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コンビニエンスストア各社が、豆や製法にこだわった低価格のコーヒーを相次ぎ店頭で売り始めた。缶コーヒー並みの価格で本格コーヒーが味わえるとあって売り上げは急伸。コーヒーチェーンや飲料業界の脅威になっている。(伊東浩一)
「百円でこの味なら満足。忙しい時は専門店まで行かずにここで買う」。東京都千代田区のセブン−イレブンで、百円コーヒー「セブンカフェ」を手にした男性会社員(48)は話した。
セブンカフェは、客が自らレジの横などに置かれた機械にカップをセットしボタンを押すと、その場で豆がひかれ、四十五秒で本格ドリップコーヒーが出来上がる仕組みだ。七月末時点で計画を四割上回る一店当たり一日八十三杯を販売。猛暑の影響でアイスコーヒーが八割超を占める。
「この価格でこの味のコーヒーが飲めるのか、という驚きを与えたことがヒットの理由」と担当者。大量発注を条件に、メーカーから独自のコーヒーマシンを安く調達したことで低価格を実現させた。セブンより先にセルフ式ドリップコーヒーを導入していたサークルKサンクスは六月、百三十円の価格を百円に値下げして対抗。ミニストップも従来より小さいサイズを百円で発売した。「ワンコイン」の効果は絶大で、売り上げはサークルKが倍増。ミニストップも10%超伸びた。
一方、ローソンとファミリーマートは「百円戦争」には加わらず付加価値を追求。高圧蒸気でうま味を引き出すエスプレッソコーヒーをそれぞれ百八十円、百五十円で売る。
各社がこだわりのコーヒーを強化する背景には、喫煙率低下に伴うたばこの販売減がある。本格コーヒーを複数回買った人の比率はセブンで55%、ローソンで40%と高く、菓子などの「ついで買い」をする人も多い。
競争の影響はコンビニ業界にとどまらない。全日本コーヒー協会の調査では、コンビニの本格コーヒーを買った人のうち三割近くが「専門店の持ち帰りコーヒーや缶コーヒーを買う機会が減った」と答えた。同協会の西野豊秀専務理事は「業界の枠を超えた味や価格の競争が一層激しくなる」と予想する。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013080390135740.html
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