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恐喝まがいのやり口/(C)日刊ゲンダイ
老人を食い物にする新聞勧誘の悪質手口 オレオレ詐欺級のエゲツなさ
http://gendai.net/articles/view/syakai/144370
2013年9月4日 日刊ゲンダイ
<どーしてメディアは報じない>
オレオレ詐欺も真っ青だ。国民生活センターが8月下旬に新聞の訪問販売に関する苦情相談を公表したが、高齢者を狙った執拗で悪質な手口のオンパレードなのだ。
国民生活センターの公表資料によると、新聞の訪問販売に関する苦情相談はここ10年間、毎年1万件前後と横ばい状態が続いており、今年度は4カ月間ですでに2540件に上る。相談内容はどれもエグイものばかりだ。
〈12年先までの契約をさせ、解約を希望すると高額な景品代を請求された〉(近畿・60代女性)
〈老人ホーム入居のため、9年間の契約の解約を申し出ると、景品を買って返せと言われた〉(近畿・80代男性)
〈購読期間1カ月のつもりで契約したが、購読契約書には3年と書かれていた〉(九州・80代女性)
国民生活センターは、新聞業界の勧誘方法のうち、他紙の購読期間が終わる前に、契約終了後の長期契約を結ばせる「起こし」「先起こし」といった手口が、トラブルの原因になっていると指摘。中でも相談者の平均年齢が10年前(47.1歳)と比べて今年度は60.7歳と高齢化していることから、〈視力の変化や入院などの理由で新聞を読めなくなる可能性があるにもかかわらず、長期の契約を勧められている〉と問題視しているのだ。
大新聞は日頃、高齢者を狙った悪質商法を問題視しているくせに、新聞勧誘の問題はまったく取り上げないのは、どういうわけだ。これじゃあ、お年寄りは食い物にされる一方だ。
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