る程欲しがっていますLNG船技術を中国に「くれてやる」という戦略を打ち出しています。
これは新幹線技術と同じ轍を踏むことになるのを、なぜ経営陣は避けられなかったのでしょうか?
【中国でLNG船建造】川重 コスト減 韓国勢に対抗
今、このLNG船は韓国勢が80%のシェアを握り、日本が10%という惨状を示していますが、ここで川重は中国に合弁会社を作り、年間2隻体制を整えるとしています。
現在、川重は四国の坂出工場で年間4隻の建造能力を持っていますが、この工場の人件費は中国と比べ4倍もの開きがあるとされており、この人件費は建造コスト(受注額は一隻200億円)の3割を占めるとされているのです。
日本では人件費を労働法の関係もあり、引き下げることが出来ないため、中国に仕事を移転するということになっていますが、これは川重にとり、もろ刃の剣となります。
中国では確かに人件費も下がり、日本から事実上の「撤退」が出来ますが、その先には中国からも「追放」される恐れがあるからです。
中国は、川重の技術を盗んでしまえば、後はその技術を「中国製」として売り出すには当たり前のようにするからです。
日本は、賃上げをしろ、電気料金も上昇する、高齢化が進み若者は昔の日本人のように働かない等、あらゆる面で不利になっており、ならば中国に生きる道を求めましても企業としましては不思議はありません。
川重の選択は正しかったのかどうか。
その答えが出る時には、日本の川重は消滅しているかも知れません。
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