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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130816-OYT1T00682.htm
2013年8月16日14時54分 読売新聞
飲食店やコンビニエンスストアのアルバイト店員らが業務用冷凍庫に入って撮影した画像などをネットに投稿し、店側が謝罪に追い込まれるケースが相次いでいる。
7月中旬以降、少なくとも7件が発覚。関係した店員の解雇だけでなく、店が監督責任を問われてフランチャイズ契約を解除されたり、閉店に追い込まれたりするなど、安易な行為の代償は深刻だ。
◆「大事になるとは」
今月4日、大阪府門真市の「丸源ラーメン門真店」で、女性店員2人が調理場の冷凍庫の食材をくわえるなどした写真を、ツイッターに投稿した。
店は外部の指摘で事態を把握。翌5日から3日間、営業を休止し、食材の廃棄や庫内の消毒を行った。チェーン展開する「物語コーポレーション」(愛知県豊橋市)によると、問題の2人は高校生で既に解雇。「面白いことをやろうと思った。こんな大事になるとは……」と話したという。
レストラン「ブロンコビリー足立梅島店」(東京都足立区)で18歳の男性店員2人が冷凍庫に入る写真をツイッターに投稿したのは、丸源ラーメンの投稿翌日の5日。2人は解雇され「ふざけてやってしまった」とうなだれたという。
◆ネットで拡散
多発の理由として武田徹・恵泉女学園大学教授(メディア論)は「最初に話題になった画像と似たような投稿をネット利用者が探し出し、ネット上で拡散させたためでは」と推測する。
最初に問題になったのは、アイスクリーム用冷凍庫で寝そべる店員の画像が投稿された「ローソン」(東京)のケース。これ以降、次々に明るみに出たが、中には投稿から1か月以上たってから発覚するなど、過去の画像から探し出されたらしきものもあった。
もう一つの要因が若者へのスマートフォンの普及。総務省が13〜19歳の3000人以上を対象に行った今年の調査では、2011年末で18・2%だったスマホからのネット利用率は、わずか1年で52・9%に急増。丸源ラーメンなどのケースで撮影と投稿にスマホが使われていた。
従来の携帯電話でもカメラやネットは利用できたが、スマホはツイッターやフェイスブックなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)への画像の投稿が簡単。武田教授は「SNSを仲間内でやりとりするツールだと考え、世界中から見られているという感覚が薄かったのでは」と話す。
◆従業員教育を
画像に顔が写ったケースは投稿者の特定も容易だ。弁当チェーン「ほっともっと」の場合、全国約2700店舗の中から約2時間半で店を特定し、閉店した。
企業側のダメージは、苦情の殺到やネット上での「炎上」などもあり、深刻だ。ローソンは、現場となった高知市の店舗のフランチャイズ契約を解除。ブロンコビリー(名古屋市)は足立梅島店を「店のイメージが損なわれ、再開は道義的に許されない」として閉店。投稿した2人に損害賠償を求めることも検討している。
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