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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130826-00030138-jspa-life
女子SPA! 8月26日(月)16時21分配信
2013年の流行語大賞にもなりそうな、大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)の決めゼリフ「やられたらやり返す!倍返しだ!」。上司に理不尽な仕打ちをされたら、倍にしてやり返す!という半沢のタンカが、世のサラリーマン・OLの喝采を浴びている。TBSのショップで売っている「倍返し饅頭」は、入荷するとすぐ売り切れてしまうとか。
逆に言えば、やられても全然仕返しできずにガマンしているからこそ、日曜夜にこのドラマを観て胸がすっきりするわけだ。
ところが、中国在住の日本人によると、中国の職場では「2倍3倍返しは当たり前」だという。
◆客の前で、部下が経営者にワインをぶっ掛けた
たとえば日本人がオーナー経営者である北京のレストランでの目撃談。オーナーと親しい日本人は言う。
「先日、そのレストランで飲んでいるとき、オーナーが中国人の女性従業員をちょっと注意したんですね。彼女はレジをやってるんだけど、数字が合わないと。
そうしたら、女性従業員がすごい剣幕で反論して、オーナーと怒鳴りあいが始まりました。従業員がレジのお金をちょろまかすことは中国ではよくあるんですが、彼女は本当にやっていたか、やってないのに疑いをかけられた、と思ったのでしょう。
で、何人か残っている客の前で、彼女はいきなり経営者にワインをぶっ掛けたんです。客は唖然ですよ。挙句に、彼女はその場で公安(警察)に通報したんですよ」
法律があってなきがごとき中国で、公安に上司を突き出すというのは、日本で警察を呼ぶのとはワケが違う。
「店に3人ぐらい公安が来ました。さすがに彼女の主張は変だと思ったのか、双方の言い分を聞いて、冷静に対処してましたけどね」
その後も、彼女は店に勤め続けているというから驚く。すぐ後には、ちょっと可愛い同僚の女性に嫉妬して、客の前で喧嘩が始まり、同僚の顔を引っかいて流血騒ぎになったりもしたそうだ。
◆上司にも絶対に謝らない
ここまでいかなくても、部下が上司に反論するのは中国では当たり前。「中国人は絶対に謝りませんからね」と言うのは中国在住4年の日本人。
「私のいたオフィスでは、日本人の社長と、中国人女性の社員がよくフロアに響き渡る大声で口論していました。社長に何か言われると、彼女は時に指をさして社長に反論する。彼女の言い分にも一理あるので、社長はやりこめられてブチ切れて灰皿など周りにある物を床に投げつけ…….」
また、ある出張先での出来事。
「社外の現場で食事時間になると、クライアントや目上のスタッフが仕事をしていても、一番下っ端の中国人スタッフがイチ早く弁当を食べ始める。注意すると『だってお腹がすいたんだからしょうがない』。
しかも人前でゲップをするので、これも注意すると、『私じゃなくて、私の胃がゲップしたんです』。自分が悪いのかも、という思考回路は全くないようです。まあ、安易に謝ると責任を追及される社会だから仕方ないのかもしれませんが」
◆「社長を軟禁」も珍しくない
「倍返し」が大規模な労働争議になるケースもある。
たとえば2013年1月、日系メーカー「神明電機」の上海工場で、「遅刻の罰金引き上げ」に怒った中国人の女性工員ら1000人が工場を占拠。日本人社長を含む経営陣10数人が社長室などに閉じ込められ、トイレに行くことも許されずに、「これでしとけ」とばかりにカラのペットボトルが投げ込まれたという。
また2013年7月には、北京にあるアメリカ系医療器具メーカー「スペシャリティ・メディカル・サプライズ・チャイナ」で、レイオフや賃金をめぐるトラブルで、中国人従業員たちが米国人社長を6日間も軟禁した。
ドラマ『半沢直樹』では、貸し倒れの責任をなすりつけて不正を働いていた支店長を、半沢が追い詰め、「告発する」と宣言した。でも結局、告発はせず、支店長がフィリピンの関係会社にトバされることで一件落着。
日本人には胸がスッとするこのドラマも、中国人が見たら「なまヌルい!」ということになりそうだ。 <TEXT/女子SPA!編集部>
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