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韓国経済に「6重苦」 “張り子の虎”韓国メーカーが失った勝ちパターン (ZAKZAK) 
http://www.asyura2.com/13/hasan81/msg/556.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 8 月 06 日 00:19:01: igsppGRN/E9PQ
 

「経済民主化」の理想を掲げる朴槿恵大統領だが、韓国製造業が直面する現実は厳しい(ロイター)


韓国経済に「6重苦」 “張り子の虎”韓国メーカーが失った勝ちパターン
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130805/frn1308051810006-n1.htm
2013.08.05 夕刊フジ


 韓国の製造業が「勝ちパターン」を失った。ウォン安で輸出競争力をかさ上げする国策がアベノミクスによって崩壊したことに加え、最大の取引先である中国経済の急減速、そして中国メーカーの安値攻勢も追い討ちをかける。夏場の電力危機、人件費の高騰といった構造問題も深刻だが、生産拠点を海外に移せば雇用が失われ国内市場に大打撃という「六重苦」。輸出依存の韓国経済を負のスパイラルが待ち受ける。

 4〜6月期国内総生産(GDP)が前期比1・1%増と2年ぶりの伸びを示し、韓国銀行(中央銀行)は2013年の成長率を上方修正するなど、回復基調にみえる韓国経済だが、企業の実感は正反対だ。

 韓国の大企業による8月の企業景況指数見通しは92・7と、景気判断の分かれ目となる100を4カ月連続で下回った。中小企業は84・9とさらに落ち込みが目立つ。

 英金融大手HSBCが発表した7月の景況感を示す製造業購買担当者景気指数(PMI)も基準値の50を下回る47・2と10カ月ぶりの低水準だ。

 韓国の輸出メーカーは、国策ともいえるウォン安誘導によって海外市場で競争力を保ってきた。これをぶち壊したのがアベノミクスだ。積極的な金融緩和で超円高が修正されただけで日本メーカーが息を吹き返すことは、第1四半期決算でソニーやパナソニックが業績を急回復させたことで証明された。

 韓国メーカーは“張り子の虎”であることがバレてしまった。4〜6月期決算で、LG電子の営業利益は9%減、現代自動車は5%減。一段と厳しいのは鉄鋼大手のポスコで31%減、現代重工業は20%減となった。サムスン電子は過去最高の業績を記録したものの、市場の予想を下回り、株価は6月以降、低迷したままだ。

 ただ、韓国メーカーが苦しんでいるのはウォン高だけではないという。

 「韓国から輸出している企業にとってみれば、ウォン高よりも影響が大きいのが、中国の減速や過剰生産の問題」と指摘するのは、日本総合研究所上席主任研究員の向山英彦氏。中国経済は「影の銀行(シャドーバンキング)」による地方政府の巨額負債や不動産バブルの崩壊懸念で失速危機にあり、経済成長ありきの生産過剰も中国に頼っている韓国メーカーの不振に拍車をかけているという。

 第一生命経済研究所主任エコノミストの西濱徹氏は、「韓国の電機メーカーを猛追しているのが中国メーカーで、低価格のスマートフォンがアジアやアフリカなど新興国を席巻している。自動車も韓国メーカーは米国市場での燃費表示水増し発覚以降、販売が厳しく、SUV(スポーツ用多目的車)やピックアップトラックのラインアップが薄いという問題も抱えている」と語る。

 そしてこの夏の最大の懸念材料ともいえるのが電力危機だ。原発で偽造部品使用など不祥事が相次いで23基中6基が停止。電力供給は過去最悪水準で、2011年9月のブラックアウト(大停電)再来も懸念されている。最近、韓国を訪ねた向山氏はこう語る。

 「以前は夏場に店舗でガンガン冷房を使っていたが、今年は多くの店が節電をしていた。企業にも電力削減を義務付けるなど神経を使っている。ただ、韓国企業や韓国に進出する企業にとっては安い電力料金がメリットだったが、去年から数回値上げされ、コストアップ要因となっている」

 西濱氏も「電力の安定供給ができないと、減産や生産調整を避けられない。財閥系はある程度優遇されているが、2次請けや3次請け企業には影響が出てくる」と指摘。「日本以上に原子力への依存度が高い韓国にとって、中長期的な観点でも電力需給の安定性が低下すれば、生産拠点が海外へ移り、成長エンジンが失われる可能性がある」という。

 国内では人件費の高騰も懸念されている。朴槿恵(パク・クネ)大統領が掲げる「クネノミクス」の旗印である「経済民主化」も影響しているという。「韓国政府は企業に正規雇用を促しているうえ、労組も労働条件の改善を求めるなど、賃上げ圧力が働いている。企業は安いコストで生産することが難しくなっている」(向山氏)

 こうした大逆風を受け、海外脱出を検討する韓国メーカーも出てきているという。向山氏は続ける。

 「代表格が鉄鋼大手のポスコで、顧客である国内の建設業は不況に見舞われ、自動車メーカーも勢いが落ちている。いまはインドで高炉を建設するという案は計画段階で止まっているが、再び選択肢に浮上する可能性もある」

 メーカーにとって、もはや韓国国内に残る理由は少ないように思われるが、決断は容易ではないという。

 「海外にどんどん工場を作ると国内の雇用が失われる。財閥優遇に対する批判が強いこともあり、大企業にとっては難しい選択だ。海外比率を引き上げることが合理的だが、踏み切れない」(向山氏)

 国内にとどまれば操業不安やコスト上昇が重荷となり、雇用を犠牲に海外に逃げ出せば強い批判にさらされ、国内の消費市場も冷え込む。韓国メーカーはジレンマにもがき苦しんでいる。


 

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コメント
 
01. 2013年8月06日 00:34:54 : FzdLRSVIQy
円安により日本の輸出企業の収益は改善しているものの、輸出数量が増加したとの状況にはなっていない。つまり、アベノミクス以前と同量の物を売って同じだけのドルを稼ぎ、円安により多くの円を手にしているだけ。
すなわち、韓国の輸出を奪い取っているとはいいがたい。
あまり願望で他国の経済を悪く見ないほうがよいんでないの。

02. 2013年8月06日 00:37:47 : ZE5ukFsdfQ
ひとつ方策があるとしたら北朝鮮だがつまり北朝鮮における生産だが
それを北が許すかどうかだがな

03. 2013年8月06日 00:43:22 : nJF6kGWndY

じきに復活するから、あんまり韓国滅亡論を煽って、右寄りB層を喜ばせても意味はないだろう


04. 2013年8月06日 01:19:17 : 4GxHq9ub7o
東京と同じGDPで日本の円の倍のウオンをすっていたのだから破綻するさ。

アベノミクスで日本の円もやっと来年はウォンの年間供給量を超えるが、
ここ数年の累積では来年もウォンの方が供給量は多い。

韓国こそ超異次元金融緩和をやっている国で、
韓国と比べれば日本は低次元緩和だ。



05. 2013年8月06日 04:52:57 : niiL5nr8dQ
JBpress>イノベーション>日本半導体・敗戦から復興へ [日本半導体・敗戦から復興へ]
世界一、日本一の事業を次々と放出したNEC、
玉ねぎの皮を剥いていったら最後に何が残るのか?
2013年08月06日(Tue) 湯之上 隆
 前回の記事「均一性のNECと一点突破の日立」で、NECのDRAMプロセスが「病的なまでの潔癖完璧主義の均一性第一主義」であることを紹介した。

 2012年のエルピーダメモリ経営破綻、それに続くルネサス エレクトロニクスの官民連合による買収、ソニー、パナソニック、シャープの大赤字、社長交代、大規模なリストラ。これらの派手なニュースの陰に隠れていたが、最近、NECに関する報道が目につく。

 どうやらNECが苦境に陥っているようだ。今回は、まず、NECに関する最近の新聞報道を2つ取り上げる。その上で、かつては多くの世界1位や日本1位の製品を生み出し、日本を代表する総合電機メーカーであるNECに一体が起きているのかを考える。

ガラケーだけになったNEC

 「NECスマホ撤退へ、“どこもファミリー”終焉」(日本経済新聞、2013年7月18日)

 2001年にNECは(後にガラケーと呼ばれる)携帯電話の国内市場で28%のトップシェアを獲得していた(図1)。ところが、2010年にカシオや日立製作所と事業を統合(後に日立撤退)したにもかかわらず、2012年のシェアは5.3%まで低下した。


図1 日本国内携帯電話出荷台数(含スマホ)の2001年(左)と2012年(右)の比較
(出所:日経新聞2013年7月18日)
 NECはPC事業を統合した中国レノボとスマートフォン(スマホ)も事業統合を目指したが合意に至らなかった。そして、NTTドコモがスマホをソニーと韓国サムスン電子の2社に集中する「ツートップ戦略」を採用した。日経新聞によれば、ツートップに入れなかったNECをはじめ富士通やパナソニックなど国内メーカーの渉外担当幹部は、NTTドコモの目と鼻の先にある経済産業省の商務情報政策局に、顔色を変えて駆け込んだという。

 しかし、決定は覆らず、旧電々公社時代から続いたドコモファミリーは終焉し、2013年6月までのスマホ販売台数は、ソニーとサムスン電子の2機種が合計123万台に達した一方で、パナソニックは1万5000台、NECは1万台に落ち込んだ。

 このようなことから、NECはスマホから撤退することを決めた。NECに残された携帯端末は、ガラケーしかない。

旧NECエレクトロニクスの鶴岡工場閉鎖へ

 「ルネサス、システムLSIの最先端山形鶴岡工場閉鎖」(日経新聞、2013年7月27日)

 システムLSIを事業の柱とするNECエレクトロニクスは、2002年にNEC本体から切り離されて分社化し、たった1年の超特急で2003年に株式上場した。しかしその後、世界半導体売上高トップ10から陥落するなど、経営不振が続き、2010年にルネサス テクノロジと経営統合して、ルネサス エレクトロニクスとなった。社名が長く紛らわしいので、会社のロゴの色をとって、旧ルネサスを「赤いルネサス」、新ルネサスを「青いルネサス」と巷では呼んでいる。

 青いルネサスは、2012年に経営破綻寸前に陥り、一時期、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に買収されかかったが、経済産業省の情報通信機器課の荒井勝善課長の画策により、政府系ファンドの産業革新機構およびトヨタ自動車や日産自動車などの官民連合がこれを阻止し、この官民ファンドが買収することになった(詳細はJBpress「早期退職者の内訳から見るルネサスの内部事情」2013年3月14日)。

 青いルネサスでは2012年に約7500人を早期退職させた。その内訳を見るとNEC出身者が30%と最も多かった。今年も約3000人の早期退職者を募集するという。

 また全国に19拠点もある工場の売却や閉鎖も進められている。後工程工場では、函館工場(旧日立)、福井工場(旧NEC)、熊本工場(旧三菱)をジェイデバイスに売却した。

 この売却に漏れた熊本錦工場(旧NEC)は閉鎖が噂されているが、その関係者から「何とか生き残るために知恵を貸してくれないか?」と相談を持ちかけられたことがある。半導体工場は、「水と空気と工程管理が得意」だから、「野菜工場に転換したらどうか」と回答したが、その後どうなったのか分からない。

 ちなみに、最近、富士通セミコンダクター社が、福島県会津若松市の半導体工場を植物工場に転換し、10月からカリウム含有量が少ない高付加価値のレタスを生産すると発表した。カリウムが少ないレタスは腎臓病患者など食事制限を受けている人でも食べられる。また無菌状態で栽培されるので、高品質な野菜が生産できる。生産したレタスは、1株400円と露地栽培の3〜4倍で売れるという。価格変動の激しい半導体よりも、高付加価値野菜生産の方が、よっぽど安定したビジネスだと思う。

 話が脱線したが、ダブついた工場の整理のために、ルネサスが旧NECエレクトロニクスの鶴岡工場を閉鎖することになった。日経新聞によれば、台湾TSMCへの売却交渉を進めていたとあるが合意できなかったようだ(そもそも本当に売却交渉を進めていたかどうかは怪しい)。

 鶴岡工場の主力製品は、任天堂「Wii」などのゲーム用システムLSIである。ゲームは今やスマホのアプリとしてダウンロードする時代となった。この結果、ゲーム専用機が売れなくなった。これと同じ事情で、デジタルカメラ、カーナビ、そしてテレビまでが売れなくなっている。スマホ1台あれば事足りるからである。今は亡きスティーブ・ジョブズが市場を切り開いたスマホは、恐ろしいほど大きな波及効果があったわけだ。

なぜNECブランドのスマホをつくらないのか

 それにしても、私にはNECの経営判断がいまひとつよく分からない。

 まず、NECは、NTTドコモから見放され、レノボとの統合も失敗したため、スマホから撤退するわけである。自力でスマホをつくり、自力で海外販売する気はないのだろうか?

 また、ルネサスに統合され資本関係はなくなったとはいえ、旧NECエレクトロニクスのシステムLSI最先端工場が閉鎖される。

 現在、スマホのプロセッサの多くは、英ARMのアーキテクチャ(IP)を使い、米クアルコムが設計し、韓国サムスン電子(今年からTSMC)が製造している。ところが想定以上にスマホが売れたことと、最先端のスマホプロセッサの歩留まりが上がらないことから、2012年はスマホプロセッサの供給が滞ってしまった。これに泣いた規模の小さな日本のスマホメーカーは多かったはずだ。このスマホプロセッサの供給不足の恐怖は、2013年も起きるのではないかと予測されている。

 そのような中、例えば、ルネサスが閉鎖を決めた鶴岡工場をNECが買収し(どうせ閉鎖するのだから買い叩けるのでは?)、クアルコムのファンドリーとして(または自前の設計でもいいが)スマホプロセッサを製造したらいいのではないか? その能力はあるはずだ。

 そして、NECブランドのスマホをつくり、NTTドコモやレノボに挑戦状を叩きつけたらいいじゃないか。スマホは世界で10億台の市場に成長した。たった1億人の、しかも縮小することが確実な日本市場に閉じこもっていること自体、何の意味もない。これを機会に世界に羽ばたけばいいと思うのだが、NECの幹部はどう考えているのだろう。

NECの輝かしき歴史

 ここでNECの歴史を振り返ってみよう。NEC(日本電気)は、1899年に、岩垂邦彦氏と、米AT&Tの製造部門だったウエスタン・エレクトリック社との合弁会社として設立された。つまり、NECは最初から海外企業との合弁からスタートし、グローバルな気質を持っていた(はずの)企業と言えよう。

 戦前は、電話交換機などの通信機器の製造を主な事業としていた、第2次世界大戦中に日米関係が悪化すると住友グループ傘下となった。戦後は、通信関係、真空管や半導体など電子部品、家電・無線通信機器分野へ進出し、コンピュータの開発を開始した。この頃に電々ファミリーのイメージが定着したものと思われる。

 1977年に、小林宏治会長が「C&C(Computer & Communication)」をスローガンに掲げ「コンピュータと通信の融合」を企業理念とした。これをきっかけに、NECは情報・通信を中心とした総合電機メーカーへ邁進する。

 82年に発売されたPC「9800シリーズ」は、約15年間にわたって日本のパソコン市場を席巻し、全盛期には日本の「国民機」とまで呼ばれるようになった。この間の世界シェアのデータを筆者は持っていないが、もしあるとしたら、NECの98は世界一だった時もあるのではないか。

 86年には半導体売上高で世界1位となり、92年に米インテルに抜かれるまで6年間世界1位の座に君臨した。インテルに抜かれた後も99年までは2位を維持した。DRAMにおいても、86年に売上高世界一になり、1997年までは常に世界トップ3の中に入っていた。日本半導体メーカーで、世界一になったのはNECをおいて他にない。

 そして、携帯電話においてもガラケーの時代には、日本国内ではシェア1位であったのは、冒頭で述べた通りである。

半導体をすべて放出しておかしくなったNEC

 このようにNECは、PCで日本一(もしかしたら世界一)、半導体で世界一、DRAMで世界一、ガラケーで日本一と、輝かしい歴史を築いてきた日本を代表する総合電機メーカーである。

 そのNECがいつからおかしくなったのか?

 まず、NECの売上高と営業利益の推移を見てみよう(図2)。85年から2001年まで順調に売り上げを拡大し、この約15年間で売り上げは倍増した。しかし、ITバブル崩壊後は減少に転じている。特にリーマン・ショック前後からの落ち込みは激しく、5兆円から3兆円にまで低下している。また、営業利益は、85年から現在に至るまで非常に低調である。営業利益率にすると、平均して2%程度である。


図2 NECの売上高および営業利益
(出所:NECのIR資料をもとに筆者作成)
 次に売上高、R&D費、社員数の推移を見てみよう(図3)。3種類の数値を同じグラフで比較できるように、それぞれの最大値を100として規格化した。


図3 最大値で規格化したNECの売上高、R&D費、社員数
(出所:NECのIR資料をもとに筆者作成)
 売上高のピークが2001年にあることはすでに述べた。R&D費の最大値は98年にあるが、それ以外にも大きな山が92年と2008年にある。リーマン・ショック以降は劇的に落ち込み、最大値の40%になっている。

 社員数の最大値は99年にある。このとき、NECにはグループ全体で15万7000人もの社員がいた。2000年以降、若干減少したものの2007年にもう1つ山があって15万4000人を超えた。ところが、その後急速に社員数は減少し、現在は最大値の60%程度(10万人)になった。

 最後にNECの売上高の海外比率を見てみよう(図4)。海外比率は総じて高くない。創設時はインターナショナルだったが、実は内向きの企業体質と言える。


図4 NECの海外およびアジア売上高比率
(出所:NECのIR資料をもとに筆者作成)
 海外比率のピークは98年の30%である。その後減少に転じ、2005年に27%まで戻したが、急速に減少して現在は15%程度である。また、アジア市場比率を見ると(途中データがない部分もあるが)、10%を超えたことはなく、現在は5%程度に沈んでいる。

 これらすべてを考慮すると、結局NECは、売上高が減少し始める2000年前後からおかしくなったように見える。99年12月にかつて世界一だったDRAMを日立との合弁会社エルピーダとして切り離し、2002年にかつて6年間も世界一だった半導体(システムLSI)をNECエレクトロニクスとして分社化した。

 つまり、半導体をすべて放出したあたりが、NECのターニングポイントだったのではないか?

玉ねぎの皮を剥いていった最後に何が残る?

 その後、NECは、80年代に98シリーズとして一世を風靡したPC事業を、2011年にレノボと統合した。翌2012年にはレノボ株をすべて売却したことから、PC事業も手放したと言える。

 図2を見て分かるようにNECが巨額の営業赤字を計上したのは98年度(2247億円の赤字)と2002年度(4612億円の赤字)の2度しかない。リーマン・ショックの翌年度も62億円の赤字に踏みとどまり、その次の年には黒字に転化している。

 しかし、半導体、DRAM、PCと、世界一(または日本一)だった事業はすべて放出してしまった。その上、世界全体がスマホに乗り出している中、かつてガラケー日本一だったNECは、スマホから撤退するというのである。

 しかも、海外売上比率15%およびアジア売上比率5%が示すように、経済力を持ち始めたアジアの新興国でのビジネスはほとんどできていない。視線は日本国内だけに向いている。

 何だかNECを見ていると、玉ねぎの皮(しかもそれは世界一や日本一の皮)を外から次々に剥いて捨てているように見える。DRAMやシステムLSIはシリコンサイクルがあり、サイクルの底では赤字となる。PCはモジュール部品の組み立てとなり、利益を出しにくい構造になった。だからNECはこれらを放出したのかもしれないが、放出後も営業利益率は低調のままである。玉ねぎの皮を剥くように、次第に規模だけが小さくなってしまっている。

 皮を剥き切った玉ねぎに何が残るというのだろうか? 

 NECの2013年のアニュアルレポートを見ると、「社会ソリューション」をキーワードとして、事業を「パブリック」「エンタープライズ」「テレコムキャリア」「システムプラットフォーム」「その他」という5つのセグメントに分けている(ちなみにガラケーはその他に分類されている)。

 そして、営業利益率5%、海外売上比率25%を目指すとしている。しかし、私の本音を言えば、かつて半導体やPCで1位をほしいままにしてきたNECが目指す数字としては、あまりにも寂しすぎるのだ。

 経営陣は後で突っ込まれないように、堅実、確実な線を目標に掲げているのかもしれない。しかし、まだ少なくとも10万人の社員がいるのである。彼らが目を輝かせて前のめりになるような、野心溢れる目標を打ち出してほしいと思う。頼むから。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/38378


06. 2013年8月06日 06:22:07 : L3oWjvNiyM
経済のグローバル化が諸悪の根源だ。
経済のグローバル化は自然現象では決してない。
ユダヤアメリカの大戦略なのだ。
このまま経済のグローバル化に流されれば、韓国は明日の日本だ。

金融自由化を制限し、保護貿易へ。


07. 2013年8月06日 06:58:57 : TbIRCaJGxM
>「海外にどんどん工場を作ると国内の雇用が失われる。財閥優遇に対する批判が強いこともあり、大企業にとっては難しい選択だ。海外比率を引き上げることが合理的だが、踏み切れない」

物は言い様ですね。
韓国の輸出企業は補助金・低税率・通貨安政策を初めとした財閥への優遇措置によって成立してる、
サムスンなんかも一旦利益を韓国国内に持ち込むんだ。
各種優遇措置=国際競争力となってるから出て行けないんだよ。
ちょっとした通貨変動でも直ぐ悲鳴を上げる財閥輸出企業群、自助努力が足らない。
韓国国民からの援助(優遇措置)の間に何をやってたんだろうか?
逆に、韓国・政府・国民を海外に出て行く出て行くと脅してる、出て行けるはずはないんだよ。


08. 2013年8月06日 08:04:03 : KO4C9oEhYU
中国でシャドーバンキング問題になっていますが韓国には無いのでしょうか。朝鮮韓国の高利貸が日本で活躍するぐらいだからきっとあると思うのですが。それに悪徳金融ユダ金が韓国経済を牛耳っているのですから中国でやって韓国でやらないはずはないでしょう。日本はユダ金がいるのにどうかって。シャドーバンキングをする必要がないほどやりたい放題です。それに近じかTPPに参加させるので日本でも高利貸をやります。そしたら朝鮮の方の活躍の場が再現されますね。例にもれず日本も売国奴の国でバカな国民が大量にいる国です。日本の街角インタビューを聞いていると何とバカなのかと反吐が出ます。それだけ日本は新聞テレビが大活躍をしています。日本人は鵜なのです。ついつい日本の話になりすみません。

09. 2013年8月07日 10:04:14 : niiL5nr8dQ
JBpress>海外>アジア [アジア]
韓国が罹患した恐ろしい病気、コンジュビョン
さらに怖いのが王妃様病、しかしなぜか王様病はない
2013年08月07日(Wed) アン・ヨンヒ
 筆者の名前には、恥ずかしながら「姫」という字が入る。漢字で「姫」と書くと、日本ではよく「お姫様なんだ」とからかわれるが、韓国での「姫」は別段、お姫様ではなく、「女子」という意味である。

 同じ漢字圏ではあるが、韓国ではお姫様を「姫」という字で表さず「公主(コンジュ)」と書く。それに「お姫様なんだ」と言われると、韓国人としてはあまりいい気がしない。なぜなら韓国では「お姫様病」という言葉があり、あまり良い意味ではないからだ。

お姫様病の餌食となる彼氏と母親の悲劇

 「お姫様病(公主病)」とは、国語辞典によると、「名詞:若い女性がまるで自分自身がお姫様のようにかわいくて高貴であると勘違いすることを俗に云う言葉」とある。

 また、韓国斗山百科事典によると、「自分の容貌や立場などお構いなしに、まるで王宮のお姫様だと錯覚している新世代の無鉄砲な少女の心理的症状の1つ。こうした子供は集団の中では目立つ存在で、出たがり、目立ちたがりの一種の誇大妄想だ」とある。

 つまり、「自分を童話に出てくるきれいで高貴な身分のお姫様だと勘違いする若い女性のことである」。

 韓国は、1910年大韓帝国を最後に王政はなくなり、現在では王族も貴族もない民主主義国家となった。だから、通常お姫様は存在しない。

 だが、少子化の世の中、女の子は誰でも家庭の中では「お姫様」、男の子は「王子様」として大事に育てられ、家の中に君臨する。

 だが、学校や社会生活をしていくうちに、徐々にお姫様だった人も普通の人に降格する。それが自然な流れなのだが、その流れに乗れず、思春期を迎えてしまった人たちは「お姫様病」にかかり、現実との乖離がますます広がってしまう。

 まず、お姫様病にかかると、自分はこの世で一番きれいでかわいいと思い(童話やディズニーの影響で、なぜか西洋の美女だと思うことが多い)、友だちや家族はすべて自分の身の回りを世話する世話係だと勘違いして、こき使う。

 こうした勘違いは、小さいときから家族にちやほやされて育った人に現われやすい。特に、「お姫様病」にかかった女性を彼女にした彼氏の運命は悲惨だ。

 お姫様には家来が必要なのだが、大体は自分のことを愛しんでくれる相手がその家来になりやすいので、彼氏や母親はその餌食になってしまう。

 末期的症状になると、自分は男性にもてると思ったり、人々の関心はすべて自分に集中していると感じるなど、ますます自己陶酔に陥りやすい。

子供に自信を持たせるため躾をためらう

 人から「お姫様病」だと罵られるのは外見がよくないのに、自分ではキレイでかわいいと勘違いしている人の場合が多い。

 これも一種のルッキズム(Lookism:外見至上主義)ではあるが、きれいでかわいい若い女性はお姫様病にかかってもそれほど文句を言われないが、そうでない人に対しての社会の風当たりは強い。

 さて、こうしたお姫様病や王子病は韓国の少子化によりさらに強まった。韓国の少子化はとても深刻な問題であり、韓国の2012年の出生率は223カ国のうち、218位(1.23%)と最下位に属している。ちなみに、日本は204位(1.39%)である。

 少子化とともに、育児コンサルタントや育児の本に頼る親も多くなっている。そうした本や彼らのコメントによると、子供には自信感を持たせることが重要だという。だから悪さをしても子供を躾けない親が増える。

 また、子供に自信をつけさせるためについた嘘(例えば、女の子には世界一かわいいとか、男の子には世界一賢いとか)を額面通りに信じてしまった子供たちが量産された。

 幼稚園を過ぎ、小学校に入ればある程度、現実を認識し始めてもいいのに、専業主婦の母親が子供を四六時中ケアしているせいで、少しも自分で何かをすることがない。

 また、お姫様病の人が結婚をして症状が進むと「王妃様病」にかかることもある。

 王妃病にかかった女性の旦那さんは「王様病」にかからない。「王子様病」はあっても「王様病」はないからだ。

 なぜなら、もともと韓国は男尊女卑の国で、王様のように君臨する人は家長制度に慣れているだけで、それを社会現象と見ることはない。

ITがお姫様病を重篤にし伝染させる

 つまり、「お姫様病」や「王子様病」という変なネーミングではあるが、実際は自己陶酔で自己中心的な子供もしくは大人の女性のことを指すのである。

 ここで、1つ気になることは自己中心的な大人の女性はお姫様病と言われ、社会的にバッシングされるが、大人の男性はそうではないということだ。こうした言葉による差別化が見られるのも面白い現象に思える。

 こうした「お姫様病」にかかった人たちは自己顕示欲が非常に高いのだが、まさに現代のITやブログ全盛時代は彼女たちにとって天国状態と言えよう。

 ブログでいろいろな自慢話をし、自分の美しさをアピールする。ブログにアップする写真の撮り方ひとつを取っても自分をきれいに見せる技を持っていると言える。

 さて、携帯電話ひとつを見てもその人がお姫様病かどうかを知ることができる。

 携帯の初期画面に家族や動物などの写真でなく、本人の写真があれば、その人はお姫様病にかかっている確率がとてつもなく高い。

 「お姫様病」は感染のおそれが多々あるので、くれぐれも感染しないよう気をつけるべきである。


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