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ドコモのツートップ販売は、シャープや富士通、パナソニック、NECカシオを切り捨てることになる。
http://www.asyura2.com/13/hasan81/msg/587.html
投稿者 TORA 日時 2013 年 8 月 07 日 13:20:07: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu293.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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ドコモのツートップ販売は、シャープや富士通、パナソニック、NECカシオを
切り捨てることになる。それならば最初からiPhoneを採用するのとどう違うのか?

2013年8月7日 水曜日

◆ツートップ以外売れない、日本メーカー潰しの愚策じゃないの?NTTドコモ 2013年夏モデルのスマートフォンに思うこと
http://gamegaz.jp/blog/2013/05/15/1128

ほっといても売れるXperiaとGalaxy
現行モデルのXperia ZとGalaxy S3は市場で高く評価されていました。雑誌などでスマートフォン特集が組まれても最初に出てくるのはXperia ZとGalaxy S3でした。

海外でもその2機種はかなり評判が高いので、日本だけでなく世界的にも売れるスマートフォンだったのです。

評判がいい売れている機種を自分も欲しいと思うのが消費者心理というもので、Xperia ZとGalaxy S3を欲しいと思っていた顧客は確かに多かったでしょう。ですからもちろんその最新機種であるXperia AとGalaxy S4もほっといても売れるに決まっています。

そこに輪をかけて販促費で値引きする訳ですから、その2機種だけが売れるのは間違いありません。他の機種は「イマイチ」なうえに「高い」し「買いたいと感じるだけの魅力に欠ける」ので、それこそ大幅値引きでもして価格的メリットがなきゃみんな買いません。

つまり、ドコモはシャープや富士通、パナソニック、NECカシオを売る気がないのです。売れなきゃ開発費がまた削られて次期モデルが更にしょぼくなるか、下手すりゃスマートフォン事業から撤退です。

これでは、結果的にドコモがiPhoneを導入してもしなくても、シャープや富士通、パナソニック、NECカシオにとって結果は一緒ではないでしょうか。

今回のドコモは、今までiPhoneを導入しない言い訳に挙げていた「iPhoneの販売比率が上がると日本のメーカー製が売れなくなるから、日本のメーカーを守るためにもiPhoneは導入できない」という方便すら構っていられない程、自分達の足下が危うくなったということなのでしょう。

ほっといても売れる魅力を身につけたドコモのスマートフォンは、グローバルモデルが海外でもほっといても売れる程魅力にあふれているのです。それこそ「高くてもこれが欲しい」と指名買いされるわけですから、数を売りたければそれ以外のモデルこそ安く販売する必要があるのではないでしょうか。

結局はNMPでの顧客流出を止めて、かつコンテンツで営利を得ることに注力したいと二兎を追う
iPhoneはAppleのストア経由でしかコンテンツを販売できません。iPhoneが売れてもドコモには実入りが少ないのです。常々「土管屋にはなりたくない」といっていたドコモにとって、iPhoneを売ることは単なる回線キャリアの役割(回線というデータの通り道(土管)を提供するだけ、の意味)しか担えないので手を出したくないのです。

現実的にはそれにこだわっているうちに顧客がiPhoneを求めてauやソフトバンクへ転出し続けていて、もう取り返せないところまで来てしまいました。

そこでドコモが選んだ道は、既存の顧客を評判のいいAndroidスマートフォンを安く販売してつなぎ止める、という愚策です。そのためにXperiaやGalaxyという、買っても後悔しない、購入意欲をそそる端末のバラマキに走った訳です。

iPhoneを販売するという最終手段を取る前の、最後のあがき、といったところでしょうか。もしこれでNMP転出に歯止めがかかれば、今後も同じ施策を取らざるを得ないでしょう。全モデルに販促費をばらまき続ける「オールトップ」では体力が持たないはずなので「ツートップ」で2モデル程度に絞って販促費を投入するのが精一杯だとすると、ソニー、シャープ、富士通、パナソニック、NECカシオといった日本のメーカーのうち少なくとも数社は必ず「ツートップ」から外れるのは確実です。

ドコモに見放されたその数社は…iPhoneが幅を利かすauやソフトバンクでも鳴かず飛ばず、開発費がかけられないから評判は良くならず、海外でも受け入れられず遂にはスマートフォン事業から撤退、というシナリオは不可避です。

ドコモが二兎を追うことでデバイスメーカーが付いて来れなくなり、スマートフォンのラインナップが減って不利益を被るのは最終的にはユーザー、という図式が成立します。

提言: もっと長く販売し、時間の経過ごとに販売価格を下げればいい
半年に1度新モデルを大々的に発表するのは構いませんが、旧型になってしまった半年前のモデルの性能は、今や日常使いに困る程低い訳ではありません(スマートフォンに何を求めるかによりますけどね)。

ところが今や1年前のモデルの場合、スマートフォンケースや液晶保護フィルムなどのアクセサリーですら販売店で見かけなくなってしまいました。半年前のモデルのアクセサリーが市場から消えるのも時間の問題でしょう。ですので古いモデルを買ってもアクセサリーを選ぶ楽しさすら存在しないのです。ここがiPhoneとの大きな違いで、基本的に2年間同一形状であるiPhoneは今でもiPhone 4/4Sのアクセサリーは普通に販売されています。

そんな現実を見ていると、ユーザーは次から次へと新しいモデルを買わないといけない流れに乗せられてしまいます。しかし実際携帯電話として実用に困るようなことはないのです。

販売機種を絞り込むのもいいですが、ドコモは月々サポートのバラマキなんかやめて、発売後半年を経過したら徐々に価格を下げて1年半くらい同一モデルを販売してみたらどうでしょうか。全メーカーに半年ごとに最新モデルを投入してもらう必要もありません。せいぜい1年に1回の新モデルで、発売半年後に新色追加くらいで十分です。そのかわりにAndroid OSのバージョンアップへリソースを回すことで本当に長く使える端末が出来上がります。

7万から8万円もする高額商品をそもそも発売直後に5,000円とか1万円の見せかけの価格で販売する体力勝負的な商売がおかしいのです。ドコモユーザーを15年やっていますが、悪あがきはやめて各メーカーが長く(少なくとも2年くらいは)使える魅力を備えたモデルを、きちんと開発費を投入して作ってください。

(私のコメント)
私自身は普段は携帯も持たずに財布くらいしか持って出かけません。いつも手ぶらでバックを持ち歩くこともありません。しかし街行く人を見ると99%の人はバックやリュックサックを持ち歩いています。私のように手ぶらで歩いている人は本当に少ない。

学校への通学や仕事の最中ならバックやリュックを持ち歩くのもわかりますが、それ以外の人は何を持ち歩いているのだろうか? 私が携帯を持ち歩かないのも携帯が重たくて嵩張るからであり、タバコを吸わないのはタバコとライターを持ち歩きたくないからだ。

私はスマホを持っていますが、外出の時も必要がある時以外持ち歩かない。地方に行く時にタクシーを呼ばなけてはならないのでスマホを使っています。ネットやメールはパソコンで十分だし、電話も固定電話を使っています。だから本当は携帯は要らないのですが、地方に行くと公衆電話も無くなり、仕方なくスマホを持っていく。

スマホは最新型でもポケットに入れて歩くには重たくて、バックに入れて持ち歩きます。電車に乗る時もスイカで入る人が多くなり切符を買う人が少なくなりました。電車に年中乗る人ならスイカもいいのでしょうが、電車もたまにしか乗らないからスイカもいらない。

サラリーマンも昔は手ぶらで通勤する人が多かったのですが、タバコのみならずスマホなどを持ち歩くようになったのでバックを持ちようになったのでしょう。それでもスマホを買ったのは1万円そこそこで中古で買ったのですが、通信料金もIIJの二千円足らずの格安の通話料のスマホを使っています。

普段は電源も切ってあるので引き出しの中でしまいっ放しで使っていない。だから携帯については語る資格もないのですが、日本の情報家電メーカーがスマホから撤退するニュースが相次いでいます。NECもスマホから撤退するということですが、パナソニックも撤退するそうです。

情報家電産業は日本のお家芸だったのですが、パソコンもスマホも開発競争から乗り遅れてしまった。ゲーム産業もスマホにゲーム市場を奪われて任天堂も厳しいようです。スマホは携帯パソコンであり、ソフトが決め手になりますが、ソフト開発には多くの人手と費用と期間がかかります。

日本のソフト会社のオフィスは大部屋で机を並べてパソコンに向かっていますが、良くてもパーテーションで仕切っただけの大部屋に変わりがない。日本の会社は年功社会であり、ソフトエンジニアはこのような年功社会にはなじまない。ソフトエンジニアほど能力に差が出る職業もないだろう。

日本ではソフトエンジニアを「IT土方」と呼んでいるようですが、これでは新しいソフト開発ができるわけがない。製造業なら技術の積み重ねが大切だから年功社会でもうまく機能するのでしょうが、ソフト産業ともなると優秀なエンジニアの生産性と普通のエンジニアの生産性とでは100倍の差がつくこともある。

100人の平凡なエンジニアを抱えてプロジェクトをさせても出来ない事が、天才エンジニアなら一人でできるという事であり、このような天才肌のエンジニアを日本型の会社組織では使いこなすことは難しいだろう。例えいたとしても組織からつまはじきにされて追い出されてしまう。

日本の情報家電産業が、ことごとくアメリカの情報産業にしてやられてしまうのも、いわゆる「天才」を大切にしないからだろう。日本ではスティーブ・ジョブスもビル・ゲイツも出てこないのは日本が年功型の組織だからであり、会社を飛び出してベンチャーを立ち上げるといった社会ではないからだ。

NTTドコモがツートップを打ち出したのも、日本の情報家電会社がなかなかiPhoneを上回るようなスマホができないためであり、Androidもアメリカ製の携帯OSだ。日本ではガラパゴス携帯が全盛期でしたが、世界には通用しないものであり規格で囲い込まれて、そこに安住してしまった。

しかしスマートフォンになると規格の壁を乗り越えてしまうから日本のガラパゴス携帯は絶滅の危機に瀕してしまった。パソコンでも日本ではPC-98パソコンが全盛時代でしたが、ウィンドウズが来ると全滅してしまった。このようになってしまうのはソフト開発力に問題があるからですが、経営姿勢に原因があるからだ。

ドコモがiPhoneを採用しないのは国産メーカーを保護するためと言われてきた。しかし今回のツートップ販売は、シャープや富士通、パナソニック、NECカシオを切り捨てることになる。それならば最初からiPhoneを採用するのとどう違うのかわからなくなる。ドコモにとっても顧客の流出が止まらない。

Android OSのバージョンアップも次々と行われれば、それに伴う開発競争についていくのも大変であり、消費者も次々と新型に買い替えを迫られる。しかしパソコンにしてもスマホにしても実用面ではすでに限界が来ており、画期的なソフトが出てこなければ買い替える必要もない。パソコンでもネットができれば十分だからタブレットパソコンが出てきた。しかしタブレットでも日本のメーカーは乗り遅れた。

 

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コメント
 
01. 2013年8月07日 20:54:27 : DZhcVQqAeo
TORAさんへガラパゴス化したことが外国のメーカー(クアルコムやモトローラなど)が所有する特許などの高額なライセンス料から逃げるためです。
(そうでないと、おいしいところを持って行かれてしまい、大損するから。)
 因みに、日本の周波数を決めているのは悪政商のモトローラです。

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