http://www.asyura2.com/13/hasan81/msg/663.html
Tweet |
“隠れ安倍派”を召集!
つまり、安倍総理にとって消費税の引き上げは前門の虎、後門の狼ともいえる難題。これを見透かした麻生財務相がさまざまな圧力をかけているのだが、そこには“ポスト安倍”を巡る暗闘が渦巻いている。
自民党の長老格議員が、その内幕をこう話す。
「自民党の大勝で安倍政権が長期政権となる様相を呈してきたが、この状況は72歳と後がない麻生にとっても千載一遇のチャンスなのです。衆参のねじれが解消しているだけに、安倍に取って代われば3年間やりたい放題の政策が行える。
そのため是が非でも消費税の値上げをさせ、安倍には増税とともに抱き合い心中してほしいと願っている。増税に腰が引けたら、倒閣もやむなしと腹をくくりだしているのです」
ただし、こうした動きは何も麻生財務相に限ったことではない。今や自民党内では絶対安定多数の政権運営に参画を夢見る各派閥の野望が、急速に膨らみ始めているというのだ。
自民党の中堅議員がこう明かす。
「選挙後、参院人事や内閣改造人事を見据えた各派閥が新人議員をスカウトし、増員に奔走しだしていることはすでに報じられているが、実はこれは“ポスト安倍内閣”を睨んだ動きでもあるのです。
各派閥の領袖は、政権奪還、衆参のねじれ解消で安倍の役目はほぼ終わったと見ている。第四の矢を持たないアベノミクスが消費税問題、TPP問題などで早晩、地盤沈下する可能性が高いと見ているからです。つまり、安倍政権に陰りが見えた場合には、数を頼りに主要ポストをせしめようと手ぐすね引いているのです」
もっとも、麻生財務相や党内の派閥領袖たちのこうした目論見は、すでに安倍総理も織り込み済みといわれている。実は、安倍総理は今年3月に鳩山邦夫元総務相と密談。密かに「安倍派」の結成を急がせていたといわれているのだ。官邸スタッフがこう明かす。
「実は、安倍総理はこの会談で鳩山氏に、肥大化し始めた麻生と各派閥の野望を吐露。閣内不一致の噴出や政権運営に陰りが見えた場合に、派閥談合の安倍降ろしが起きないよう、隠れ安倍派の取りまとめを頼んだのです。
これを受けた鳩山氏は、6月5日に東京・音羽の鳩山会館で食事会を催し、派閥横断的に約50人の国会議員らを招き談笑した。その後、総理の下には鳩山氏から『(隠れ安倍派として)30人はいける』との返事があったともいわれているのです」
第一次安倍政権の内閣改造時に、閣僚を押し込まれた揚げ句、不祥事連発で窮地に立たされた経緯があるだけに、安倍総理もこうした動きを警戒。水面下では財務省を操る麻生財務相や党内派閥の野心を跳ね返すための策を講じていたというわけなのだ。
前出の政治部デスクがこう語る。
「安倍は、参院選投開票日に麻生から『あなたは歴史上ない独裁者になる!』とクギを刺されたが、実情は薄氷を踏むような政権運営を模索し始めているのです。その最大の関門となるのが消費税の値上げだが、今後は漁夫の利を得ようとする者たちとの戦いが、さらに熾烈化する」
果たして、消費税は値上げされるのか。引き上げ先送りに動きだした安倍総理と、足を引っ張る政界亡者の抗争が見モノである。
http://wjn.jp/article/detail/6044868/
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。