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http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130809-00000001-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2013/8/10 08:15
2013年4〜6月期決算を発表済みの企業のうち、想定為替レートを出している企業の平均が1ドル=93円40銭と、期初から1円以上、円安方向に修正されていたことが9日、SMBC日興証券の集計で分かった。自動車など輸出関連企業は、想定レートの見直しとともに通期業績予想を上方修正するケースが多く、為替が追い風となっている状況が鮮明だ。
日興が8日までに決算発表した東証1部上場企業1135社(発表予定の86%)のうち、想定為替レートを発表している317社を対象に集計した。
14年3月期の通期業績見通しが出そろった6月末の平均想定レートは1ドル=92円33銭だった。このときは想定レートを出していなかった8社が今回、新たに発表したほか、45社が期初の予想を修正した。
ブリヂストンは9日、13年1〜6月期連結決算が増収増益となったと発表。原材料価格下落のほか、円安により「輸出採算が改善した」(江藤彰洋常務執行役員)のが要因で、1ドル=89円だった想定レートを1ドル=95円に修正した。同時に13年12月期の連結営業利益予想を従来の3820億円から4000億円に引き上げた。
想定レートを円安方向に修正して92円とするとともに、14年3月期の連結業績予想を引き上げたのはトヨタ自動車。対ドルで1円円安が進めば、年間で400億円の営業増益要因となる計算だ。セイコーホールディングスが9日発表した13年4〜6月期連結決算では、円安で売り上げが伸びたが、国内の販売減と相殺され、営業利益は前年同期並みだった。同社は14年3月期の通期業績見通しを据え置いた。通期業績予想を上方修正しなくても円安が業績を下支えしている格好だ。
足元では円高傾向だが、市場では「これまでの円売りの反動による一時的な調整。夏場で取引材料も少ない中、これ以上、大きく円高に進むとは考えにくい」(みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト)との見方が大勢だ。日興の太田佳代子クオンツアナリストは「1ドル=95〜100円で為替相場が推移すれば、今後も輸出企業の業績の上振れ要因となる」と指摘している。
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