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http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20130804/ecn1308040728001-n1.htm
2013.08.04 本当は教えたくないマンション業界の秘密 榊淳司 ZAKZAK
今時の若者たちは車を買わなくなり、結婚もしなくなったといわれている。その有力な原因と考えられるのは、やはり収入の低さ。そして不安定さ。年収300万円が、結婚に踏み切るかどうかの境目になっているそうだ。
マイホームの場合は、もう少しハードルが高い。都市部で新築のマンションを買おうと思えば、最低限、年収400万円は必要。東京の近郊なら、それが500万円から600万円になる。
では、年収300万円以下は、マイホームを諦めなければいけないのか。
そんなことはない。私は4年前に「年収200万円台からのマイホーム戦略」という本を書いた。その中身を少しだけ紹介しよう。
まず、新築には手を出さない。理由は価格が高いから。東京や大阪なら山手線、環状線の主要駅から急行30分圏で、新築マンションの価格は、中古より2割以上も高い。さらに郊外では新築住宅の価格は、中古の倍近くになっている場合が多い。
狙うのは、築20年以上の中古。それも1000万円以下の物件がいい。
「そんな物件、あるわけないじゃない!」
こんな声が聞こえてきそうだ。
実は、「ヤフー!」の「不動産」などで調べれば、すぐに見つかる。都心から急行30分以上の郊外で中古マンションや一戸建てを探してみると、割合多く出てくる。中には300万円台や400万円台のものもたくさんある。
例えば、東京駅から総武線で34分の稲毛。さらに駅からバス10分の西小中台団地。48平方メートルの3DKが290万円で売り出されている。
大阪なら大阪難波駅から近鉄で39分。新大宮駅徒歩10分の奈良三条町住宅。約80平方メートルが470万円。年収300万円でも十分に買える価格だ(いずれも1日現在)。しかも、通勤圏。
予算を700万〜1000万円に上げると、さらに選択肢が広がる。それに、こういう買い手需要の薄い物件は、値引き交渉も有利で、さらに安く買える可能性がある。
「そんな安いマンション、ボロボロじゃないの」
確かにそうだろう。しかし、リフォームすればいい。トイレ、浴室、台所、キッチンすべてを取り換えても、上手に業者を選べば300万円以内に収まる。壁や床は自分で張り替えれば材料費だけ。
「素人がそんなことできるの?」
ガス管をつないだり、電気配線などは専門家に頼むべきだ。でも、素人で大抵のことはできる。「セルフリフォーム」といって、サポートしてくれるリフォーム業者もいる。ホームセンターなどが開く講習会に参加するのもいい。自分で手間ひまかけて仕上げたマイホームには、格段の愛着が湧くはずだ。
日本人は、マイホームに対して「無理して買ってこそ価値がある」というおかしな幻想を抱いている。これからは「家余り時代」。年収が低くても自分らしいマイホームを無理せず手に入れられる。
■榊淳司(さかき・あつし) 住宅ジャーナリスト。1962年、京都府出身。同志社大法学部および慶応大文学部卒。不動産の広告・販売戦略立案の現場に20年以上携わる。不動産会社の注意情報や物件の価格評価の分析に定評がある(www.sakakiatsushi.com)。著書に「年収200万円からのマイホーム戦略」(WAVE出版)など。
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