06. 2013年8月30日 11:12:17
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7月鉱工業生産速報は前月比+3.2%、反動増で予測の範囲内 2013年 08月 30日 09:46 JST 8月30日、7月の鉱工業生産指数速報は前月比3.2%上昇の97.7となり、2カ月ぶりの上昇となった。写真は昨年6月、川崎市で撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai) トップニュース 7月全国CPIは+0.7%、電気代・ガソリン高騰で高い上昇率 雇用情勢の持ち直し続く、7月の完全失業率3.8%に改善 日経平均続伸、米株高や円安で輸出株堅調 米ホワイトハウス「最大の利益考え決断」、英議会シリア介入否決で
[東京 30日 ロイター] - 経済産業省が30日発表した7月の鉱工業生産指数速報は前月比3.2%上昇の97.7で、2カ月ぶりの上昇となった。ロイターの事前予測調査では前月比3.7%上昇と予想されていたが、発表数値は予想を下回った。生産予測指数は8月が前月比0.2%上昇、9月が同1.7%の上昇となった。 経済産業省は生産の基調判断を「緩やかな持ち直しの動きがみられる」として据え置いた。 業種別にみると、はん用・生産用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業などが上昇した。 鉱工業出荷指数は前月比1.3%上昇、在庫指数は1.5%上昇だった。 鉱工業生産は6月に大きく低下していた輸送機械や電子部品・デバイスの上昇が見込まれていたが、反動増の範囲内にとどまるとの見方が大勢だった。内需は住宅建設や公共事業の活発化などの影響があるが、外需の回復が鈍いことから、生産拡大の勢いは限定的だった。先行き8月、9月は緩やかな上昇が続く見通し。 *内容を追加して再送します。 関連ニュース 5月鉱工業生産確報値は前月比+1.9%=経産省 5月鉱工業生産確報値は前月比+1.9%=経産省 2013年7月12日 5月鉱工業生産は前月比+2.0%、4カ月連続の上昇 2013年6月28日 4月の鉱工業生産速報は前月比+1.7%、5カ月連続の上昇 2013年5月31日 日経平均は反発で始まる、予想上回る経済指標などで買い戻し先行 2013年5月31日
雇用情勢の持ち直し続く、7月の完全失業率3.8%に改善 2013年 08月 30日 10:06 [東京 30日 ロイター] - 総務省が30日発表した労働力調査によると、7月の完全失業率(季節調整値)は3.8%となり、2カ月連続で改善。厚生労働省が発表した7月の有効求人倍率(同)も0.94倍に上昇し、同日公表の雇用関連統計は雇用情勢の持ち直し傾向を確認する内容となった。 ロイターが民間調査機関に行った聞き取り調査では失業率が3.9%、有効求人倍率は0.93倍が見込まれており、いずれも予測を上回った。 完全失業率が3.8%に低下するのは2008年10月以来で4年9カ月ぶり。特に女性は3.3%となり、1997年9月以来、15年10カ月ぶりの水準となった。季節調整値で産業別の就業者数をみると、卸小売業が前月比14万人増、医療・福祉が同11万人増となっており、女性の割合が高めの産業での増加が目立っている。一方、男性の失業率は4.2%と同0.1%ポイント悪化したが、雇用者数全体では同9万人増となっており、総務省では雇用情勢は「持ち直しの動きが続いている」と判断している。 7月有効求人倍率(季節調整値)の0.94倍は2008年5月の0.95倍以来、5年2カ月ぶりの高水準。有効求人数は前月比0.2%増で、有効求職者数は同1.4%減となった。 (伊藤純夫) 関連ニュース 7月の完全失業率は3.8%に改善、有効求人倍率は0.94倍に上昇 7月の完全失業率は3.8%に改善、有効求人倍率は0.94倍に上昇 2013年8月30日 6月の完全失業率3.9%に改善、有効求人倍率は0.92倍に上昇 2013年7月30日 雇用情勢持ち直し続く、消費増税の判断後押しも 2013年7月30日 完全失業率が4年8カ月ぶり3%台に、求人倍率も5年ぶり高水準 2013年7月30日
7月全国CPIは+0.7%、電気代・ガソリン高騰で高い上昇率 2013年 08月 30日 10:25 JST 8月30日、7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、100.1と前年同月比0.7%上昇と2カ月連続のプラスとなった。写真は昨年3月、都内で撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 30日 ロイター] - 総務省によると、7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、前年同月比0.7%上昇した。2カ月連続上昇しプラス幅は6月の0.4%から拡大、2008年11月以来の上昇率となった。電気代やガソリンなど円安を背景としたエネルギー価格上昇の影響が大きく、電気代値上げの影響が一巡する9月以降は指数が伸び悩む可能性もありそうだ。 ロイターがまとめた民間予測はプラス0.6%で、実績値はこれを上回った。生鮮食品を含む総合指数は前年比0.7%上昇、食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く指数は同0.1%低下となった。 <電気代、32年ぶり上昇率> 品目別では電気代が前年比10.1%上昇し1981年3月(同41.2%)以来、ガソリンが同10.5%上昇し2011年8月(同13.1%)以来の上昇率となった。 このほかパソコンがデスクトップ型で前年比23.1%、ノート型で同5.4%上昇した。携帯オーディオプレーヤーも同4.3%上昇した。 一方、放送受信料や冷蔵庫などは下落した。テレビも5.3%下落したがマイナス幅は6月より縮小した。 同時に公表された東京都区部の8月の消費者物価は、生鮮食品を除いた指数が前年比0.4%上昇、4カ月連続のプラスで上昇率も7月の0.3%から拡大した。ロイター集計の民間予測と一致した。 総合指数は前年比0.5%上昇、食料・エネルギーを除く指数は0.4%低下だった。電気代が13.9%、ガソリンが10.7%上昇したほか、猛暑の影響で生鮮野菜が9.4%と大幅に上昇した。ねぎは50.9%上昇した。 続く.関連ニュース 7月全国消費者物価(除く生鮮)は前年比+0.7%=総務省 2013年8月30日 6月全国CPIは前年比+0.4%、電気代上昇で1年2カ月ぶりプラス 2013年7月26日 6月CPI、電気代上昇で1年2カ月ぶりプラス:識者はこうみる 2013年7月26日 焦点:コアコアCPIもプラス定着へ、デフレ脱却判断には賃金上昇が必要 2013年7月26日
消費者物価はプラス幅が拡大、生産復調で雇用も改善−7月統計 (1) 8月30日(ブルームバーグ):30日公表された7月の国内経済統計は、全国消費者物価指数 (生鮮食品を除いたコアCPI)の前年比が2カ月連続で上昇する一方、鉱工業生産指数 の前月比は2カ月ぶりにプラスに転じた。雇用情勢も引き続き改善した。 総務省が発表した全国コアCPIは前年同月比0.7%上昇し、プラス幅が前月から拡大、事前予想も上回った。エネルギー関連価格の上昇が全体を押し上げた。先行指標とされる東京都区部の8月は同0.4%上昇で、4カ月連続のプラス。ブルームバーグ・ニュースがまとめた予想中央値は全国が0.6%上昇、都区部は0.4%上昇だった。 日本銀行は8月の金融経済月報で、コアCPIの前年比上昇率は「プラス幅を次第に拡大していく」との見通しを示した。13日に公表された7月の金融政策決定会合の議事要旨によると、複数の委員が「消費者物価の前年比プラス幅は、夏ころまでは前年のエネルギー価格下落の反動などから拡大するが、その後、拡大が一服する可能性がある」との認識を示した。 SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは統計発表後のリポートで「全国コアCPI前年比は、輸入物価上昇を主因に当面プラス圏を維持しやすい」と指摘。今回の都区部の結果やエネルギー価格動向を踏まえ、「8月の全国コアは前年比0.7%上昇程度」と予想し、「9月は昨年の反動等でいったんプラス幅が縮小しやすいものの、それ以降は再びプラス幅が拡大しやすい」としている。 不安は海外経済 生産動向も回復基調が持続。経済産業省が発表した7月の鉱工業指数速報(季節調整済み、2010年=100)によると、生産指数は前月比3.2%上昇の97.7となった。プラスは2カ月ぶりで、伸び率は11年6月以来の水準。汎用(はんよう)・生産用機械工業や電子部品・デバイス工業などが上昇した。ブルームバーグ・ニュースによる事前調査では、エコノミストの予想中央値は同3.6%上昇だった。 先行きの生産動向を示す製造工業生産予測指数は、8月が前月比0.2%上昇、9月は同1.7%上昇が見込まれている。同省は「総じてみれば、生産は緩やかな持ち直しの動きがみられる」との判断を示した。 日本政策投資銀行の田中賢治・経済調査室長は「基調としては、生産は着実に持ち直している」と指摘。一方で「不安材料は海外経済」とし、円安にもかかわらず輸出に勢いが出ないのは「海外経済が力強さを取り戻せずにいるため」としている。 一方、雇用情勢も引き続き改善。総務省が発表した労働力調査によると、完全失業率 (季節調整済み)は前月の3.9%から3.8%へ低下。厚生労働省が発表した有効求人倍率(季節調整値)も0.94倍で、前月を0.02ポイント上回った。 ソシエテ・ジェネラル証券の会田卓司チーフエコノミストは「ここ数カ月の早いペースの失業率の低下は、非労働力人口の増加が大きく寄与しているため、実力ベースの失業率はまだ4%であると考えられる」と指摘。製造業の雇用活性化が求められるとして、1ドル=110円程度までの円安が必要だとの見方を示した。 記事についての記者への問い合わせ先:東京 日高正裕 mhidaka@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:Paul Panckhurst ppanckhurst@bloomberg.net;大久保義人 yokubo1@bloomberg.net 更新日時: 2013/08/30 10:44 JST
債券は続伸スタート、月末の好需給−長期金利5月10日以来の低水準 8月30日(ブルームバーグ):債券相場は続伸で始まった。月末にあたり、投資家による保有債券の年限長期化需要が相場を支えている。長期金利は3カ月ぶりの低水準まで一時低下した。ただ、相場の高値水準に対する警戒感がくすぶっており、上値は限定的となっている。 東京先物市場で中心限月の9月物は前日終値比6銭高の144円47銭で始まった。一時は144円48銭を付ける場面もあったが、取引が進むにつれて上値が重い展開となっている。午前9時57分現在は3銭安の144円38銭で推移している。 現物債市場で長期金利 の指標となる新発10年物国債の329回債利回りも0.705%と5月10日以来の低水準を付けた後は、0.71%に戻しての展開となっている。 東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、「米国市場は前日と大きな変化がなく、外部環境面の手掛りは少ない。きょうは好需給を強く印象付けられた昨日の地合いを引き継ごう」とみていた。ただ、相場には保有債券の年限長期化を含めて月末要因を先取った感が強く、特に10年債は節目となる0.70%が目前に迫る上、来週に入札もあり、相対的に上値は重い公算とも指摘していた。 総務省が朝方に発表した7月の全国コア消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.7%上昇した。上昇は2カ月連続で、市場予想の中央値(0.6%上昇)を上回った。一方、経済産業省が発表した7月の鉱工業生産指数は前月比3.2%上昇と2カ月ぶりに上昇したものの、市場予想(3.6%上昇)を下回った。 記事についての記者への問い合わせ先:東京 池田祐美 yikeda4@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 yokubo1@bloomberg.net;Rocky Swift rswift5@bloomberg.net 更新日時: 2013/08/30 10:09 JST
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