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2013/8/8 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「スイスのスノーデン」と呼ばれる人物がいる。
英金融大手HSBCの元ジュネーブ支店職員で、現在はフランス政府の保護下に置かれているエルベ・ファルシアニ氏(41)のことだ。 同支店でコンピューター技術者をしていた2005〜07年、顧客リストを5枚のCD―ROMにダウンロードしたのが発端だった。
翌08年、彼は米財務省当局にこの情報を持ち込んだ。同省は調査の結果、HSBCがマネーロンダリングを許容した疑いがあるとして19億ドル(約1900億円)の罰金を科した。
さらに彼は情報をフランス当局に持ち込み、税金逃れで同行に預金を隠していたギリシャ人富豪を突き止めた。そのリストは当時の経済・財政・産業相の名前をとって「ラガルド・リスト」と呼ばれる。ラガルド氏は現国際通貨基金(IMF)専務理事だ。
またスペイン当局は彼から得た情報で脱税容疑者650人以上の隠し財産、約340億円を割り出した。
彼は、イスラエル対外情報機関モサドに誘拐されたこともあったと語っている。モサドはレバノンのイスラム教過激派組織、ヒズボラ関係者の預金情報を追及している。誘拐の真偽は不明だが、なにしろ、外国の富裕層がスイスの銀行に預ける預金は推定約220兆円に達するといわれる。これに対し、彼が持つリストには12万7311人の名前がある。欧州の銀行業界が戦々恐々になるのも無理はない。
スイス当局は一時、ファルシアニ氏が情報漏洩の罪を認め、以後情報提供を慎めば、「執行猶予付き判決」で済ませる、と司法取引を持ち掛けたこともあったという。
ファルシアニ氏はモナコ生まれ。HSBCに勤めていた頃は目立たない存在だったという。米紙ニューヨーク・タイムズによると、現在はフランス人ボディーガード3人が常に付き添い、護衛している。
果たして元CIAのスノーデン氏とソックリではないか。
預金者リストを情報機関の機密ファイルに、保護する国をフランスからロシアに変えれば、ウリ二つの事件になる。
スノーデン氏は05〜07年のCIAジュネーブ支局勤務時代、CIA工作員が銀行員を籠絡して情報を得ようとする例を見て幻滅、CIA退職を決意した。ジュネーブ滞在期間もファルシアニ氏と一部重なる。両者には接点があるかもしれない。
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