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株式日記と経済展望
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ソニーやシャープ、富士通などにとっても、ドコモ向け機種の販売分が
多いだけに、ドコモがiPhoneを発売すれば、大きなしわ寄せを受ける。
2013年9月6日 金曜日
◆国産端末メーカーはさらに厳しい生き残り競争に ドコモのiPhone発売で 9月6日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130906/biz13090610530003-n1.htm
NTTドコモが、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」販売に踏み切り、携帯大手3社がそろい踏みすることで、先行2社の戦略や端末メーカーなど、多方面に大きな影響が及ぶ。
ドコモはiPhoneが米国で販売された平成15年以降、アップルとの交渉を断続的に続けてきたが、特許開示や販売ノルマなどの条件で折り合わず、ソフトバンクとKDDI(au)に先行された経緯がある。iPhone販売を武器に純増数や番号持ち運び制度(MNP)でドコモをリードしてきた2社は、今後、値下げや下取り価格の見直し、独自サービスの拡充などドコモ対抗策が急務となりそうだ。
一方、国産端末メーカーにとっても痛手になりそうだ。販売量の減少を受けて、すでにNECとパナソニックがスマホ事業からの撤退を表明しているが、ソニーやシャープ、富士通などにとっても、ドコモ向け機種の販売分が多いだけに、ドコモがiPhoneを発売すれば、大きなしわ寄せを受ける。販売台数の減少は避けられそうにない。
ドコモの25年度のスマホ販売計画は1600万台。加藤薫社長はかねて「(総販売台数の)2〜3割なら売ってもいい」と述べており、アップルとは年間500万台前後の販売で合意したもよう。既存利用者からの機種変更も多いと見込まれるが、スマホの総販売計画は上積みが確実。キャリア3社のiPhone販売そろい踏みによって、国内スマホ市場の生き残り競争はさらに激しさを増す。
◆ドコモiPhone発売で株価上昇 競合2社は一時大幅値下がり、端末メーカー株もさえず 9月6日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130906/fnc13090612330013-n1.htm
6日午前の東京株式市場で、米アップル社のスマートフォン「iPhone」最新機種を取扱い開始すると一斉に報道されたNTTドコモの株価が一時3.8%上昇した。逆にこの影響を受けるとみられるソフトバンクは3.4%、KDDIも2.8%まで一時値下がりした。
ドコモ株は前日終値の15万9600円に対し、高値は6000円高い16万5600円まで値上がりした。その後、沈静化し、午前終値は0.63%高い16万600円にとどまった。
ソフトバンクは前日終値が6520円。この日は一時220円安で3.4%値下がりした。午前終値でも2.5%下げた6360円と大幅安が続いている。
KDDIは前日終値が4905円で、寄り付き後に135円安の4770円となり、2.8%値下がりしたが、徐々に値を戻し、25円、0.5%高の4930円で午前の取引を終えた。
またアップル社に対抗して、実際にスマホを製造販売するメーカーの株価の午前終値は、ソニー以外はほぼ値下がりした。ドコモiPhone参入を嫌気して売られた要素もあるものの、この日は利益確定売りが集中し、全銘柄の7割が値下がりしているため、影響の大きさはわからない。
(私のコメント)
ドコモがiPhoneをいよいよ発売されるようですが、状況的にアップルのiPhoneの売れ行きが伸び悩み、ドコモも他の二社に純増数で苦戦を強いられてきただけに、両者の利害が一致して、ドコモもアップルのiPhoneを扱うことに合意したようだ。
NTTドコモはすでにNTTファミリーの絆を断ちきって、ツートップで販売を伸ばそうとしましたが、思ったような販売数にはならなかったようだ。確かにツートップの機種は伸びたが、他の機種が落ち込んで、NECやパナソニックはスマホから撤退するようだ。
日本のメーカーはあまりにも決断が遅くてスマホ市場に乗り遅れましたが、ガラパゴス携帯に頼りすぎたのが仇になった。機能的には通話とメールだけならガラケーで十分なのですが、iPhoneのファッション性やデザインなどで受けたようだ。当初はiPhoneはほとんど見かけませんでしたが、性能が悪すぎた。
しかし毎年のように高性能化したiPhoneが売り出されるに従って、スマホの売れ行きが伸びだした。通信インフラなども高速化して、スマホでもネットがサクサク動くようになり、スマホを使ってないと遅れていると見られるようになった。日本のメーカーもあわててスマホを売り出しましたが、時間の遅れが致命傷になった。
私自身は、スマホもガラケーも必要性を感じませんが、若い人たちにとっては携帯がなければパニック状態になるほどであり、友達とのコミニケーションすらままならなくなる。しかし通信料金は高いし、私自身もネットに毎月一万円近くも使っている。さらにスマホまで持ったら毎月数万円の出費になるだろう。
NTTドコモは以前にも、サムスンのギャラクシーをツートップで売る位ならiPhoneを売った方がプラスだろうと書きましたが、NTTファミリーを切り捨てるのなら同じことだからだ。日本にもスマホのメーカーは2,3社あれば十分であり、過当競争になり海外に打って出る事が出来なかった。
テレビでも同じであり国内の過当競争に勝つことに一生懸命になり、海外に売り出すことに遅れてしまった。自動車ならさまざまな用途があり住み分けも出来ますが、スマホやテレビは住み分けは難しい。だから国内市場を集約化して勝ち残ったところが海外に打って出るべきだった。
携帯電話も競争が激しくて、世界市場を制覇してきたノキアはスマホの時代になって乗り遅れてマイクロソフトに買収されるようだ。マイクロソフトもパソコン時代の覇者でしたが、タブレットやスマホのOSの開発競争に乗り遅れてバルマー会長が退任した。あまりにも技術開発競争が早すぎて大企業といえども明日はどうなるかわからない。
だからアップルのiPhoneも明日はどうなるかわからず、アンドロイドのスマホに負けるかもしれない。日本のメーカーもソニーのエクスぺリアが評判がいいようですが、高性能化して信頼性の高い製品が好まれるようになれば日本製のスマホにも勝ち目はあると思う。
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